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[ 2010年3月期 第2四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 前回、ヘッドのシェアは32%プラスアルファぐらいを目指すとおっしゃっていたと思いますが、現時点でどんな感じなのか。特に2.5インチ換算で300GB/P以上になった時の、来期以降の御社のポテンシャルが今どんな感じなのかお聞かせください。
A1. HDDヘッドのシェアについては、今時点では32%ぐらい行っているのではないかと思います。4Qは33%、1%ぐらいプラスになるのではないかとみています。 我々の320GB/P、2.5インチにつきましては、比較的高い歩留まりで供給できているのではないかと思っています。
Q2. 2Qの平均稼働率8割というところですが、これを個々の製品別に分けるとどういうデコボコがあったのか。例えば、コンデンサだとどんな感じで、ヘッドだとどんな感じ、電池、磁性材料だとどんな感じで、電源だとどんな感じだとか、強弱感を教えてください。加えて、3Qのそれぞれの見通しもお示しいただくとありがたいというところです。
A2.  全社平均で8割程度の操業度です。製品別に凸凹は若干あり、コンデンサで2Qは85%ぐらいだったのではないか。HDDヘッドで85%、磁石は70%。マグネティクスで75%、その他80。3Qは、コンデンサが90%ぐらいいくのではないか。ヘッドも90%以上、磁石は80%ぐらいになるのではないか。マグネティクスで80%、その他は80%で変わらず。SAW部品は8割ぐらい稼働しているかと思いますが、これが3Qには90%ぐらいまで上がるかもしれません。フィルムコン、アルミ電解コンは7割稼働ですが、これも少し上向いてくると思います。75%ぐらいになるのではないか。ピエゾインジェクタ関係はまだ6割以下の稼働です。これがもう少し上向いてくるとは言っていますが、ヨーロッパの自動車事情はよくわからないので、横ばい、6割ぐらいで見ておいていただければと思います。
Q3. 構造改革費用ですが、年間31億円で変化がなくていいのかどうか。また、3Q、4Qはどういう案配で出てくるのかということを教えてください。
A3. 構造改革費用は年間53億円と見ています。内訳は1Q実績17億円、2Q実績14億円、3Q見込み12億円、4Q見込み10億円です。なお、3Qと4Qはエプコス事業統合絡みで、追加で数億円程度出てくる可能性があると思っていただければと思います。
Q4. まず社長にエプコスとの統合効果、まさにこれからアクションの段階でという話ですが、この1年ぐらいかなり周到に準備されてきて、ここにきて、何が予想より早くシナジー効果が出そうなのか。逆に、一番障害が残っているのは何か。事業ごとに整理していただきたい。それから、効果が具体的にどういう形で、売上として上がるのか、それとも、利益として出るのか。3Q、4Qに向けて、我々は期待していっていいのかというところをご説明ください。もちろんエプコスの数字的なことは難しいと思いますので、定性的なところで、見えてきているところをお願いします。
A4. エプコスの統合、どういうものが3、4Qに期待できて、どういうものが思ったよりもうまくいっていなくて、遅くなっていてということだと思いますが、おっしゃるとおり、数字では言えない部分もあります。 高周波、特に携帯電話、基地局に関しては、かなりスピードが上がっているのではないか。基地局向けは3Qで効果が出始めると思います。4Q以降は、携帯電話で効果が出てくるのではないかと期待しています。トランスも、相互に技術交換が始まっております。例えば、それぞれの製造プロセスにおいて自動化された部分とそうで無い部分がありましたが、お互いプロセスを検討して、自動化の技術を交換すると全体の自動化率が上がって、効果が出始めたものもあります。携帯電話はマーケットも含めて、エプコスの力を借りてTDKの部品が入っていけるのではないか。シナジーで新しいものが創出されて、携帯電話ではいろいろなシナジーを出せるのではないか。この分野は期待しているところです。
ちょっとがっかりしているのは、アルミ電解コンデンサとフィルムコン。日本の国内マーケットをもうちょっと攻めたかったのが、営業体制に課題が残っておりちょっと遅れています。
高周波部品、アルミ電解コンデンサ、フィルムコン、いずれも売上に関するシナジー効果を期待しています。トランスでは生産においてシナジー効果を期待しています。
Q5. コンデンサですが、今回比較的淡々と足下が固まって、下期の事業体制は筋肉体質にして、来期ノートPCの安物を攻めるという話を伺いました。これは新しく聞くお話ですので、その意味合いについてもう少し伺いたいのですが、元々そういう計画があったのか、それとも、このクオーターで何か見えてきたものがあって、ノートPCをもう1回やるぞというトーンで表現されたのでしょうか。もう少し生の声をお聞かせください。
