サステナビリティ | 社会人財

基本的な考え方

サステナブルな未来には私たち人間や地球そのものが繁栄し続けるための無限の可能性が存在し、TDKはそのために絶えず自己変革に取り組んでいます。そしてその変革(トランスフォーメーション)が、変わり続ける世界で成功するための不可欠な戦略であることは疑いありません。

今や、世界中の消費者や企業の購買担当者が、意思決定に際してCO2排出量やエネルギー効率、デジタル化を重視するようになり、企業活動も社会・環境にポジティブな影響をもたらすことが求められています。
TDKは、こうした機会を獲得していくため、「人財戦略」(People Strategy)を通じて、「ダイバーシティ(多様性)の尊重」「インクルーシブリーダーシップの推進」「すべてのチームメンバー(従業員)が価値や存在そのものを認められる企業文化」の醸成に注力しています。

そしてその結果として、チームメンバーが互いに協働し、画期的な技術・製品・プロセス・ソリューションを創出し、地域・コミュニティのみならず全世界に対してポジティブな影響をもたらす企業を目指します。
私たちは、TDK Unitedとして協力し合い、人と企業文化を通じてサステナブルな変革を生み出していきます。

ガバナンス

グローバル人事機能は、TDKの社長執行役員CEO直属のChief People and Sustainability Officer(CPSO)が直轄する組織であり、CPSOは執行役員・各ビジネスカンパニー・本部長と連携しながら、取締役会に対して「人財戦略」を立案・実行する責任を負っています。

人事機能はグローバル・地域単位・拠点単位のさまざまなレベルでグループ会社と横断的に協力しながら最適な人財戦略・HRテクノロジー・サービスを提供しています。これらの取り組みは、CPSOから経営会議で定期的に報告され、討議されています。

戦略

TDK Unitedとは、皆でともに変革すること、またTDKの人財・組織・リーダーシップといった「人的能力」の価値を高めるための協働を意味します。TDKでは、以下の項目に重点を置いた統合的な人財戦略を策定しました。

  • 人財を惹き付け育成すること:
    多様性のあるチームを発掘し、TDKの競争力を高めていく
  • インクルーシブリーダーシップの実践:
    オープンな姿勢、成果発揮、会社全体での価値創出を率先垂範していくことでリーダーシップを発揮していく
  • グローバルリーダーシップパイプライン:
    組織全体で、サステナビリティを体現できるようなリーダーの育成とチームの構築をしていく
  • 組織能力と効率性:
    常に互いの知識を共有し、プロセスを最適化し続ける
  • チームメンバーの健康とエンゲージメント:
    TDKの基礎となるすべての「人」が、健康かつ熱心に仕事に取り組み、成功を分かち合う

リスク管理

世界をリードするサステナブル企業を目指しながらリスクを軽減していくために、エンゲージメントサーベイを毎年実施してチームメンバーの声を聞き、改善点を洗い出すとともに改善のアクションを実施しています。

事業リーダーは成果発揮のための権限が与えられる一方、環境・社会・ガバナンスといったサステナブルな未来に関わるすべての領域で、開かれた透明性ある経営を行うことが求められています。そしてこのサーベイと改善アクションのサイクルは、そのリスクマネジメントの中核をなすものです。

また、「人財戦略」の各重点項目は定期的に評価され、重要課題(マテリアリティ)と関連付けて社内で共有されます。

指標と目標

TDKでは戦略上および業務上の重点項目を定めるにあたり、さまざまなレベルの測定指標を設定しています。

  • マテリアリティへの取り組みにおいて、企業競争力向上のための変革が多様な人財の登用・育成を通じたものになっているか
    具体例…「インクルーシブリーダーシップの実践」「組織能力と効率性」「チームメンバーの健康とエンゲージメント」など
  • グローバルに展開される人財施策において、事業のニーズに沿った質の高いテーマ・サービス・運用になっているか
  • エンゲージメントとコミュニケーションの改善に向けて、経営層自らが先頭に立ち、取り組みを行っているか

取り組み

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)、人財の育成、タレントアトラクション&リテンションについては、それぞれのページをご覧ください。