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積層セラミックコンデンサ: 一般用100V品1608サイズで業界最大静電容量の積層セラミックコンデンサの開発と量産

  • 一般用100V品で1608サイズの1μFを新たにラインナップ(大容量化を実現)
  • セットの部品数削減や小型化に貢献
※実際の製品にTDKのロゴは刻印されていません

2025年6月26日

TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、積層セラミックコンデンサ(以下、MLCC)の一般用製品「C」シリーズにおいて、X7R特性100V品で業界最大の静電容量*となる1608サイズ(L1.6mm×W0.8mm×T0.8mm)の1µFの製品を開発し、2025年6月から量産を開始したことを発表します。

近年、システム効率の向上や電力損失の低減を目的として、AIサーバーやエネルギーストレージシステム、各種産業機器等で電圧の48V化が進んでおり、電源ラインで使用されるコンデンサとして定格電圧100VのMLCCの需要が高まっています。

「C」シリーズの100V品では、材料選定と製品設計の最適化により、同一サイズの自社従来品と比較して10倍の大容量化を実現しました。この新製品は従来品と比べて員数や実装面積を大幅に削減でき、セットの部品数削減や小型化に貢献します。今後も更なるラインナップの拡充を図り、お客様のご要求へ対応してまいります。

* 2025年6月現在、TDK調べ

主な用途

  • 一般、産業機器用48Vシステムの電源ICの入力コンデンサなど

主な特長と利点

  • 1608サイズで1μFの大容量化による、セットの部品数削減や小型化

主な特性

製品名 外形寸法
[mm]
温度特性 定格電圧
[V]
静電容量
[μF]
C1608X7R2A105K080AC 1.6 x 0.8 x 0.8 X7R 100 1

サンプルのご購入は、製品名をクリック後に表示される製品ページから可能です。

生産・販売計画

  • サンプル価格 :5円/個
  • 生産拠点 :日本
  • 生産予定 : 500万個/月(当初)
  • 生産開始 : 2025年6月

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池、ソフトウェアなどです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2025年3月期の売上は約2兆2,050億円、従業員総数は全世界で約105,000人です。

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報道関係者の問い合わせ先

担当者 所属 電話番号 Email Address
伊藤 TDK株式会社
広報グループ
+81 3 6778-1055 TDK.PR@tdk.com