A5. ここ半年でどんなことがわかったかということからお話ししたいと思います。1つは、いわゆる「整流化」と我々は呼んでおりますが、整流化の効果が目に見えて出てきた。コンデンサの事業は他の事業と同様に、柔軟に、いろんな作戦をとりながら迅速に物事を進めなければいけないと思いますが、その中で、スピードアップのための整流化は成果が出ています。
もう1つ、コストダウンは上期にかなり進みました。拠点と製品が1対1対応という中で、中身がよく見える、改善が見えてきたということで、それも実績だと思っていますが、整流化ということで効果が見えてきた。
もう1つは新製品のお話ですが、整流化を進めた結果、各々の製品ごとに、その現状把握が容易になり、問題点が明確に見えるようになってきました。例えば、現場では、「まだやれるじゃないか」「ここはできたよな」という議論をしています。
Q6. HDDヘッドの数量指数を伺いたい。3Q、4Q。2Qも含めて。それとともに、先ほど稼働のところを伺いましたが、一般的にハードディスクはかなり在庫も足りない中で、来年の1-3月に向けて、あまり調整はないという話も一般的に出てきていると思いますが、御社がオペレーションをする上で、在庫なり、それとも貯めなければいけない状況、すなわち、稼働をそのまま1-3月も突っ走るというような状況でいく体制とか、在庫状況なのか。ヘッドの稼働の、4Qに向けての考え方を教えてください。
A6. HDDヘッドの指数ですが、前年の1Qを100として、今期1Qは106、2Qの実績は126、3Qの見込みは134、4Qは126とみております。1-3月に向けての稼働につきまして、先ほどお話がありましたが、1-3月は、強めに見られているお客様も、そうでないお客様もありますので、今時点で何とも言えないですが、我々が目標としている数字については特に問題なく、在庫は、貯めるのではなくて管理しながら生産していきたいと考えています。
Q7. 為替の影響ですが、2Qの前年比での売上がマイナス204億円、営業利益はマイナス62億円ということですが、これをドルとユーロに分けて考えると、どういった影響があったのか教えてください。
A7. 為替の影響ですが、前年はエプコスがなかったものですから、比較対象は基本的に従来TDKの分。そうすると、ユーロはほとんどありません。この影響のほとんどが米ドル関係と理解していただければ結構です。
Q8. HDD用ヘッドのロードマップについてですが、2.5インチ換算で、メディア1枚当たり何GB/PまでPMRで対応できると、現時点でみておられるのか。PMRの次が、ディスクリート・トラックを想定されているのか、サーマルアシストを想定されているのか。どちらに行くと、現時点でみられているのか教えてください。
A8. 読み出し側は2.5インチであれば1テラビット/平方インチぐらいまでは、TMRでやっていけるとみております。書き込み側はPMRを継続します。メディアについては、ディスクリート・トラックは2011年から2012年の間に出てくるのではないか。サーマルアシストは2012年くらいから出てくるのではないかとみています。
Q9. 7月から10月あたりの年末商戦向けの受注および出荷の状況が、例年と比べて今年はどういった特徴があったのか。12月以降の季節調整の度合い、程度をどのようにご覧になっているのか、解説をお願いいたします。
A9. 年末商戦、9月、10月ぐらいの需要について、何か特徴はあるのかというご質問だと思いますが、世の中、クリスマス商戦、年末商戦を前倒ししているところもあるのではないかという情報もありますが、あまりそういうことは感じておりません。電子部品を見ますと、9月は順調に受注が入ってきました。10月に入って若干スローダウンしています。今年の年末商戦は去年とは違って需要は回復傾向にありますが、それでもまだ皆さん、慎重な態度を変えていません。まだ、最終需要がどうなるのか、確信が持てないのだろうと思います。ですから、弊社も在庫はかなり気を付けなければいけないと考えています。
Q10. 1Qから2Qの営業利益の動きです。売上160億円増収、利益100億円増益。売上増加額は記録デバイスと電子部品半々程度で、営業利益増加は電子部品のほうが大きいという話がありました。この点についてもう少し詳しく教えてください。 また、製品によって、在庫はどちらが増えているとか、減っているとか、そういったことは何かあるでしょうか。
A10. 前四半期との比較では、第2四半期は、エプコス連結前の従来TDKの分で売上が165億円増えて、営業利益が100億円増えています。営業利益は、電子部品の改善が大きい理由を説明します。1つには、記録デバイスは既に1Qで利益を出し、同じく2Qも利益に貢献したということです。従って、利益がある程度高いところの比較になりますから、改善幅としては小さいということです。それに対して電子部品は、1Qの業績は芳しくありませんでしたから、低いところとの比較になるため、2Qの改善額としては結構大きいということで、電子部品がかなりの改善金額のウエイトを占めているという状況です。 在庫が増加した製品は無いとは言わないけれども、極端に増えているという製品はほとんどないです。
