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[ 2006年3月期 中間期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 最初に数字の確認で、二つ目が増減益分析についてですが、年間の営業利益680億円を、記録メディアと電子素材部品部門に分けた場合の内訳と、構造改革費用が年間45億円というのは変わっていないのか。構造改革費用の上期、下期の按分と部門別の按分について、できる範囲で教えてください。
2点目は上期の実績ですが、第1四半期から第2四半期にかけて電子素材部品部門の売上は141億円増加していますが、営業利益は14億円くらいしか増加しておりません。第1四半期から第2四半期にかけて、売上増の割に利益が増えていない背景を、ご説明可能であれば製品別に教えてください。
A1. 上期は実績が出ています(ので下期の部門別見込みは年間合計から上期実績を差し引けば計算可能です)。下期の記録メディアの営業利益ですが、上期ほどは悪くなりませんが、構造改革費用込みでマイナスです。それ以外が電子素材部品部門の営業利益とご理解ください。
構造改革費用は、期初の説明会において、期首計画総額は、45億円、上期に40億円、下期に5億円の予算で、記録メディアにて全額予算計上と申し上げました。実際には、上期実績が13億円ですから、上期の残りの分と、期首計画時点で、下期に予定された5億円は予定どおりやらせていただく。この構造改革費用総額45億円は、この数字(通期見通し)の中に含まれているとご理解ください。
第1四半期と第2四半期の実績比較では、売上増の割に利益が増えていない背景ですが、コンデンサに生産トラブルがあり、期待通りに収益性が回復しなかったことが大きな要因としてあります。電子素材部品部門は、それ以外には大きな変動はないと認識しております。
Q2. 上期から下期に向けての電子素材部品部門の営業利益を、いまのコメントから試算すると、上期は323億円から440億円まで改善されることになりますが、上期から下期に改善する部分はどこから来るのか。貢献額、貢献寄与度を整理していただけますか。
2点目は、いつもどおりヘッドの数量の指数。それから、今下期に向けての収益性のおさらいをお願いします。
A2. コンデンサの問題は先期の第4四半期にかなり悪化して、その状態が今期第1四半期も続いた。第2四半期は、それよりは良くなりましたが芳しくない。9月にようやく収益性も良くなってきたという実感が得られるような数字が出てきた。そういう意味で、コンデンサ事業は、第3四半期、第4四半期とかなり回復すると見ているのが上期から下期にかけての営業利益改善の一番大きな要因です。それ以外の要因は、他事業も、第1、第2四半期よりは第3、第4四半期のほうが売上が増えていくという想定で、他事業の損益も改善していくということによるプラスと考えています。

先期05年3月期の第1四半期を100としたとき、先回の説明会では、今期第1四半期を154、第2四半期は163とご報告申し上げました。それに対して今回、実績は第2四半期で160、3ポイントダウンしています。第3四半期は前回174、第4四半期167とご報告しましたが、今回は、第3四半期は185、第4四半期は183と、下期は強気に見ております。
収益性については、値引きが非常に厳しい。思っていたより80GB/P製品の売上比率が高かったということもあり、下期の利益は、上期並みと見ています。
Q3. コンデンサの構成比を先ほど伺いましたが、第1四半期、第2四半期の売上の絶対指数の変化、第3四半期、第4四半期に対する見込みについて教えてください。それから、価格面での最近の動向についても説明をお願いします。
2点目は、ラムダパワー事業の“のれん”の処理について、償却をするまたはしないということで国内の見解は割れていると思いますが、この点については今までどおりの考えでいいのか、それとも、国内新基準で処理をするのか、その方向性をお聞かせください。
A3. ラムダパワー事業の譲受に伴ったのれんの話ですが、現在においても、まだ、資産の詳細を評価していますので、今の段階では正確な数値をもってご質問にお答えできません。SEC基準では、開発費用は即時、費用にて処理する。無形資産は(ルールに従って)何年かで償却していく。“のれん”は償却しないで減損計算していく、ということになります。
これを詳細にわたって、これからまだ数カ月かけて評価し直すことになります。それによって、いきなり費用処理しなければいけないもの、償却対象になるものが決まってきますので、申し訳ありませんが、いまのところ数値情報として答えられない状況です。

