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[ 2010年3月期 第2四半期 連結決算説明会 ]2010年3月期 上半期 連結業績概要および通期の見通しについて

代表取締役社長 上釜 健宏

代表取締役社長 上釜 健宏

本日はお忙しい中、多数お集まりいただきましてありがとうございます。私から、2010年3月期上半期の連結業績概要及び2010年3月期通期の通期連結業績見通しについてご説明申し上げます。

2010年3月期上半期連結業績概要

まず、上半期の連結業績の概要です。売上高、前期3,965億3,700万円に対して、今期3,858億5,100万円。営業利益は、前期143億8,100万円に対して今期54億200万円。税前利益は、前期148億2,600万円に対して今期9億5,300万円と、少しだけ黒字が出ました。当期純利益は、前期118億6,800万円に対して、今期11億4,000万円という結果になりました。為替レートは、対米ドルで前期106.1円、今期は95.5円で計算しました。対ユーロは、前期162.8円に対して今期133.2円の円高。結果として、為替影響としては、売上高で約305億円の減収、営業利益で約87億円の減益となっています。

2010年3月期上半期連結業績概要

上半期の業績の概要を簡単にご説明申し上げます。エプコス社を除く従来TDK単独の業績は、売上高で前年同期比20%減少しましたが、営業利益率は前年同期比並みに回復しました。ちなみにエプコス社の業績は、上期の売上が約800億円強、営業利益率は約6%程度の赤字。その中身は、第1四半期で約10%の赤字、第2四半期で3%未満の赤字を出しています。第2四半期に限ると、のれんの償却費用12億円を含んでいますので、これを除くと何とか黒字体質になれたのかなと思っています。

2010年3月期連結業績見通し

2010年3月期通期の連結業績見通しについてご説明申し上げます。前回、第1四半期の決算の時に、通期の見通しとして売上高7,178億円とご報告したかと思います。今回の見通しは、上期の分を上乗せしただけのことですが、上方修正して7,337億円。営業利益は、前回135億円と申し上げましたが、今回、上期に上振れした分を載せて154億円。税前利益は前回69億円とご報告しましたが、今回は74億円。当期純利益は前回52億円とご報告しましたが、今回、これを変えずに52億円の見通しとさせていただきます。下期の為替は、対米ドル90円、対ユーロ120円でみています。

2010年3月期配当金見通し

続きまして、2010年3月期の配当金の見通しです。1株当たりの年間配当金は60円を予定しています。中間配当金を30円、期末の配当金を30円で予定して、60円とさせていただきます。これは単年度のみならず、中期の視点からの提案です。

EPCOS事業統合について

エプコス事業統合について簡単に触れさせていただきます。「統合によるシナジー効果実現のアクション実行段階へ」ということですが、各事業部門へのアクションは順調に進行しています。事業統合もほぼ計画どおり進捗しています。10月1日にTDK-EPCという新会社を設立して、無事スタートしています。各ビジネスグループも体制を整えつつありまして、シナジーが出始めています。今のところすべて順調に進んでいます。

以上、私のほうからご報告申し上げました。このあと、江南から具体的な説明をさせていただきます。