Q11. 先ほどヘッドの話がありましたが、熱アシスト記録とディスクリート・トラック・メディアはそれぞれ書き込み技術と読み出し技術ということですから、導入ということではパラレルに進められる技術だと思います。両方とも一緒に導入すると効果は高いのではないかと思いまっていすが、実際には、導入時期は同時ではなく、どちらかが先に導入されるという議論があるのでしょうか。業界の流れの中で、熱アシスト記録技術をロードマップのどこに持ってくるのかという見通しがあったら教えてください。
A11. HDDヘッドの熱アシスト、ディスクリートの関係ですが、まさにおっしゃられるとおり、連続媒体をディスクリート化することによって、さらに熱アシストの効果は大きくなると思います。ディスクリート・トラックも熱アシストも、ドライブ側の統合を必要とする技術になってくると思います。そういった中で、ますディスクリート・トラックの技術をメディアメーカが導入されて、そのあと、熱アシストと組み合わせることによって、さらなる高密度が達成できると私は考えています。
Q12. 電源事業におけるエプコスとのシナジー効果の話を聞かせてください。例えば、電源部品の中でも使えるエプコスの部品があるとか、あるいは車載向けでどんなシナジーが期待できるのか、電源事業の観点からエプコスのシナジー効果の見通しについてお聞かせください。
A12. 車載向け電源製品の例で言うと、DC-DCコンバータというEVやHEVで使う製品に力を入れようとしています。DC-DCコンバータに登載されるフィルムコンデンサは、今のフィルムコンとは違ったものを内製していこうということで、今動いているところです。
Q13. 荒谷さんにご質問させてください。ノートPC分野で、セラコンはマーケットシェアを落とされたとおっしゃいましたが、それは、売上げに換算するとどれぐらいのインパクトがあったのか教えてください。また、ノートPC向けビジネスに再参入する条件、スケジュールについてお考えをお聞かせください。
A13. 売上のインパクトは10%弱だと思います。それから、先ほど申し上げた再参入について説明します。要するに、ノートPCのトレンドで、今変わって来つつあるのは、ネットブックから次の薄型PCを含めたローコストバージョン導入ということです。
これらの市場の要求に対する我々の製品を見てみると、大きな問題があった。それは何かというとコストです。そこで、コストでも対応できる製品を、材料、お客さんの要請する特性の観点からできないのか、ということが問題となりますが、ここに来て、可能性が脹らみつつあります。ターゲットスケジュールは今期4Qあたりです。
Q14. TDK−EPCという新会社が誕生しました。この会社の強みは何であって、弱みは何であると認識されていらっしゃるかということを教えてください。
A14. エプコスの強みは、高周波、ワイヤレスの分野で、SAWフィルタを中心にしたモジュールはかなり強い。その関係から、携帯電話メーカにTDKもかなり積極的に入っていけるようになり、買収の効果があったかなと思います。一方、もの作りの観点からみますと、エプコスは、ドイツの方々なのでマイスターというぐらいで、ものづくりには執念を持ってやっていて、ものを作る工程はかなり良く作られている。ところが、工程の繋がり、ものの動線とか人の動線は、TDK、日本のものづくりのほうがいいのではないか。そこを一緒にしていくと、かなり面白くなるのではないかと思っています。
Q15. ハードディスクのマーケット、先ほど指数で教えていただきましたが、いつも教えていただいている年度ベースのハードディスクのマーケットとか、ヘッドの員数(HDD一台当たり平均使用個数)、年度でのシェア。そのデータを教えていただければと思います。また、3Qから4Qにかけてシェアが上がる理由として、世代交代に伴うシェア向上なのか、どういうファクターがあるか教えてください。
A15. HDDヘッド、ハードディスクドライブの需要は、今時点では、総需要は5億7,000〜8,000万台ぐらいをみております。ヘッドの員数は3を超えていると思いますので、HGAの需要はその掛け算ぐらいの数量になっているとみています。シェアについては、来年3月には33%ぐらい、今期通期では32%ぐらいではないかと見ています。我々の得意とする新製品の数が増えるだろうということで、1%程度のアップは見込めると考えています。
Q16. コンデンサの在庫に関する考え方で、在庫はあまり増やさない方針なのでしょうか。他社さんでは在庫を積み増すと言っているところもあると思いますが、コンデンサのマーケットと在庫積み増し等の関係を教えていただければと思います。
A16. コンデンサの在庫の考え方についてお話ししたいと思います。在庫については、当然、販売をどのように見るのかということと連動します。今期下期においては、従来の季節変動と大きくは変わらないだろうと見ています。勿論、不透明要素は残ってはいますが、今在庫を積極的に持つべきとする要因は無いと思っております。

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