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[ 2013年3月期 第1四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 先期4Q(1-3月)から今期1Q(4-6月)にかけてのHDDヘッドの稼働率を教えてください。2Q(7-9月)にかけてどのように変化する見通しでしょうか?また、ボトムは何月頃を想定されているのか教えてください。
A1. HDDヘッドの稼働率につきまして簡単にご説明申し上げます。1Qの稼働率は、特に6月は、お客様の生産調整を受けまして、稼働率を引き下げております。総平均しますと、4Qより、1Qのほうが若干低いということでご認識いただければと思います。2Qにつきましては、6-7月をボトムにして稼働率は徐々に回復すると考えております。
Q2. 前工程、後工程別ではいかがでしょうか。
A2. 当然、前工程のほうが生産リードタイム等も長いということもございますので、前工程につきましては、投入ベースでの調整を比較的早くから開始しており、5月後半位から稼働率を少しずつ下げてきております。後工程につきましては、比較的リードタイムが短いため、お客様の需要に合わせた形で調整が可能ですので、6月、7月を中心に稼動を引き下げ、在庫の調整を適切に行っております。
Q3. セラミックコンデンサの売上高は、4Qと1Qでどういった変化がありましたか?拠点の再編を上期中に終える計画だったと思いますが、それに対する進捗状況および2Q以降の売上の見通しについて説明をお願いします。
A3. セラミックコンデンサについてお答えします。1Qの売上高は、先期4Qに比較しまして微増となりました。構造改革の一環として不採算製品の受注抑制をしていますので、微減を予想しておりましたが、結果的には、4Qに比べて1Qは微増という結果になっております。構造改革の拠点再編については、ほぼ計画通り進んでおります。2Q後半まで、つまり上期中に拠点の再編を終え、そこからまた新たなスタートが切れるように進めております。2Q以降の売上につきましては、不採算製品の受注抑制を継続することによって、微減になるのではないかと予想しております。
Q4. 構造改革費用が2Qに大きく発生する可能性はありますか?
A4. ありません。今の拠点再編に伴う設備の移動等々がありますが、当初から見込んでいるものです。
Q5. 1Qから2Qに向けたセグメントの売上高・利益の方向性について説明して下さい。
A5. 基本的には1Qから2Qは増益で見ております。まず、受動部品ですが、この1Qから2Qにかけて受動部品全体で売上は5%から7%の増収の見込みです。その中で、セラミックコンデンサの売上については微減となる見込みですが、それ以外の部品については、2Qから増収の予定です。構造改革費用については、受動部品において約30億円弱を見込んでおります。その費用を含めると赤字は残るかと思いますが、それを除いたところではかなりの収益改善を見込んでおります。
磁気応用製品ですが、HDDヘッドについての数量は横ばいと見ておりますが、為替については80円から77円の前提ですので、その分、売上が若干減る見込みです。利益についても、そこから影響を受けるという形です。 フィルム応用製品は、特に二次電池が引続き好調であり、2Qの売上は1Qに対し30%+アルファ伸びていくと見ております。利益についても、2Qは1Qよりも改善すると見ております。
Q6. 1Qの構造費用はいくらかかっていますか?
A6. 1Qは2億円です。
Q7. 2Qに全体で30億円かかるのでしょうか?
A7. はい、30億円弱程度です。
Q8. 1QのHDDヘッドのシェアについて確認させて下さい。また、2Q以降のシェアの見通しが、期初の見方に対して何か変わっているところがあれば教えて下さい。
A8. 1Qのマーケットシェアは30%強でしたが、2Qにつきましても、当社のHDDヘッドの出荷数量は1Qから横ばいで、HDD市場の需要も基本的にはフラットと見ておりますので、30%強のマーケットシェアで推移をすると見ております。
Q9. 当初、洪水の後、30%中盤もしくは後半を目指す動きもあったと思いますが、今後、現在の30%強から上がるのか、下がるのかという点について見方を教えて下さい。
A9. 中長期的に弊社のマーケットシェアを35%の水準に持っていく戦略を引続き展開していきたいと考えております。
Q10. HDDについてですが、現在の技術的な動向がどう推移しているか教えて下さい。特に高容量のところで、今どんな変化がありますか?熱アシストについても、来期以降の計画として、現在どうなっているのかを教えてください。
A10. HDDの技術動向についてご説明申し上げます。現状、ご存知の通り、2.5インチで1プラッター当たり500GBの製品が最新の製品になります。その次の世代としては640GB/Pがあります。これは、現行のプラットフォームであるPMRプラスTMRという作りで、今年の年末もしくは来年の冒頭に量産を開始する想定をして、今、開発を鋭意進めております。さらに次の世代、750GB/Pにつきましては、まず最初に出てくるのが、瓦書き記録方式(Shingled-Write Recording)になろうかと思っております。この瓦書き記録方式につきましても、弊社ではHDDヘッドの対応を既に進めており、現在チューンアップを行っております。熱アシストにつきましても、当社では、HDDヘッドを開発している最中でございまして、現状は約1テラビット/平方インチの記録密度までデモンストレーションが出来ています。製品化につきましては、2014年の製品化を目指して、今、開発を進めているところです。
