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[ 2015年3月期 第3四半期 決算説明会 ]2015年3月期 第3四半期連結業績概要
2015年3月期 通期見通しについて

執行役員 桃塚 高和

執行役員 桃塚 高和

桃塚でございます。本日はご多忙のところ当社決算説明会に多数お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。それでは第三四半期の決算概要についてご説明させていただきます。

2015年3月期 第3四半期決算のポイント

まず、第三四半期の決算のポイントでございますが、売上高につきましては第三四半期、9か月累計とも過去最高を更新しております。特に、この第三四半期についてはスマートフォンなどを中心としたICT市場向けの販売が好調でございまして、受動部品、磁気応用製品、フィルム応用製品の全ての主要セグメントで売上が過去最高を更新しております。
営業利益は9か月累計で前年同期比52%の増益で531億円となっております。車、ICT、産業機器の重点3分野に注力してきたことで、主力の3セグメントにおきましてバランスのとれた収益構造が定着してきております。これにより通期の業績予想を上方修正しております。また、あわせて期末の配当については10円の増配を予定しております。また、この第三四半期で磁石事業におきましては金属磁石関連設備を中心に減損を実施いたしました。また、電源におきましても、のれんの減損を実施いたしました。あわせて53億円となっております。

2015年3月期 第3四半期(四半期)実績

続きまして第三四半期の実績でございます。売上高が3,004億円、前年同期比422億円16.3%の増収となっております。営業利益が252億円、前年同期比73億円40.8%の増益。営業利益率は8.4%となり1.5ポイント増加。継続事業税引前利益222億円、当期純利益は164億円となっております。一株あたりの純利益は130円24銭でございます。当期の平均為替レートですが対ドルで114円25銭13.8%の円安。対ユーロにつきましては、142円79銭4.6%の円安でございました。これによる為替の影響額ですが売上高で約296億円の増収、営業利益では約67億円の増益となっております。為替の感応度につきましては、これまで同様、円とドルの関係につきましては1円の変動に対し営業利益で約14億円の影響でございます。

第3四半期各事業の状況(受動部品事業)

 

続きまして各事業のセグメントの状況ですが、まず受動部品事業。売上高が1,461億円、前年同期比24.8%増加。営業利益が119億円、前年同期比95.1%の増加となりました。受動部品につきましては第一四半期の第二四半期に続きまして売上、営業利益とも過去最高を更新しております。
各製品ですが、セラミックコンデンサは、自動車市場が堅調に推移していることで売上が増加したことに加え、生産性改善の効果もあり、利益率も改善しております。インダクティブデバイスについては、北米および中国のスマホ需要を中心としたICT市場や自動車市場向け販売も堅調で売上が増加し、操業度アップも含めまして収益が拡大しております。高周波部品、これは主に北米および中国スマホ向け、ディスクリート製品の販売が好調でございました。また、生産性の改善の効果や品種構成の良化によりまして収益は前年同期より大幅に改善しております。圧電材料につきましてもカメラモジュール用VCM、また自動車向けの部品の販売を中心に前年同期比、増収増益となっております。

第3四半期各事業の状況(磁気応用製品事業)

続いて磁気応用製品ですが、売上高が1,016億円、前年同期比6.2%増。営業利益は73億円、前年同期比29.1%減となっております。この中には先ほど申し上げました減損が53億円含まれております。記録デバイス、HDDヘッドですが出荷数量については前年同期より微増となっておりますが、生産性の改善効果及びデータセンター向けの販売が伸びはじめたことによって品種構成が良化してきております。これにより前年同期比で増益となっております。マグネットは自動車、ICT市場向けで販売が減少いたしました。特に金属磁石についてはHDD市場が伸びないなか、HDDメーカーからのサプライヤーの絞り込み等がございまして事業環境は厳しくなっております。それに伴いまして金属磁石関連の設備については減損を実施いたしました。金額は31億円でございます。これにより今後、自動車分野、また産業機器分野で経営資源を集中させて事業を立て直していきます。
続いて電源ですが、半導体製造設備等、産業機器市場向け販売が引き続き堅調に推移しております。この事業は黒字ではありますが、収益率については、これまで期待していた高い水準を見込むことが難しいことから、のれんについて価値を評価して、のれんの一部を減損いたしました。金額は22億円ございます。

第3四半期各事業の状況(フィルム応用製品事業)

続きまして、フィルム応用製品事業。売上高が474億円、前年同期比15.6%増。営業利益が96億円、前年同期比41.2%増となっております。ここはエナジーデバイス、二次電池が主ですが特に主要顧客の新型スマートフォン向けの販売や中国市場を中心とした顧客のポートフォリオの拡大によって前年同期比、増収増益となっております。

第3四半期営業利益増減分析

続きまして、第三四半期前年との比較による営業利益73億円増益の要因でございます。操業度、品種構成等の要因を含めました売上の増加によりまして利益変動で約157億円の増益要因となっております。上半期から引き続き受動部品の販売が自動車及びICT市場向けに全製品増加しており、また二次電池もスマホ用の販売が増加したことで増益要因となっております。また、HDDヘッドにおきましてはデータセンター向けの販売が伸びたことも増益要因となっております。一方、売価下落によって約164億円の減益要因。円安による為替影響で約67億円の増益要因。合理化コストダウンでは引き続き中国地区を中心に賃率アップ等の減益要因がありますが、HDDヘッド、受動部品、二次電池で生産性の改善、合理化が進みまして、原材料値下げとあわせて全体で約69億円の増益要因となっております。構造改革効果として約6億円の増益要因。販売一般管理費の増加は前年から資産売却益の減少分13億円を含んで約9億円の減益要因。マグネットと電源の減損で53億円の減益要因となっております。

