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[ 2012年3月期 第1四半期 連結決算説明会 ]受動部品事業について

取締役常務執行役員 荒谷 真一

取締役常務執行役員 荒谷 真一

受動部品セグメントの前第4四半期から当第1四半期にかけての販売金額の増減要因に関して説明させていただきます。
当第1四半期の受動部品全体の販売金額は、前第4四半期の1,050億円から33億円、3.1%減少し1,017億円となりました。
まず、コンデンサの当第1四半期の販売ですが、前第4四半期の345億円から16億円、4.6%増加し361億円となりました。セラミックコンデンサの自動車分野向けの販売が、主に東日本大震災の影響により減少し、生産調整傾向にある薄型テレビ、ノートPCなど、情報家電向けの販売も減少しましたが、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサの販売が、主に産業機器及び再生可能エネルギー機器、産業機器向けに増加したことと、セラミックコンデンサの代理店向け販売が増加したことにより、コンデンサトータルとして前第4四半期比4.6%の増収となりました。
インダクティブデバイスの販売状況ですが、前第4四半期の319億円から10億円、3.1%増加し329億円となりました。前第4四半期と同様に、スマートフォン、タブレット端末向けのEMIフィルタや電源チョークコイルなどの販売が安定的に推移したことに加えて、産業機器や代理店向けのノイズ対策部品の販売が増加したことにより、インダクティブデバイストータルとしては3.1%の増収となりました。
その他受動部品は、前第4四半期の386億円から58億円、15%減少し328億円となりました。携帯電話向け高周波部品の販売が、大手得意先の生産調整により大幅に減少したことが主要因です。第2四半期以降は一定の回復をするものと見ていますが、今後の顧客状況を注視するとともに、顧客基盤を広げるべく営業活動を展開中でございます。

以上でございます。