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[ 2012年3月期 第1四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 営業利益が前年同期実績と比較して減少した背景を教えてください。
A1. 当1Q実績が56億円となった背景として(年金制度変更による31億円の費用増、東日本大震災による影響額31億円という一時要因に加えて)大きな減収要因は、HDDヘッドの売価下落で、1Qの後半に想定以上に発生しました。もう1つは、一部高周波部品の売上減少です。これら2つの売上減少による影響が主な要因です。
Q2. 7-9月の受動部品セグメントの業績水準を考える上でのヒントとして、受注のモメンタムを教えてください。
A2. 前回の説明会で、7-9月の売上は4-6月比で10%位の伸びを見込むとお話しいたしましたが、現在見ているところでは5〜10%未満の伸びになりそうです。
Q3. 2Qの稼働の見通しについて教えてください。
A3. 1Q、特に4月は、震災の影響でセラミックコンデンサの稼働が落ちましたので、そこを基準にすると、2Qの稼働は5%位上がると思っています。
Q4. HDDヘッドについてですが、1Qの数量の見方と、2Q以降の見通しを教えてください。
A4. 1Qの出荷数量は、想定より少し低く、2011年3月期第1四半期の出荷数量を100とした場合の出荷指数で95となりました。2Q以降の指数は1Qに対し5%増加し、100になるのではないかと見ております。
Q5. HDDヘッドの市場及びTDKのシェアの見通しについて教えてください。
A5. HDDヘッドの市場全体の出荷数量は、季節性要因による大きな変化は少なくなり、フラット化していくだろうと見ています。シェアに関しては、現時点は顧客側の再編が控えている移行期間ということもあり、まだ不透明な部分はありますが、現在のシェアをキープできるのではないかと思っています。
Q6. 2Q以降の販売の見通しなどについて教えてください。
A6. 受動部品は、1Qから2Qにかけて5〜10%未満の伸び、2Qから3Qにかけても同様な伸びを想定しています。また、好調な二次電池は2桁%の伸びを見込んでおり、HDDヘッドは、数量的には横ばいですが、中国を中心に合理化コストダウンを実施することで、利益を確保していきます。
Q7. HDDヘッドの平均単価下落率についてですが、1Qの実績と、2Q以降の見通しについて教えてください。
A7. 品種構成の変化により1Qの単価は、前期4Qと比べて約6%落ちています。価格は品種構成によるところが大きいですが、平均売価を含めて旧製品の下落が続くと見ております。2Q以降は、四半期で2、3%位の下落を見込んでいます。
Q8. セラミックコンデンサの今の業界全体の需給環境と、1Qの単価の状況はどうだったのか教えてください。
A8. セラミックコンデンサの需給状況ですが、3月の震災からの流れをお話ししますと、3月、4月は受注が旺盛でしたが、5月はその反動で落ちています。6月は若干増加しました。ただ、市場全体的には、テレビとパソコンの生産が弱く、1Qの日本市場の自動車関係があまり良くなかったため、決していい状況ではないと思っています。受注については、5月を底に徐々に回復しています。
単価については単純平均単価で申し上げますと、1Qは4Q対比で上がっています。これは製品構成が変わってきたことが背景です。
Q9. アプリケーション別に言うと、自動車関係が拡大したという理解でよろしいですか?
A9. 自動車関係については、ヨーロッパは比較的堅調でした。日本の落ち分をヨーロッパが若干カバーしました。全体的に見ても、車が堅調だったということがあると思います。
Q10. エプコスとのシナジーを活かして、アルミ電解コンデンサやフィルムコンデンサを拡張されていると思いますが、日本において本格的に製品を売っていくフェーズが近づきつつあると思います。今期において受動部品のシナジーがどの様に表れてきているか教えてください。
A10. 日本市場において、特に自動車をはじめとした分野に売上拡大を狙っています。また、高周波部品の開発において、新製品の設計を共同で行う等、技術面でのシナジーも表れてきています。
Q11. 高周波部品の売上が落ちているようですが、2Q以降の挽回策は何かあるのでしょうか?
A11. 現在、大手顧客の生産調整の影響により高周波部品の売上が減少しています。その他の携帯メーカー、ICメーカー含めて販売先を積極的に拡大していますので、2Q以降徐々に回復してくると考えています。
Q12. 費用関係について纏めさせてください。1Qの全社及び消去の72億円の内31億円が年金制度の変更に伴う一時費用ですから、それを引くと残り41億円あると思います。昨年の四半期毎の水準は、約32億円でしたので、それと比較すると1Qは9億円位上がっています。この要因について教えてください。また、エプコス買収に伴うのれん償却費用が1Qに 14億円発生していますが、通期はこれを4倍した56億円位の着地で見るのが正しいのかどうか教えてください。また、6億円構造改革費用の内容について教えてください。
A12. 全社及び消去ですが、構造改革とも絡んでおりまして、31億円が年金制度の変更に伴う一時費用です。構造改革で6億円のうち2億円がここに入っています。あと、震災の30億円のうちの2億円も、本社で費用として計上しているものがありますので、一時費用としては72億円のうち35億円が含まれています。差し引き37億円になるわけですが、一部開発費とIT等の整備で本社が負担している費用が入っています。
エプコス買収に伴うのれん償却費用につきましては、この1Qは14億円ですが、通期で前期比並みの52〜53億円で見ています。構造改革費用6億円の発生ですが、1つは、海外の拠点の一部整理と製品の集約等で4億円位かかっています。あと2億円は先程申し上げましたように、国内に入っている一時費用、建物撤去等、拠点の統合にかかる費用、集約等です。
Q13. 一時費用を除いて全社及び消去が37億円ということですが、今後も、四半期毎の水準としては、37億円程度が続くという見方でよろしいでしょうか?
