サステナビリティ | 社会ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン
基本的な考え方
TDKグループは、グローバルに事業展開する多数のグループ企業から形成されています。TDKの長期ビジョンの達成に向け、多様な個性を持つチームメンバー(従業員)が、それぞれの能力をTDKの価値創造のために最大限発揮できる環境を整備することは、TDKグループの今後の成長にとって必要不可欠です。TDKグループは、組織のDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を促進し、革新的な創造を生み出し続け、競争力を高めています。
2025年版統合報告書の中で、専務執行役員Chief Human Resources Officer(兼)人財本部長アンドレアス・ケラーは「当社は当社自身をオーケストラではなく、多種多様な才能・技術・個性を持ったプレイヤーたちが集うビッグ・ジャズ・バンドであると考えています。ビッグ・ジャズ・バンド『TDK United』の多様性は人財戦略としてのDE&Iを実現しており、買収先の企業が培ってきた文化への尊重、異なる個性のぶつかり合いから生まれるイノベーション、創造性・意欲・想いを最高の形で発揮する自発性と共創―こうした組織風土を大切にしてきた結果として、当社の持つ多様性が競争優位性の源泉となっているといえます。」とTDKグループのDE&Iを表現しています。
TDKグループは中長期の人財戦略として「インクルーシブ・リーダーシップ」を掲げています。インクルーシブ・リーダーシップの実現には、チームメンバー全員が受け入れられ、支えられ、ビロンギング(Belonging、帰属意識)の感覚をもてる環境を作り出すことが必要であり、ビジネスや世界にポジティブな影響を与えることができると考えています。全チームメンバーが積極的に実践することで変革を推進しつつ、明確な目標とオープンなフィードバックを通じてエンゲージメントを促進します。
DE&I推進のための指針
TDKグループがDE&Iを促進する上では次の点に注力しています。
- Awareness : 認識
◦DE&Iの重要性と意義への認識
◦DE&Iを推進する上でのチームメンバーが担う役割への認識 - Action : 行動
◦インクルーシブな考えを備えたリーダーシップ行動
◦DE&Iをすべての活動に組み込む行動
◦エンゲージメントとビロンギングの向上につながる行動 - Accountability : 説明責任
◦インクルーシブな考えを備えた企業文化の創造
◦DE&Iの浸透を確認するための指標(チームメンバー・エンゲージメント調査への参加率等)
ガバナンス
DE&I推進のため、TDKグループはアジア、欧州、北米の人事部門のリーダーで構成するグローバルのDE&Iチームのもと、グローバル全体でのインクルーシブな行動を喚起する活動を展開しています。活動の計画、進捗状況については取締役会で定期的に報告し、承認を得ています。
人財全体のガバナンス体制につきましてはリンク先をご覧ください。
関連情報
戦略
グローバル戦略:以下の活動を通じて、TDKグループにおける人財活用戦略を支援しています。
- グローバルや地域での人事活動において、戦略的なDE&I促進の支援
- 全チームメンバーのTDKグループへのビロンギングの向上
- 多様性に富む人財パイプラインを構築するため、投資対象となる人財の発掘と投資
リスク管理
DE&Iの目標に対する進捗状況をモニタリングするため、以下の指標を確認しています。未達事項に対しては必要な調整を行います。
- トップ、ミドル、ジュニアマネジメント層における女性の割合
- 技術職における女性の割合
- 事業部門における女性の割合
- 社外からの採用における女性の割合
- グローバルマネジメント開発プログラムに参加する女性の割合
- 海外赴任をする女性の割合
- チームメンバー・エンゲージメント調査におけるチームメンバーのビロンギングのスコア
指標と目標
中長期目標
TDKグループは、女性チームメンバーのキャリアアップと能力開発を促進し続けています。多様性の一つである女性の活躍に注力し、女性の持つ能力、価値、可能性をさらに引き出し、TDKグループの成長につなげていきます。
女性管理職比率の目標と実績(%)
| 実績 | 目標 | ||||
| 2024 | 2025 | 2026 | 2030 | 2035 | |
| TDKグループ | 22 | 23 | 22.9 | 25 | - |
| TDK(株) | 4.8 | 5.3 | 5.7 | - | 15 |
2025年度の目標と実績
| 2025年度目標 | 実績 |
|---|---|
| グローバルマネジメント人財開発プログラム
女性参加率目標 30% |
26% |
評価と今後の取り組み
| 2026年度目標 |
|---|
| グローバルマネジメント人財開発プログラム 女性参加率目標 30% |
上記の目標は、TDKのグローバルマネジメント人財開発プログラムにおいて、すべてのチームメンバーが公平かつ平等に参加できるようにするためのものです。
また、女性のキャリア開発の一環としてグローバル拠点間の女性の駐在を促進しており、TDKグループ全体での女性の海外駐在者数および海外駐在員における女性比率を観測し、女性の更なる育成にグループを挙げて注力しています。
取り組み
国際女性デーウィーク開催
1975年に国連によって公式に承認されて以来、3月8日に祝われる国際女性デーは、社会、経済、文化、政治の各分野における女性の功績を称える日として、世界中でさまざまなイベントが開催されています。
TDKグループは国際女性デーを社内、業界内、そして業界を超えて、女性の活躍と貢献を祝福するとともに、さらなる発展につなげることに努めています。
2026年は3月2日から6日の5日間を「TDK国際女性デーウィーク2026」とし、社長執行役員CEOの齋藤からのメッセージ発信を皮切りに、グループをあげてさまざまなイベントが世界中で開催され、各地のチームメンバーが参加しました。国連の「国際女性デー」公式サイトでは、TDK社長執行役員CEOの齋藤がメッセージを投稿しています。詳しいイベントの開催レポートは、下記のリンクからご覧ください。
関連情報
LGBTQ+への取り組み
TDKグループはDE&I方針のもと、性別、性自認、性的指向に関わらず誰もが自分らしく働ける職場づくりを推進しています。
TDK株式会社では、2025年から新たにマネージャー層対象のLGBTQ+管理職研修や、映画上映の啓蒙イベントを開始しました。また、支援の輪を可視化するため「アライハンドブック」やステッカーを配布し、一人ひとりが理解者(アライ)として行動することを促しています。 同性パートナーシップ制度の導入や相談窓口設置などの環境整備にも取り組み、こうした活動が評価され、2025年も一般社団法人work with Prideによる「PRIDE指標」で最高評価の「ゴールド」を連続受賞しました。
ダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックスへの継続参加
TDKグループは、経済、環境、社会の各基準を網羅するサステイナビリティ・パフォーマンスに基づき、世界の主要企業の株式パフォーマンスを特定・追跡するベンチマークであるダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックスへの参加を通じて、DE&Iの成果に対する説明を続けています。
障がいのあるチームメンバーの活躍
TDK株式会社には140名を超える障がいのあるチームメンバーが在籍しており、その8割以上は正社員として活躍しています。障がいのあるチームメンバーが在宅勤務を行いながら遠隔拠点の業務を担うなど、障がいに応じた柔軟な働き方も積極的に導入しています。 差別の禁止と合理的配慮を学ぶeラーニングや、イントラネットでのチームメンバー紹介を通じて相互理解を深めるほか、一部拠点では受入職場向けの手話学習会を行うなど、きめ細かな支援も開始しました。2025年6月時点の雇用率は2.56%であり、雇用率は着実に向上しています。