上半期のコンデンサの売上は、前年同期比10%ぐらい落ちています。第3四半期、第4四半期の現在の売上見込みは、前年同期比10%増ぐらいと見ています。したがって、第1四半期、第2四半期のマイナス分を、第3四半期、第4四半期で上乗せ、カバーして、通期では前年同期程度の売上になると見ています。
コンデンサの価格ですが、第2四半期は、第1四半期に比べて数%、1桁の前半の数値程度下がっています。
また、第3四半期、第4四半期は四半期毎にこれからも2、3%ぐらいは、今下期は下がると見ています。よって、今期年間では10%強の値下がりになる可能性があります。
Q4. HDD用ヘッドの事業についての質問ですが、上期に比べて下期は数量が大幅に増えて、利益は上期と下期の比較では、横ばいということですが、前提として、為替が下期は100円/米ドルになっています。建値はすべてドル建てだと思いますので、下期が110円/米ドルならその分為替益が追加になるのか、下期が110円/米ドルとなったとしても、利益は、上期比、下期は横ばいなのか、確認させてください。
次に、3.5インチ、2.5インチのヘッドの出荷数量構成比ですが、それぞれ、四半期毎のプラッター何BG/Pが何%という数値を教えてください。また、その中で、特にTMRヘッドの構成比率について、現状と第4四半期、来期の上期、下期の構成比がどういう変化をしそうなのかわかれば教えてください。
A4. 為替の件ですが、円安になれば、その分為替益は追加となります。ただし、まるまる上乗せにはなりません。
構成比率については、デスクトップ3.5インチは、第2四半期は80GB/Pが57%を占めています。第3四半期43%、第4四半期34%を見込んでいます。
100BG/Pは26から27%で推移。120〜130BG/Pは第2四半期17%、第3四半期31%、第4四半期35%を見込んでいます。160GB/Pは第4四半期4%を見込んでいます。
TMRですが、2.5インチ関係は60BG/P以上の製品は、すべてTMRになるとみています。TMRの構成比率ですが、第2四半期3%、第3四半期7%、第4四半期13%。来年の上期は、30%まで行かないと思います。来年下期からは大きく変わって、5割以上はTMRに切り替わるのではないかと考えています。
Q5. 電子素材部品の営業利益が、上期323億円で、下期はこれに対して100億円増える計画となっています。そのうちラムダパワーの電源事業で営業利益が20億円あったとしても、80億円実質的に良くならなければいけませんが、上釜さんのお話ですとヘッドの下期利益は上期比横ばいということですから、そうすると、80億円を他の二つの事業(電子材料および電子デバイス)で出すという計画と理解してよろしいですか。そもそもヘッドは、下期売上が上期比60〜70億円減っても営業利益は横ばいということになっているのでしょうか。通期の営業利益予想は先回の670億円から今回は680億円と、あえて10億円追加しておられますので、下期の計画についてもう少し細かくご説明いただければと思います。
また、「その他電子部品」の売上高が、上期134億円の実績に対し、下期の売上見込みが100億円以下になるという見通しですが、これはどういった前提なのか教えていただけますか。
A5. 電子素材部品部門の営業利益は上期より下期が約100億円増える見通しになっている背景に関するご質問ですね。
増益要因の一つはコンデンサです。第2四半期から売上が拡大傾向を示し始めてきた中で、第3四半期、第4四半期には、さらに増収による利益改善を予想しています。次に、インダクタの利益が拡大していくと見込んでいます。そういう意味で、その他の多くの電子部品が、下期には利益を改善してくれるという見方になっています。
Q6. ヘッド以外の製品についても、為替が、前提としている100円/米ドルでもそうなる(増益となる)ということですか。
A6. 為替が110円/米ドルとなった場合、下期計画の100円/米ドルとの差の10円の円安分がすべて為替益として利益に乗ると判断してよいのかということですが、現実には必ずしもそうならないと見ています。なぜならば、現実には、値引き圧力が厳しいので、円安による為替差益増がそのまま純増にはなるまいと思っているからです。

また、「その他電子部品」の中には、あまり多くを説明していませんが、メカトロという産業用機械装置を作っている部署があります。現在まで、この部門が比較的好調で、売上を拡大してきましたが、設備投資もそう長く続かないだろうということで、下期は、この部門の売上予想を落として見ていること、それから、電波暗室の事業でも下期の売上が若干落ちるといった見方です。
Q7. 減価償却費と研究開発費の想定の確認です。今回の資料を拝見すると従来から変更なしということですが、上期の実績から下期を単純に計算してさっ引くと、減価償却費と研究開発費だけで上期比100億円増えるような形になります。これは、単に数字を見直していないということで、実際はそんなに増えないという理解でいいのか、それとも、これだけの固定費の増加を吸収したうえで、本日ご説明のような下期での利益増加があるという理解でいいのか確認させてください。
