40周年を迎える世界陸上競技選手権大会:第1回大会からサポートを続けるTDK
2023年7月26日
はじめに
世界陸上競技選手権大会は、今年で40周年を迎えます。1983年に第1回大会が開催されて以来、同大会には世界中からトップアスリートが集結し、パワー、スピード、持久力を発揮して驚異的な偉業を成し遂げてきました。40周年というこの記念すべき節目に、これまでの歴史を祝い、大会を成功に導いてきた選手の方々や、長年スポンサーを務めてきた当社の関係者の皆さまに感謝の意を表したいと思います。
世界陸上競技選手権大会の歴史
1983年にヘルシンキで初めて開催された世界陸上競技選手権大会は、今日までに真の世界的な競技大会へと進化を遂げました。40年の間に開催された18回にわたる大会において、トップアスリートが世界チャンピオンの称号をかけ、互いに競い合ってきました。世界陸上競技選手権大会は、進化を重ね、すべての人に開かれた多様性に富む場となり、陸上競技が持つ普遍的な魅力を象徴する存在となりました。
TDK:長きにわたるパートナー
TDKは世界陸上競技選手権大会において、第1回大会から、スポンサーとして重要な役割を果たしてきました。現在、同大会は世界的に有名な競技大会として知られていますが、TDKもその一助を担っています。TDKの主な協賛活動は、男子競技で世界新記録が樹立された際の賞金の贈呈、男子選手のゼッケンスポンサー(ゼッケンにTDKのロゴを表記)、競技場内の広告ボードにTDKのロゴを表記(100m走スタートラインのバックボードなど)といった各種取り組みです。
40年の歩み:これまでを振り返る
1983年の初開催から現在に至るまで、世界陸上競技選手権大会はめざましい進歩を遂げてきました。アスリートをプロとして躍進させるばかりでなく、ジェンダー平等も推進することで、陸上競技の普遍的な魅力をたくさんの人々に届けています。
名場面と伝説のアスリートたち
世界陸上競技選手権大会は、スポーツの歴史に永遠に刻まれる陸上競技の名場面を数多く生み出してきました。長年にわたり、男女両種目で数々の記憶に残る偉業が達成されています。
ティーナ・リラク、勝利の投てき(1983年)
第1回のヘルシンキ大会では、フィンランドのティーナ・リラクがやり投げで逆転優勝を果たし、陸上競技史に残る名場面を生み出しました。母国で勝利を勝ち取った彼女の姿は、現在でも多くのアスリートに勇気と刺激を与えています。
カール・ルイス、リレーで世界記録(1983年)
第1回のヘルシンキ大会では、アメリカのカール・ルイスが、100m、走り幅跳び、4×100mリレーの3種目で金メダルを獲得。並外れた身体能力で複数の金メダルを獲得したほか、リレーでは37秒86の世界記録を樹立しました。
ハイレ・ゲブレセラシェ、10,000mでトップの座をキープ(1990年代)
1990年代、エチオピアの伝説的なアスリートであるハイレ・ゲブレセラシェは、10,000m走で圧倒的な強さを発揮。抜群の安定感と強靭なスタミナを備えたゲブレセラシェは、幾度にもわたり勝利を手にしました。
セルゲイ・ブブカ、棒高跳びのレガシー(1997年)
1997年のアテネ大会では、ウクライナのセルゲイ・ブブカが棒高跳びで6連覇を達成。記録破りの棒高跳び選手としてその座をよりいっそう確固たるものとしました。
ウサイン・ボルト、スプリントの独壇場(2009年)
2009年のベルリン大会では、ジャマイカのウサイン・ボルトが短距離走で驚異の二冠を達成し、類いまれなスピード、敏捷性、カリスマ性で世界的なスターの座を手にしました。
アルマンド・デュプランティス、記録破りの棒高跳び(2022年)
2022年、アルマンド・デュプランティスはライバルの記録を破り、棒高跳びで世界新記録を樹立。オレゴンで披露した彼の驚異的なパフォーマンスは、陸上競技において人類がまだまだ飛躍できることを証明しました。
最後に
40周年を迎える世界陸上競技選手権大会は、これまでの歴史を称えるとともに未来を見据える貴重な大会となります。WA (World Athletics)は、過去を尊重し、よりいっそう多様で、すべての人に開かれた未来を思い描くことで、レジリエンス、決断力、そして絶え間ない進歩といった陸上競技の精神を体現し続けます。
TDKについて
TDKは、電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立された、
磁性技術で世界をリードする総合電子部品メーカーです。1983年の第1回ヘルシンキ大会から、
オフィシャルパートナーとして世界陸上競技選手権大会を協賛しています。