サステナビリティ | サステナビリティ経営ESGファイナンスによる資金調達

ESGファイナンスによる資金調達について

TDKでは、グループ全体で新たな長期ビジョン「TDK Transformation」 を設定しました。この長期ビジョン実現に向けて取り組むべき重要課題(マテリアリティ)の一つとして、「社会・環境課題解決の遂行」を掲げています。2050年CO2ネットゼロ社会実現に向け、温室効果ガス削減活動を強化し、気候変動対策を推進します。これに向けて2035年におけるTDKのあるべき姿を「自然の循環を乱さない環境負荷で操業すること」と定義付け、「ライフサイクル的視点でのCO2排出原単位を2035年までに半減」することを掲げた「TDK環境ビジョン2035」を策定しました。

当社グループは、TDK株式会社サステナブルファイナンス・フレームワークを策定し、「TDK環境ビジョン2035」の実現に向けての取り組みが反映されるSustainability Performance Targets(以下、SPTs)を設定したサステナビリティ・リンク・ファイナンスと、製品によるCO2排出削減を実現する資金使途を特定するグリーンファイナンスを活用して、「TDK環境ビジョン2035」の実現に向けた資金調達基盤を確立し持続的な企業価値の向上を図るとともに、サステナブルな未来の実現へ価値を創造していきます。

TDK株式会社 サステナブルファイナンス・フレームワーク

当社は、国際資本市場協会(ICMA)の「グリーンボンド原則2021」および「サステナビリティ・リンク・ボンド原則2023」、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)等の「グリーンローン原則2023」および「サステナビリティ・リンク・ローン原則2023」、環境省の「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版」および「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」に則り、2023年7月に「TDK株式会社サステナブルファイナンス・フレームワーク(以下、「本フレームワーク」)」を策定しました。
本フレームワークは、第三者評価機関である株式会社格付投資情報センターより、資金使途を特定するグリーンファイナンス(社債およびローン等)、ならびに資金使途を特定しないサステナビリティ・リンク・ファイナンス(社債およびローン等)の発行および調達に係る各種基準に適合する旨のセカンド・パーティー・オピニオンを取得しています。

ESGファイナンスによる資金調達 実施概要