A13. 35〜40億円の間で見ております。
Q14. 受動部品の需要の見方についてですが、先程、7-9月の回復が思ったよりも鈍い、震災の影響が出ているのではないかというコメントがありました。その代わり3Qに上がるという見通しとのことですが、もう少し具体的に説明ください。何が遅れている理由で、何が3Q以降に回復してくると見ているのでしょうか?
A14. 回復が遅れているというのは、1つは、3-4月の取り込みが大きかったことによる顧客側での在庫調整が想定より長引いているということがあります。もう1つは、6、7月は事前の想定よりも生産が上がってこないことがあります。パソコン、テレビなどの市場の需要が思ったほど伸びていない状況です。
当社の状況については、部品によって変わりますが、セラミックコンデンサは、震災の影響が上期にありましたので、3Q、4Qに挽回してくると見込んでいます。インダクタについては、自動車関係は上期下期で比較すると10〜15%位上がると思っています。また、通信関係も2桁%位の伸びを期待しています。ただ、パソコン関係は、せいぜい5%位の伸びというのが今の感覚です。
Q15. 受動部品ですが、製品別に切り分けてみたときの見通しを教えてください。
A15. 製品別でお話しいたしますと、かなり堅調なのが、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、自動車向けの圧電関係の部品です。ここら辺は安定的に上がっていくと見込んでいます。また、インダクタは、おしなべて上期比較で下期は2桁%近く伸びるのではないかというのが大まかな感覚です。
Q16. 受動部品事業の利益の出方としては、アルミ電解コンデンサとフィルムコンデンサが伸びるということは、それなりの増益は見込んでいいということでよろしいでしょうか?
A16. そうです。
Q17. セラミックコンデンサですが、4-6月の稼働率、7-9月の稼働率を教えてください。また、セラミックコンデンサの収益性について教えてください。
A17. 稼働率については、1Qは80%位です。2Qは80%〜85%の見込みです。収益の安定化を図るためには、もう少し売上を増やすことが必要だと考えております。シェアアップを図るべく、色々な取り組みを行っているところです。
Q18. レアアースの高騰の影響ですが、どんな影響が出てくるのか教えてください。特に6月、7月で急騰しているわけですけれども、製品価格への転嫁は、どの様な具合で浸透していくのか見通しを教えてください。
A18. レアアース価格については想定範囲外の高騰が続いているわけですが、当社は既にレアアースについては相場変動制を導入しており、それ以外のお客様ついても、現在値上げ要請をしているところです。急激に値上がった価格が高止まりすると、今後確かに影響は出てきますが、そこは内部でのコストダウンや製品価格への転嫁などにより出来るだけ影響を抑えたいと考えています。
Q19. レアアース価格の高騰は、1Qまたは2Qにおいてマイナス影響はありましたか?影響額で開示できるものがあれば教えてください。
A19. 損益には影響しています。金額は数億円レベルです。
Q20. セラミックコンデンサの新生産プロセスの状況について教えてください。また、セラミックコンデンサの受注で強化している部分を教えてください。
A20. 増産投資は継続的に実施しており、新プロセスについては、前期末にほぼ完了しています。受注につきましては、先端品の受注に注力しています。
Q21. アプリケーションが新製品ということですか?
A21. 小型で容量が高いものについて積極的にお客様へ提案をしております。当社は、従来他社と比較して先端製品が少なかったので、当然そこの領域を取りに行くという考えです。
Q22. 他社と比較すると、新しく投資をしたため、償却負担が重くなるのか?
A22. セラミックコンデンサ業界の構造というのは、固定費は数で吸収するにしても、利益の源泉は、先程申し上げた単価の高い先端製品のところにあるわけです。残念ながら、当社はそこが弱かったため、今迄強化をしてきました。今後積極的に拡販していきたいということです。
Q23. HDDヘッドについて教えてください。HDDはレアアース価格高騰によるVCMやネオジウムマグネットの価格上昇などにより製造コストが上昇しているのではないかと思います。そのことによりHDDヘッドへの価格下落プレッシャーが以前より大きくなるのではないかと想像したのですが、その辺りの状況について教えてください。
A23. HDDの価格は、市場でもかなり安くなってきています。その中で、HDDヘッドに対しては、既存品の従来容量品についてはかなり内製も進んでまいりますので、そこの勝負が厳しいというのは従来と変わりないと思います。当社は、新しい付加価値の高い高容量品のHDDヘッドを早く大量に投入していくことで価格下落への対応力を強化してきます。2.5インチの500GB品を作る場合にディスク1枚に先端品のヘッド2本と、ディスク2枚の旧来品の3本ヘッドという色々な組み合わせがありますが、当社は先端品で競合他社と差別化を図ると同時にコストダウンの為の合理化を引き続き進めて、様々な製品に対応できるコスト競争力を追求していかなければいけないと考えています。足元では2.5インチの320GB/Pの製品ライフが長くなっています。その為、全体に価格が下がってきているというのが1つ厳しい状況になっている理由だと思っています。
Q24. イメージから言うと、足下は2.5インチの320GB/Pのウエイトは高いので、そこの内製が進むことで一時的にシェアが下がるものの、後半にシェアを取り戻すという流れでよろしいですか?
A24. 全体の流れはそのようになると思います。

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