A7. 減価償却費は期首に600億円と申し上げました。上期は265億円ですから、単純に倍にすると530億円。差額の70億円が本当に加わるのかというご質問ですが、設備投資をしたもののうち、これから償却が始まるもの等々がありますので、600億円に近いレベルまで来るだろうと考えています。これらで600億円に行かないとしても、デンセイ・ラムダさん等が仲間に加わったということで、それにともなう減価償却費やのれん償却も一部あります。
研究開発費は期首に400億円と申し上げました。上期は184億円ですから、単純に倍にすると368億円になります。研究開発費も、上期よりは下期のほうが予定しているもの等あって増えていく計画であり、デンセイ・ラムダさんの部分等を加味すると、400億円に近い金額、もしくは若干オーバーになるという認識に立っています。
Q8. これまでインダクティブデバイスを中心に新製品を出されていますが、電子素材部品部門の上期対下期での利益増加要因で、このような新製品による製品のミックス改善効果が出てくるとご覧になっているのかどうか。先ほど経理部長の江南さんが、その他の電子部品各々がそこそこの利益を出すであろうという見通しのご説明がありましたが、そういう理解でいいのか確認させてください。
A8. 当社の新製品比率ですが、期首の見込みで上期は31%でしたが、34〜35%まで上がっている。下期も、期首で見たより増える方向でいくと考えています。新製品は何のために作っているのかということになると、部品単価が下がっていく中でその下げを押さえる、収益性を上げていこうということなので、実績が計画以上に来るとすれば、その部分が若干プラスに効いてくることはあると思います。ただ、まだ計算していないので明確にはお答えできませんが、傾向としては新製品比率が上がることで収益性が良くなるはずだと思っています。
Q9. 先ほど第1四半期から第2四半期への電子素材部品部門の利益推移のお話がありましたが、HDD用ヘッドの利益率はどのように推移したのか。また、コンデンサも、第1四半期から第2四半期にかけて低水準ながらも回復したということでしたが、利益率が何ポイントぐらい改善したか、ヒントをいただければと思います。
A9. 第1四半期から第2四半期への推移でみると、コンデンサは若干良くなった程度です。最後の9月でやっと良くなってきた。そんな感じです。HDD用ヘッドについては、第1四半期より第2四半期の値引きが厳しいということと、新製品が出始めたことで歩留まりの問題等があり、第1四半期より第2四半期のほうが若干利益率を落としています。
Q10. HDD用ヘッドですが、第2四半期の実績数量は見通しより低かったのに対し、第3四半期は3ヶ月前の見通しよりも上方修正されている。第4四半期については季節調整があるとしても、かなりの高水準が続くという見通しですが、市場動向を解説していただければと思います。併せて、キャプティブ向けの比率がどうなっているか。10月5日の事業説明会で、今後はハードディスクドライブの組立てを増やしていくというお話がありましたが、どういうスケジュールで、来期にかけてどう増えていくのか教えてください。
A10. HDD用ヘッドの出荷数ですが、第2四半期の実績は7月の見通しより減りました。これは、125GB/Pの遅れが要因で、その分出荷数が落ちていますが、第3四半期からは順調に立ち上がると見ています。
各HDDメーカーとも、当社のようなHDD用ヘッド外販メーカーからの購入を増やしています。もちろん、当社のシェアが若干上がるものもありますが、需要自体が強い。その結果、強気の185という数字を出しています。第4四半期は当社の顧客のうち、HDD用ヘッドを内製しているメーカー(キャプティブ)の比率が増えてくるとみており、今上期24%が、下期は平均で31〜32%になると見ています。
次に10月5日の事業説明会のときにさしあげたハードディスクドライブのアッセンブリ(組立て)を手伝っていく(OEM)という件ですが、いま顧客2社と話を進めています。ただ、ビジネスの開始は来期下期以降になります。いま交渉中ですので、詳しいことは申し上げられません。
Q11. 第4四半期に160BG/Pの構成比率が数%になるとのことですが、そうすると来期の第1四半期にはある程度の数量が出荷されるようになると思います。そのときに、80GB/Pのヘッド価格を100とした場合、160BG/Pの価格はその倍(200)くらいまでいくかどうか教えていただけますか。
A11. お客様にもよりますし、出荷形態がHGAあるいはHSAで異なるので、一概に言えませんが、基本的に倍にはならないと考えています。

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