TDKの原点、東京科学大学でTDK社長 齋藤 昇がシンポジウムに登壇
2026年6月8日、東京科学大学は「GENTEN Research Center(GENTEN研究センター)」のオープニングシンポジウムを開催しました。本シンポジウムには、指導者、研究者、学生、そして産業界の代表者が集まり、人間のパフォーマンスの未来、イノベーションがもたらす影響、そして社会への貢献について活発な議論が交わされました。
TDK株式会社 社長執行役員CEOの齋藤 昇はパネルディスカッションに登壇し、イノベーション創出における企業文化としての「ベンチャースピリット」の重要性を強調しました。
研究を通じて人間の可能性を広げる
「GENTEN Research Center」とは?
「GENTEN」は、「Generative Center of Enhancing Human Potential」の略称であり、日本語の「原点」(起源、出発点)に由来しています。このコンセプトは、生命、身体、意識、そして多様な環境への適応に関する根源的な問いを探求するという、同センターのミッションを反映しています。
オリンピック金メダリストであり、東京科学大学の教授兼副学長(スポーツサイエンス担当)を務める室伏広治氏が率いるGENTENは、スポーツ・ライフサイエンス、医用工学、ロボティクス、センシング技術、人類生物学を融合し、人間の能力の理解と向上を目指す多角的な研究拠点です。
今回のオープニングシンポジウムは、工学と医学の融合に基づく新たな科学の創出に向けた、同研究センターの新たな挑戦の幕開けとなりました。
イノベーションと社会貢献への多様な視点
シンポジウムでは、「原点」というコンセプトと、ビジネスがどのように社会に貢献できるかというテーマに焦点が当てられました。齋藤は、早稲田大学や東京科学大学の著名な専門家らとともに、「原点の科学と人間の可能性」と題したパネルディスカッションに登壇しました。
齋藤は、東京科学大学(旧東京工業大学)でのフェライトの発明を工業化するために設立されたというTDKの「原点(創業の精神)」を振り返りました。また、歴史を通じてTDKの成長を支えてきた文化の柱である「ベンチャースピリット」の維持と、ダイバーシティ(多様性)への取り組みを強調しました。
討論の中で齋藤は、材料技術とプロセス技術というTDKのコアの強みが、現在進行中の社会や技術の変革を支える幅広い電子部品やソリューションの開発を可能にしてきたと説明しました。さらに、イノベーションを起こすためには、組織が挑戦を歓迎し、失敗から学び、役職や階層に関係なく誰もが自由に意見を交わせる文化を醸成することが不可欠であると訴えました。
齋藤は、GENTEN Research Centerが学際的な研究を推進し、人類の発展に向けた新たな可能性を切り拓く上で重要な役割を果たすと考えています。また、未来に向けて、画期的なイノベーションを生み出すためには、多様なパートナーや人材との連携が不可欠であると強調しました。産業界と学術界の専門家を結びつけることで、TDKは有意義な進歩を生み出し、社会の変革に貢献していきます。