Q11. 640GB/Pや750GB/PのHDDについては技術的には計画通りうまくいっているのか、これはセットメーカーさんとも絡む話だと思いますけれども、やや問題を残しているのか、この辺りの感触をお願いします。
A11. 当然HDDヘッドだけでは達成できるものではありませんが、乗り越えるべき課題につきましてはクリアになっております。あとは開発のスピードをどこまで上げるかということで、達成できる、できないというところが判断されることかと思います。いずれにしても決して簡単な技術ではないと理解しております。
Q12. 受動部品の2Q以降の見通しを教えてください。
A12. 受動部品の下期平均の売上は、2Q対比で8%から10%増収の見込みです。大きな動きがある部品は高周波部品です。この製品は、今期から、勝組みの御客様へ販売を開始できる見込みです。2Qより主に高周波部品とインダクタの販売増加を見込んでいます。
Q13. サーバミッションクリティカル系とニアライン等のデータセンター向けのHDDヘッドのマーケット動向と、TDKの立ち位置について教えて下さい。
A13. サーバミッションクリティカル系並びにニアラインの市場、並びに当社の立ち位置について簡単にご報告申し上げます。当社のミッションクリティカル系のHDDヘッドの販売が、HDDヘッド全体の販売数量に占める割合は、約7%で、従来より数ポイント上昇しております。当社としてはミッションクリティカル系につきましても、ある程度のポジションを確保させて頂いていると考えています。一方、ニアライン系ですが、当然ここが今後の市場拡大の大きな原動力になっていく分野であると、当社も認識しております。そういった市場に非常にフィットした高信頼性でかつ転送レートの高い製品をきちんと開発することによって、市場での確固たるポジションを確保させていただいていると認識しております。
Q14. 営業利益の項目で全社および消去のところが、1Qは42億円のマイナスになっていますが、TDKの通常のペースより少し費用の出方が多いと思っています。その要因について教えて下さい。それから、それが一時的な話なのか、それとも、今年度、こういった数字が続くのかについても教えてください。
A14. 先期は約36〜37億円ぐらいで推移しております。今期については、全体のコスト自体は下げていますが、費用の割り振りの中で、若干本社に残るのが2、3億円多かったということで、1Qは増加しております。2Q以降については約40億円弱位の水準で見ています。
Q15. HDDヘッドのことについて1点だけお伺いしたいと思います。メカ系の部品メーカーさんから設計マージンがなくなっていて、設計を作り込んでいるのが大変になっているというお話を聞いています。HDDヘッドに関して、以前ですと、外販から技術を吸い上げて内製に切り替えていく作業が、歴史的にも繰り返されてきたと思いますが、その設計マージンがなくなったことが、HDDヘッドに与える影響がどういう形で表れるかということと、今後も内製化というのは、そういった意味では進むのか、それとも、すり合わせが難しくなってくると考えるべきなのか教えてください。
A15. 大変難しい質問ですが、ご指摘の通り、記録密度の上昇並びにドライブの中も含めて、設計のマージンはどんどん縮小されていく方向にあるかと思います。特にHDDヘッドとHDD用メディアに関しましては、浮上量等々も微細にコントロールしなければいけないとか、HDDヘッド自体の構造についても、ライターもリーダーもさらに複雑な構造になってまいりますので、むしろ生産プロセス的に見ると非常に作りにくい構造になってくることは事実です。さらにはHDDヘッドとメディアのスペーシング等々のコントロールをどれだけ上手にできるかといった機能をヘッドの中に入れていくかということにつきましては、HDDヘッドの専門メーカーとして、メディアメーカー様、ドライブメーカー様との横の繋がりをしっかり持ちながら、最先端の技術を提供させていただくという形で、開発を継続しています。また、むしろドライブメーカー様も、部材メーカーとの協力関係も踏まえた上で、将来のロードマップをお書きになっていると当社も認識しておりますので、そこに貢献できるようなビジネスを展開していきたいと考えております。
メカ系の設計マージンでHDDヘッドの影響があるというと、一つはデュアルステージアクチュエーター(DSA)のサスペンションが挙げられます。当社は内製のサスペンションを持っておりますが、こういった技術でメカマージンを取っていく。また、現時点で当社のデュアルステージアクチュエータのサスペンションのシェアは、市場で一番を取っていますので、こういった部分で当社の優位性が継続的に活かせると考えております。
Q16. HDDヘッドの指数が上期の109位の水準から下期に向けてどの様に上がっていく見通しなのか教えて下さい。HDDの今期台数の6億6,000万台から逆算して、2Qの数量が1Qから横ばいだとすると、下期のHDDヘッドの指数は120位になると思っているのですが。
A16. ご推察の通り120前後と見込んでおります。
Q17. 電池についてですが、1Qと2Qの収益性の変化で2Qはボリュームが増えていく中で収益性がどう変化していくいかを教えて下さい。また、生産能力を2割程度上げていると思いますが、数量が増えてきている中で、来期に向けて、どの位の生産能力を増強しようと考えているのか教えてください。
A17. 二次電池の2Qの営業利益は、1Qに比べ若干の利益率改善を見込んでおります。生産能力ですが、来期に向けても約2割から3割の増強を考えています。

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