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[ 2023年3月期 第1四半期 決算説明会 ]Q & A

Q1. 2023年3月期第1四半期の利益は計画対比で上振れしたと思いますが、どの分野で上振れたか背景を教えてください。
A1. 期初想定していた第1四半期の利益より全社で上振れていますが、その半分程度は為替による影響、残り半分程度は実力ベースでの増加です。受動部品セグメントについては、為替影響を除けば売上数量ベースでほぼ期初想定並み、利益はそれ以上に出ています。センサ応用製品セグメントは、為替影響を除いても数量ベースで伸び、利益は売上相当となります。磁気応用製品セグメントは、ヘッドが期初想定よりも数量が減少しており、やや期初想定よりも厳しい環境となりました。エナジー応用製品セグメントは、為替影響を除くと期初想定よりも売上高が下振れしています。ただ、利益は販売管理費を含めたコスト改善の効果が出ています。材料価格は基本的には期初想定水準で推移した一方、前期第4四半期からサーチャージに取り組んでいたこともあり、この点では期初想定よりも若干のプラスとなりました。
Q2. 前期第4四半期末と比べ在庫が増えていますが、次の第2四半期に向けて稼働や利益率にマイナスの影響はないでしょうか。
A2. 在庫は、為替影響を除いたベースで見ると前期末から600億円強の増加となります。これまでと同様、多くはコバルトを含めたバッテリーの今後の原材料確保に向けたものです。作り込みによる在庫の増加はそれほど多くないため、第2四半期以降の操業に与える影響は限定的と見ています。
Q3. 積層セラミックコンデンサ(MLCC)の動向と足元の全体でのBBレシオの水準を教えてください。自動車向けの需要は非常に強いと思いますが、顧客側の在庫についてどのように見ていますか。
A3. MLCCの需要は、自動車向けが引き続き好調となりました。今回の第1四半期の結果にも表れています。その中でもEV、ADASや自動運転向けの需要は引き続き堅調と見ています。ただ、目先の受注を見ると、4、5、6月で少し弱まっていると見ています。お客様側の在庫について正確なところは分かりませんが、Tier1の在庫が若干積み上がっているという感覚はあります。BBレシオに関しては、まだ受注は6月の時点では1を超えています。受注が売上を上回っており、注文残をまだ抱えている状況です。
Q4. 受動部品について、他社では第2四半期に向け稼働を低下させるという話もありますが、足元の受注動向に変化はありますか。第1四半期から第2四半期以降の稼働の状況について教えてください。
A4. 足元の受注は、4、5、6月で若干減少傾向となるものの、引き続き注文残を抱えています。第2四半期にかけての減産や生産調整は計画していません。
Q5. 第1四半期はスマートフォンの需要が低調だったと思いますが、そのなかでセンサ応用製品セグメントの収益改善が続いている背景を教えてください。
A5. 第1四半期は、中国スマートフォン向けの需要が全体的に減少していますが、お客様からの受注はむしろ想定以上でした。第1四半期特に貢献度が大きかった製品はMEMSセンサです。これまで取り組んできた顧客基盤とアプリケーションの拡大が順調に進んでいます。磁気センサはスマートフォン向けが伸びました。ホールセンサの販売が自動車向けに伸びたことが第1四半期の売上高に大きく貢献しています。MEMSセンサは、計画通り現中期経営計画の最終年度には完全黒字化したいと考えています。
Q6. 磁気応用製品セグメントは、数量ベースで見ると第2四半期はどのような動きとなりますか。新製品の立ち上がりがあると思いますが、そのニアラインの中で新製品の比率の高まりは見込んでいますか。
A6. 数量ベースでは、第1四半期に対し増加すると見ています。若干PC向けも増加しますが、基本的にはニアラインが増加するとの見方です。新しい技術を使った新製品が第1四半期から第2四半期以降増加すると見ています。
Q7. CATLとの合弁会社(JV)について、2022年4月の発表から進捗はありますか。
A7. CATLとのJVについては、2022年6月にセルを担うJVのAmpcoreと、パックを担うJVのAmpackの設立が完了しました。両2社の代表者に、当社の中型電池事業の責任者を選出しました。CATLとの協議のなかでより最適な人間を選定した結果です。当社としてはこの代表者をサポートしながらCATLとともに事業を推進していきます。この様なJV設立や枠組みが決まると同時に、事業の話も進んできております。今回JVで事業を行う大きなメリットの一つは、幅広い製品ラインアップを持つことができる事です。当社のパウチ型だけでなく、CATLの円筒形、角型も製品ラインアップに加えることにより、用途別に最適な電池を提案することが可能になります。実際に売上が立ち上がるのは先の話にはなりますが、プラスアルファの事業機会を得ることができそうです。
Q8. 家庭用蓄電システムの需要が増加しているとの説明がありましたが、具体的な背景を教えてください。
A8. 中型電池全体で見ると、この第1四半期は前年比で売上が約倍増となりました。その中型電池をけん引しているのが家庭用蓄電システムです。具体的な増加の背景としては、特に欧州で昨今起きているエネルギーの供給問題等です。これに反応する形で、特に欧州向けの需要が非常に強くなっています。欧州だけでなく、日本国内、米国等の地域でも販売しているため、各地域にも広がりを見せると考えています。