2015年3月期第3四半期 連結業績概要

続いて、第二四半期から第三四半期にかけての売上利益の増益要因について説明させていただきます。受動部品については第二四半期の1,324億円から137億円10.3%増加し、1,461億円となっております。コンデンサの売上は第二四半期から2億円0.5%増加し、375億円となっています。自動車市場向けが引き続き堅調に推移しております。次にインダクティブデバイスですが、15億円3.9%増加し403億円となっております。中国スマートフォン、また北米のスマートフォンの生産がピークをむかえましてICT向けが伸びました。
次に、その他受動部品の売上ですが、120億21.4%増加し、682億円となっております。インダクティブデバイス同様、旺盛な中国スマホ向けや北米スマホ向けの需要増加によりまして、高周波部品の販売が伸びております。
受動部品の営業利益ですが第二四半期の98億円から21億円増加しまして119億円となっています。中国スマホ及び北米スマホ向けを中心に旺盛な需要な影響でICT向けの販売が大きく伸び、さらに自動車市場向けの販売も堅調に推移しております。また円安の影響もございまして利益が増加しております。高周波部品は第一、第二四半期に続きまして収益性の高いディスクリート品の販売の伸びで利益が増加いたしました。

続いて、磁気応用製品の売上でございますが、第二四半期の904億円から112億円12.4%増加し、1,016億円になっています。記録デバイスの売上は114億円17.9%増加し、751億円となりました。2.5インチの外付けHDD向けのHDDヘッドの生産が堅調だったことやデータセンター用ニアライン市場向けのHDDヘッド出荷増、さらに第四四半期からの前倒し出荷の影響もありまして、HDDヘッドの出荷数量が前回の予想よりプラスとなりました。その他磁気応用製品の売上は、2億円0.7%減少し、265億円となりました。磁石、電源製品とも産業機器市場向けはほぼ横ばいで推移しましたが、自動車向けで磁石が減少しております。
磁気応用製品の営業利益ですが、9億円11%減少し73億円となっております。記録デバイスの利益がHDDヘッドの出荷数量増で大幅に増益となりましたが、冒頭にもご説明いたしましたとおり、磁石と電源の減損(53億円)を実施したために、磁気応用製品全体では減益となっております。

次に、フィルム応用製品の売上でございますが、第二四半期の372億円から102億円27%増加し、474億円となっております。営業利益については52億円から44億円84.6%増加し、96億円となっています。二次電池の主要顧客の新機種向け販売が第二四半期に引き続き伸びたことや、中国市場を中心に顧客の拡大があったことで売上利益とも増加しております。

その他の製品につきましては5億円の増収となりましたが、営業利益は横ばいとなっております。
全社及び消去については第二四半期50億円に対し、第三四半期は38億円となり12億円減少いたしました。第三四半期は土地の売却益が7億円含まれております。

2015年3月期 第3四半期累計(9ヶ月)実績

続いて、第三四半期累計の連結業績です。売上高8,207億円、前年同期比8.2%増収。営業利益が531億円、前年同期比51.7%増益、純利益は345億円、約2.2倍の増益となっております。

重点分野別の売上(第3四半期累計)

続いて、第三四半期累計の重点分野別の売上でございます。自動車市場向けは北米の市場が堅調に推移したことで受動部品の売上が拡大しました。インダクティブデバイス、セラミックコンデンサ他、受動部品すべての製品で増加し、前年同期比13.9%の増加となっております。ICT市場は北米及び中国スマホ向けに受動部品、また二次電池の売上が大幅に増加。また、HDDヘッドの売上も第三四半期を中心に増加しました。その結果、前年比7.4%の増になっております。産業機器および、その他は前年同期比7.7%の増加です。

記録デバイス事業について

続いて、記録デバイス事業について説明いたします。今期2015年3月期のHDD市場につきましては当社推定として前回発表しています約5.6億台と見ております。また、2014年3月期第一四半期の出荷数量を100とした場合のHDDヘッドの出荷指数ですが、第三四半期につきましては前回の見通し106より大幅に増加し実績は117でございました。この第四四半期については95を見込んでおります。

2015年3月期 連結業績予想

続きまして、2015年3月期の業績予想についてですが、上方修正を前回に続いて行います。売上高1兆800億円、営業利益700億円、継続事業税引前利益680億円、当期純利益420億円、一株あたりの利益333円51銭、第四四半期の平均レートの想定ですが対ドルで115円、対ユーロで135円でございます。市場の見通しでございますが、自動車向け販売は引き続き堅調に推移する見込みであることに加え、需要の旺盛な北米及び中国スマートフォン等、ICT市場向けに受動部品及び二次電池の販売が、前回予想より好調に推移する見通しでございます。また、HDDヘッドにつきましてもデータセンター向けの販売が堅調に伸びていく見通しでございます。これに加えまして為替レートにおきましても円安基調で推移し業績を押し上げる要因となっております。このような背景で通期業績を修正いたします。引き続き重点五事業を中心に三つのセグメントがバランスよく収益拡大をしてまいります。

2015年3月期 配当金見通し

2015年3月期配当の見通しですが、期末配当につきましては、前回40円で公表しておりましたが、今回50円ということで10円増配する見通しでございます。

財政状態

次に財政状態ですが、円安も進んだことで総資産1兆4,258億と9月比で1,135億円増、株主資本につきましては7,458億円と9月比で721億円増となりました。株主資本のうちの包括利益の累計額は162億円と9月マイナス519億で、ようやくプラスになりましたので株主資本全体では9月比で681億増。これは主に外貨換算調整によるものです。それによりまして株主資本比率ですが52.3%と9月比1%増加しております。手元流動性から有利子負債を引きました数字は、マイナスの19億円で、ほぼ実質無借金の状態になっております。私からの説明は以上でございます。どうもありがとうございました。

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