サステナビリティ | 社会社会貢献活動
基本的な考え方
TDKは、企業市民の一員として社会、地域と共生することの大切さを認識し、企業として社会にできる活動とは何かを考え、独自の社会貢献活動を推進しています。
理念
「創造によって文化、産業に貢献する」という社是に基づき、企業市民の一員として社員一人一人が社会への高い意識を持ち様々な活動を行うことで、健全で豊かな社会の発展に貢献します。
方針
「学術・研究/教育」 「スポーツ/芸術・文化」「環境保全」「社会福祉・地域社会の活動」の4分野を選びTDKグループの様々な資源(社員、製品、資金、情報等)を活用し、NPO/NGOなどとの連携も含め、積極的な活動をグローバルに行います。
取り組み
「学術・研究/教育」分野における取り組み
TDKがこれまで培ってきた製品技術や人財を活用することで、社会に還元し、また次世代を担う若者たちに、さまざまな知識や経験、技能等を学ぶ機会を提供していきたいと考えています。
具体的な例として、2016年10月に新たにオープンしたTDK歴史みらい館(英文名称:TDK Museum)では、TDKの「磁性」技術を活用した製品や技術の歴史を紹介するとともに、未来への取り組みも新たに加え、これからの社会を担う若い方々への科学技術の学習支援を積極的に行える活動拠点となっています。また、エレクトロニクス体験教室および中学理科出前授業も継続して実施しており、施設内外での共育(教育)支援活動に取り組んでいます。
TDK歴史みらい館のホームページはこちらをご覧ください。
「スポーツ/芸術・文化」分野における取り組み
マクラーレンレーシングとの公式パートナーシップ
2024年にマクラーレンレーシングと公式テクノロジーパートナーシップを結びました。未来の持続可能な社会を形作るeモビリティ(xEV)と、人々に感動と興奮をもたらすゲーム(eSports)分野での技術的貢献を、マクラーレンレーシングと共創しています。
TDKの最先端デバイスは、NEOM McLaren Formula Eチームが使用するレーシングカー日産e-4ORCE 05に採用され、パワートレインで重要な役割を持ち、Formula Eのレースでの感動や興奮にも貢献しています。そしてさらに、多彩なセンサ、受動部品、DC-DCコンバータを通じてより多くのeモビリティの発展を支援しています。
ゲーム分野ではMcLaren Shadow F1 Sim Racingチームとともに、自社技術を通じゲーム業界の進化に貢献していきます。
世界陸上選手権大会における協賛
TDKは、ステークホルダーの皆様に感動と興奮を提供し続ける企業を目指し、スポーツや芸術活動を支援しています。1983年からは世界陸上競技選手権大会に第一回大会から協賛し続けています。2017年から実施スタートした「Rising Stars」プログラムにおいては、陸上競技に興味を持つ学生を対象にトップアスリートと交流し、世界最高峰の挑戦の場に触れていただく機会を提供しています。2023年のブダペスト大会では、16名の生徒が参加し、3名のアスリートから走るためのアドバイスを受け、実際の競技場のトラックリレーコースを走り、メディアインタビューなどの体験をしました。
「環境保全」分野における取り組み
TDKは、人間の暮らしをより便利にするための製品を提供するため、開発や研究を進めています。同時に、地球環境との共生を目指したさまざまな環境保全活動にも地道に取り組んでいます。
具体的な例として、秋田県内各工場では「TDKブナの森」植樹会や追肥活動を2004年より毎年実施しており、これまで約10,200本もの植樹を行いました。
2024年度は、6月に従業員とその家族計74名が参加し、昨年植樹したブナの苗木に追肥を行いました。10月に植樹を予定していましたが、悪天候で残念ながら中止となったため、植樹は次年度の活動で行っていきます。
「社会福祉・地域社会の活動」分野における取り組み
TDKは、グローバルに企業活動を展開しています。TDKの持つ資源を活用しながらその地域社会におけるさまざまな課題を解決し、よりよい社会の実現に向けて努力しています。
今後も、各地のニーズに合わせた活動を行ってまいります。
被災地域への支援
2024年度は、新入社員93名を含む98名で前年度に引き続き岩手県釜石市の復興支援ボランティア活動に参加しました。地元の講演会場で環境活動について学び、その後、菜の花畑の草刈りや防鳥ネット撤去、害獣対策などを行いました。菜種油を原料としたバイオディーゼル燃料で走る車や太陽光発電を活用したエコハウスの見学・説明なども受け、環境活動への関心を深めることができました。今後も引き続き、活動を続けていく考えです。