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製品によるSDGsへの貢献
TDKグループの製品によるSDGsへの貢献事例をご紹介します。
TDK株式会社
温度センサの小型化が支える光伝送システム
5G通信や車間距離測定用のLiDARに代表されるように、光伝送システムは著しい発展を遂げています。その中の重要部品の一つとしてレーザーダイオードがあります。レーザーダイオードは小型装置で大きなレーザー出力を得られるため、幅広く利用されています。レーザーダイオードは波長が温度により変化するため、この温度制御はレーザーダイオードにとって重要な課題です。
NTCサーミスタは、温度上昇に伴い抵抗値が減少する半導体材料を用いた温度センサです。TDKのワイヤボンディング対応NTCサーミスタは、独自のプロセス技術と材料技術により、 小型で、かつ実装時の配置場所の自由度が高いワイヤボンディングによる実装が可能です。これにより、レーザーダイオードの近くにNTCサーミスタを配置できるため高精度な温度検知が可能になりました。
本製品の小型化により、輸送時のコスト削減と、CO2の排出量を削減することが可能になりました。それに加え、使用電力の省電力化にも寄与します。
TDK株式会社
TMR角度センサによる高効率な電動モーター制御で電動モビリティ普及に貢献
環境意識の高まりで、モビリティ市場では「EVシフト」が進行中です。車両の動力源となる電動モーターには、効率性と性能の両立が求められます。電動モーターの回転角度検出は、車両の制御システムの精度と効率を支える重要な役割を担います。現在主流のレゾルバはコストやサイズに課題があり、またこれらの課題は角度センサ技術の進化を妨げる要因となっていることから、新しいアプローチが求められています。
TMR角度センサは、磁石の磁場方向を検知する磁気センサの一種であり、モーターの回転角度を高精度に検出し、効率的な制御を可能にします。TDKのTMR角度センサは独自のプロセス技術により、磁気センサ業界で最高クラスの高精度な角度検知が可能です。また、広い温度範囲にわたって極めて安定した出力特性を持つことから温度補正処理が不要で、システム全体の小型化・低コスト化に寄与し、効率的なシステムを可能にします。
TDK Electronics AG
鉄道用途向けライフサイクル持続性を向上させたフィルムコンデンサ
環境問題に対する関心が高まる中、貨物輸送をトラックから、地球環境にやさしく大量輸送が可能な鉄道や船舶に移行させる「モーダルシフト」が注目されています。鉄道車両の省エネルギー化に重要なのが、電力を効率よく変換、制御するパワーエレクトロニクス技術です。TDKのフィルムコンデンサModCapは、最先端の設計手法により、小型・軽量化、信頼性と耐久性を持ち、また業界に先駆けて標準規格化とモジュール化を実現しています。
さらにModCapシリーズには、バイオ由来のサステナブルフィルムが採用されています。環境にやさしい材料を使用することで、製品の初期段階から環境に貢献します。ModCapシリーズはすべてバイオサーキュラー素材を使用しています。
TDKでは、部品のライフサイクルを延ばすことで不要な材料を削減し、廃棄物をより適切に管理するため、サーキュラーエコノミーに関するアプローチを研究しています。サプライヤーとも協力して開発を進める中で、食品分野で使われているバイオベースフィルムをコンデンサに使用するという提案がなされました。このバイオベースフィルムは、従来の製品と同じ電気的特性を持ちます。この技術はModCap以外のフィルムコンデンサにも対応できます。
TDK株式会社
建設分野におけるDX推進に向けた建設サイト向けセンシングソリューション
建設分野は、私たちの生活に大切な建物やインフラを整備する重要な分野です。しかし、近年、労働者不足、安全性、環境問題などさまざまな課題に直面しています。
建築工事や土木工事の現場における地盤等の変位や構造物の傾斜を知ることは、安全上、重要な管理ポイントになります。従来は、地盤等の変位や構造物の傾斜などを測定するため、測定ポイントにセンサを設置し、有線ケーブルでデータロガーなどと接続しデータ収集を行ってきました。広い建設現場においては、複数の測定ポイントに対して、有線ケーブルで機器同士を接続するために多くの時間と労力がかかる課題がありました。このような事例を含め、建設業界全体としてDXの普及による効率化が必要となっています。
TDKが開発した傾斜計測システムは、3軸MEMS加速度センサと独自のデータ処理技術により、高精度な計測を実現しています。また、920MHz帯を使用した無線通信方式を採用することにより、Wi-FiやBluetoothとの干渉がなく、長距離のデータ通信が可能です。複数の傾斜計で測定されたデータはクラウドサーバーやPCに集約され、一元的に管理ができ、遠隔で確認できます。また、傾斜計測システムは、計測値が設定したレベルに達した際には、あらかじめ設定された作業者等の宛先へメールで通知することも可能です。機器の設置作業においては、各機器を接続する有線ケーブルを必要としないため、現場におけるケーブル配線の負荷が軽減されます。このシステムの代表的なセンサ端末である無線式高精度傾斜計は、電池駆動方式で、3年以上(通信間隔10分時)の連続動作が可能な省電力設計により、バッテリー交換の手間も省けます。
TDKはセンサ技術を活用したシステムで、建設業界におけるDXへの貢献を目指します。
TDK SensEI
エッジAIとセンサ技術を統合し産業機械の予知保全を実現
工場をはじめとする生産現場では、機械・設備の異常を未然に防いで、ダウンタイム(停止時間)を抑えることが求められます。壊れてから対応するのではなく、異常を予知し、事前にメンテナンスをすることで設備の稼働率を上げ、生産性を高めることができます。
TDK SensEIのedgeRXは、AIを搭載したエッジセンサデバイスを用いて産業機械の状態監視を実現するプラットフォームです。AIアルゴリズム、エッジコンピューティング、高性能なセンサデバイスを統合することで、産業機械の状態をリアルタイムで監視するとともに、ダウンタイムの削減や生産性向上に繋がる洞察をもたらし、保守タイミングを通知するアラート機能を提供します。