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TDK Investor Day 2025:中期経営計画進捗説明会
(2025年11月28日開催)Q & A:社外取締役との対話セッション

Q1. 監査等委員会設置会社への移行に対してどのような議論がなされていますか。
A1. コーポレート・ガバナンス体制については、世の中の変化を踏まえてコーポレート・ガバナンス委員会で議論しています。形を変えなければならないというよりも、どのような役割を果たすべきなのかということが重要だと思います。今の形だからできないということはありませんが、他の状況も見ながら検討を続けていきたいと考えています。
Q2. 部品やハードウェアとソフトウェアの融合という点で、マネジメントにどのようにアドバイスしていますか。
A2. 例えば、SensEIを工場等で使っているお客様のニーズを掴んでおかないと、顧客にミートする構成を作ることはできませんし、使い勝手の良いソフトを作っていくことが難しくなってきます。センサビジネスに携わるメンバーは、アプリケーションに近いところのお客様とのやり取りが増えてきており、最終商品についての要望を聞く機会が増えてきています。このような活動を増やしていくことが重要です。セールス・マーケティングに携わるメンバーも頭を切り替えていく必要あります。お客様にとってどこがポイントになる使われ方で、それを成し遂げるためにどういうコストで、どのような部品でどのようなソフトウェアが必要なのかということを考えることが重要になってくるとお話ししています。
Q3. 指名諮問委員会では、次期経営チームをどう育てていっていますか。また時代変化に応じてどのような議論をしていますか。
A3. TDKの人財はグローバルでみると相当のポテンシャルがあります。それぞれの層で「これは育ちそうだ」という人財に向けた人達の教育プログラムがきちんとできています。実際に見学してチェックしており、社外取締役が多角的な目で見ていきます。ボラティリティの高い世の中でどういう人財が良いのか我々自身も勉強しなければならないと思います。期待していただきたいと思います。
Q4. 事業ポートフォリオマネジメントの監督機能をどのように果たされているのか教えてください。
A4. 四半期ごとに報告があり議論しています。取締役会としては、個別の事業というよりも、全体としてそれが進捗しているのか、売却時に失うものについて検討したのかなど、対外的なレピュテーションも含めた最終確認を行っています。監督するだけでなく、中長期的な企業価値向上につながるのかということを考えています。単純に損切りするということではなく、将来に向けて「今が頑張りどころだ」といったところの見極めや議論を心掛けています。