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[ 2015年3月期 通期 決算説明会 ]2016年3月期 連結業績見通し及び中期経営方針について

代表取締役社長 上釜 健宏

代表取締役社長 上釜 健宏

こんにちは。上釜でございます。本日は多数お集まりいただいて誠にありがとうございます。私のほうから、2016年3月期連結業績の見通し及び中期経営方針についてご説明申し上げます。

2016年3月期 連結業績予想及び配当金見通し

まず最初に、2016年3月期連結業績見通しになります。連結業績予想及び配当金の見通しについてご説明いたします。売上高は1兆1,800億円、営業利益は950億円、営業利益率8.1パーセント、税前利益950億円、当期純利益650億円、一株当たり利益515円92銭となります。配当金は、2015年3月期の下期配当水準から10円増配しまして、上期60円、下期60円で年間120円を予定させていただいています。今期の想定為替レートは、対ドルレートで115円、対ユーロレートで130円になります。

2016年3月期 通期連結売上高増減イメージ

つづきまして、前期通期連結売上高から今期売上高の増減見通しについて説明いたします。まず受動部品ですが高周波部品とインダクティブデバイスが好調に推移する見込みですので、7パーセントから大体10パーセント増加するだろうと見込んでおります。磁気応用製品は、HDDヘッドが若干減る見込みですが、セグメント全体では横ばいを見込んでおります。フィルム応用製品は、プラス25パーセント強増えるだろうと見込んでおります。連結として1兆1,800億円という売上を見込んでおります。

2016年3月期 のポイント

2016年3月期のポイントですが、我々の言う5本の柱事業について説明いたします。まず、インダクティブデバイスですが、これはICT市場や自動車市場向けに薄膜製品と積層製品のシェアが拡大するだろうと見込んでおります。高周波部品は、主にSAW、TC-SAW、BAW等のフィルターになりますが、LTE市場の拡大と小型化・高特性化の流れの中でディスクリート製品(個品)の販売拡大が期待できると考えています。また、主要顧客向けにモジュール製品のシェア拡大も今期見込んでおります。圧電材料部品については、OISと呼ばれる手振れ防止のカメラモジュール用アクチュエーターが、中国スマホ向けに拡大していく見込みでございます。
それから磁気応用製品、特にHDDヘッドになりますが、ご存じの通り、PC市場は台数が減るといわれております。それに伴いHDD市場の台数も2015年3月期が5億5,100万台に対しまして、2016年3月期は、5億3,000万台と、2,000万台ほど減るだろうと見込んでおります。ただ、データセンタ向け製品の販売が、徐々に立ち上がってきましたので、今後は製品ミックスが良くなってくると見込んでおります。
つづきまして、フィルム応用製品、主に二次電池になりますが、モバイル機器の薄型化が進んでいますので、今後もリチウムポリマー電池の採用が加速するだろうと見込んでおります。角型のリチウムイオン電池からリチウムポリマー電池の切り替えが更に進むのではないかと見込んでおります。加えて、急速充電に対応した二次電池が拡大していくと見ております。

重点3市場と重点5事業+新規事業

つづきまして、中期の経営方針について、ご説明させていただきます。この中期は、2016年3月期から2018年3月期までの3カ年計画でございます。今までも重点3市場として、自動車、ICT、産機エネルギー、重点5事業としてインダクティブデバイス、高周波部品、圧電材料部品、HDDヘッド、二次電池としてきました。当然この5事業を引き続き成長させていきますが、これらに加えて新規事業に力を入れていきたいと思っております。

重点分野別の売上比率(中期販売計画)

重点分野の売上比率ですが、自動車市場向けの比率を現在の17パーセントから2018年3月期に30パーセントにすることを目指していきたいと考えております。

成長分野における新規事業

つづきまして、先ほど申し上げました成長分野における新規事業ですが、2018年3月期に売上高1,000億円以上を目指します。この円グラフを見ていただけると分かると思いますが、まず自動車、産機向けセンサー。これは、主にTMRの磁気センサー、角度センサー、それとプレッシャーセンサー、気圧センサーになります。次にエネルギーユニットですが、これは特に産業機器向けが先に来ると思いますが、自動車市場向けにも拡大させてまいります。非接触給電、それからチャージャー、DC/DCコンバーター、バッテリー等についてエネルギーユニットとしてビジネスを拡大させていきたいと考えています。次にウェアラブルですが、これは特にヘルスケアの分野に注力したいと思っています。これも非接触給電とチャージャー、あるいは当社独自のIC内蔵基板「SESUB」を使った小型モジュール、バッテリー等を拡販していきたいと考えております。薄膜部品は、当社がこれまで蓄積してきた薄膜技術を活用した応用製品になりますが、ICTや自動車といった重点市場に対して今後新製品の販売を拡大してまいります。

重点5事業及び新規事業の拡大

次は、新事業の売上イメージです。2015年3月期の実績として大体全体売上の1パーセント程度を占めていますが、2018年3月期には、全体の8パーセント程度の売上を占めるような目標を掲げております。

業績推移と中期の業績見通し

前回もご説明させていただきましたが、中期の業績推移のイメージでございます。1番右の棒グラフが、目標の2018年3月期の業績イメージです。グラフでは紫色のほうが営業利益になりますが、2018年3月期には、大体売上と同じ高さ、つまり営業利益率として10%を目指すイメージでご認識していただければと思います。

モノづくり改革 (ゼロディフェクト品質)

次はものづくり改革について説明させていただきます。先日リリースを公表いたしましたが、今後秋田地区に新工場を二つ造る計画です。投資額は250億を計画しております。今評判になっておりますインダストリ4.0の考え方をベースにゼロディフェクトの追及を併せたものづくりの改革をしていかなければならないと考えています。新しいものづくりの仕組み、システムを新工場には導入する予定で、今着々と生産ラインの設計や工程の流し方等の検討を進めております。これらの考え方は、新工場だけではなく、主力製品や新製品については既存工場にも導入していきたいと思っております。どこの国で作っても同じ品質で同じ性能の製品ができるものづくりです。これらの新しいものづくりの考えを秋田新工場に導入したら、世界すべての拠点に展開したいと考えています。

成長投資

次は成長投資について説明いたします。2016年3月期から2018年3月期の3年間の総投資額は、3,500億から4,000億円を計画しています。これは、先程ものづくり改革で申し上げました秋田地区の新工場建設投資も含まれますし、重点5事業の生産増産や合理化投資が含まれます。また、新製品や新規事業への投資も成長のために増やしていく計画です。
今期2016年3月期の計画は、1,300億円を予定しております。
研究開発投資につきましては、今後の3年間で約2,300億円を計画しています。今期2016年3月期は、770億円を予定しております。

中期経営目標

最後になりますが、中期経営目標について説明いたします。先程申し上げました重点5事業の拡大、成長投資、新規事業の拡大、M&A等で成長を実現していきます。株主還元につきましても、一株当たり利益の成長を通じた安定的な配当を継続する方針です。配当性向は、今後30パーセントを目標に設定しております。今期は30パーセントには足りませんが、成長投資に向けさせていただきたいと思っております。2018年3月期には、営業利益率10パーセント以上、ROE10パーセント以上を目標として事業を進めていきたいと考えております。私からは以上でございます。ありがとうございます。

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