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[ 2012年3月期 通期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. HDDヘッドの需給状況の見方を教えてください。また、HDDヘッドの出荷指数が、前回の説明会(1月末)では、4Q(1-3月)104、1Q(4-6月)120+αとご説明いただいているのですが、今回、若干下に振れている理由と、2Q(7-9月)の見通しについてもお願いいたします。
A1. 全体の市場ですが、洪水の後かなり需給の逼迫感があった関係で、前回説明会の時点では、1Qも強い引き合いが来ておりましたが、前回の見込みよりも若干弱含んで推移すると見ています。全体としてはHDDは足りない状況が続いています。一部のディストリビューターには行き渡っていないという話も聞こえています。ただ、2.5インチHDDの低容量タイプの生産が1-3月に非常に多かったということもありまして、2.5インチの低容量タイプのタイト感が若干緩和し始めるのではないかと思っていますが、ニアラインや3.5インチの高容量タイプについては、いまだに逼迫感が続いていると見ています。2QのHDDヘッドの出荷指数としては120以上になるのではないかとみています。
Q2. セラミックコンデンサ事業ですが、2012年3月期と2013年3月期を比較したときに、どのように変化するのか教えてください。
A2. 構造改革につきましては、拠点集約をはじめとした諸施策は計画どおり進捗しています。収益につきましては、構造改革により、徹底したものづくりの強化をして黒字体質にするということで動いていますから、大きく改善されると考えています。4Qでの損益分岐点の水準を目指しています。
Q3. HDDヘッドの市場シェアの先期実績と今後の見方について教えてください。
A3. シェアにつきましては、上期は約27〜28%でした。タイの洪水の後、下期は34%程度のシェアに上昇しています。ご承知のように、現在は洪水で被害を受けたHDDメーカ様の生産分を、かなり当社でサポートさせていただいています。今後のシェアの見方については、当然ニアライン分野等の数量増加分やヘッドの員数増加分を取っていくことによるプラス効果がある一方で洪水による特需の部分については、生産回復度合いをみながら、下期にかけては若干のマイナス分を織り込まなければいけないのではないかと見ています。
Q4. 通期営業利益570億円の中で、1Qの利益水準をどの程度見込んでいるか教えてください。
A4. 1Qの営業利益ですが、全体の2割弱位の水準を想定しています。HDDヘッド事業の回復による磁気応用製品事業は、4Qに引続き高水準の利益を見ているということと、4Qに含まれている構造改革費用の負担がなくなることが背景です。
Q5. 受動部品はリストラ費用を除くと、1Qの利益水準はそれほど改善しないという前提でしょうか?
A5. 4Qと比較すると、赤字は減りますのでかなり改善します。
Q6. 通期の利益について現時点での見方を教えてください。
A6. 受動部品においては、拠点の再編や人員削減等、構造改革の効果はすぐには出てこない見込みで、主に下期から出てくると想定しています。従って、先程申し上げました通り、1Qの利益は先期の4Qよりかなり改善はしますが、2Qでもう少し改善し、3Qでさらに改善するというイメージです。下期は記録デバイス事業の利益を慎重にみていますが、受動部品についてはスマートフォン向けの新規受注による増収効果もあり下期かけて改善してくる見込みです。
Q7. HDDヘッドについてですが、2.5インチの500 GB/Pや3.5インチの1 TB/P等、次世代製品の出荷比率は4Qでどれ位あって、1Q、2Qでどう比率が上昇していくのかという点について教えてください。
A7. まず、2.5インチ用HDDヘッドですが、500 GB/Pの比率については、4Qで33%位で、320 GB/Pが60%程度あると見ています。3.5インチ用ヘッドにつきましては、1 TB/Pは、4Qで20%弱で、500 GB/Pが主流で70%程度あるのが4Qの状況です。
Q8. その中でTDKの新世代製品ミックスはどのようになる見込みですか?
A8. 2.5インチ用500 GB/Pヘッドは、今期の4Qでほぼ移行が完了し、3.5インチ用1 TB/Pヘッドは、4Qで全体の70%程度までシフトするのではないかと見ています。当社の製品ミックスも変化していくのではないかと見ています。
Q9. 構造改革に伴う不採算製品への対応について教えてください。その他セグメントを見ますと、2012年3月期通期での営業赤字が、構造改革等も入っているかもしれませんが、48億円もあります。2013年3月期においては、採算性の悪い製品をどのように改善していく予定なのか考えをお聞かせください。
A9. 2012年3月期は、新製品の立ち上げ等で営業赤字を出した製品もありましたが構造改革を含めた損益改善活動により2013年3月期は損益分岐点の水準まで持って行くことを目指しています。
Q10. 他に不採算製品で収益性が改善する製品はありますか?
A10. あります。受動部品事業及び磁気応用製品事業では、製品単位で不採算製品を管理しています。今の不採算製品については半分位を改善して、黒字化させていくということを考えています。記録メディア事業も苦戦していましたが、償却がかなり少なくなってきたことに加え、今後は高付加価値製品であるプロフェッショナルディスクに特化することや産業機器分野向け製品に注力することで採算性が改善する見込みです。
Q11. 2.5インチ用HDDヘッドは、現在の技術では500GB/Pが限界と言われていましたが、熱アシストヘッドの投入前に、別の製品が入ってくるという理解でよろしいですか?
A11. 2.5インチは、既存の技術においても500 GB/Pで終わりでなく、640 GB/Pを作ろうと各社で開発に取り組んでいるところです。熱アシスト技術はもう一歩その先の話になります。また、アプリケーションの様々な制約はあるかもしれませんがシングルライト(瓦書記録技術)という製品が、現在の技術と熱アシスト技術との間に入ってくる可能性もあります。当社としては様々なヘッドの開発を行い、全ての技術に適切に対応できるように着実に準備を進めています。
Q12. 可能であれば、2012年3月期にあったような営業利益増減益分析が、新しい期である2013年3月期に対してもありましたら教えてください。
A12. 2012年3月期は、東日本大震災やタイ洪水の影響、また構造改革費用等様々な利益圧迫要因がありましたが、これらの異常費用を考慮しますと、2013年3月期は、130億円程度費用面で改善されると考えています。その改善額には土地の売却益等も含めています。また、構造改革の効果としては、約165億円見込んでいます。想定米ドルレートは2012年3月期の79円から2013年3月期は77円で2円円高方向で見ています。これまで1円で約20億円の営業利益感応度と申し上げてきましたが、様々な施策を行った結果、現在の体質では1円で約17億円の感応度になっていますので、為替関係で34〜35億円のマイナスとなります。数量の増加と売価下落の影響は、2012年3月期とほぼ同程度で見ています。また、コスト改善で約100数十億円を見込んでいます。
Q13. 二次電池事業は、2013年3月期でどの位の売上の伸びを見込んでいるか教えてください。今、ウルトラブックの新しい製品で、リチウムポリマー電池にもチャンスがあるのかなと思っているのですが、TDKはどういう手応えを持っていますか?
A13. 売上は20%位増加するのではないかと見ています。ただ、ウルトラブックがそこまで伸びるかどうかというのはまだ不明で、どちらかというと現在はタブレット需要の伸びが引続き大きいのではないかと見ています。
Q14. 電池の能力増加はどの位と見ておけばいいでしょうか?
A14. 20%〜30%程度です。
Q15. 2013年3月期の設備投資の予想が850億円ですが、これをヘッド事業と受動部品、二次電池等で分けるとどの様な内訳になるのか教えてください。
A15. 850億円のうち、ヘッド事業で3割弱、受動部品で4割位、電池で1割位を想定しています。

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