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[ 2012年3月期 第3四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. HDDヘッドの来期4月〜6月、7月〜9月における出荷動向について、指数で教えてください。
A1. 4月〜6月のHDDヘッド出荷指数の見込みにつきましては、今期第4四半期の後半に数量が上がっていく形になりますので、現時点では2011年3月期第1四半期の出荷数量を100とした場合、120プラスαの水準は見込めるのではないかと見ています。またその後の7月〜9月も同じ水準を見込めるのではないかと考えております。全体環境の予測はまだ難しい状況にありますが、今の時点ではそのような水準を見込んでおります。
Q2. セラミックコンデンサ事業についてですが、今回の事業の統廃合を含めて、TDKが今後目指している収益率はどの辺りにあり、中期的にどういう姿になっているのか教えてください。また、来期で見た場合は、どういう改善が数字で具体的に見えてくるのか、拠点統廃合を含めて改めて説明してください。
A2. 当社のセラミックコンデンサ事業の業界でのポジショニングは、収益性を含めて厳しい状態にあることは間違いありません。拠点再編ということで、既に2工場の閉鎖まではリリースしておりますが、残った工場につきましては、他事業の再編、効率的な生産ラインの編成も含めて、構造改革の計画に沿って迅速に進めていきます。また、今後当社が目指す分野については、今まで以上に明確にしなければいけないと考えています。自動車関係分野は今まで以上に力を入れてやっていきます。材料や生産プロセスも含めて様々な形でお客様との繋がりが重要になりますが、今後さらに関係を強化して事業を進めていきます。前回もご説明申し上げましたが、当社の市場ポジションからいって、事業の在り方そのものを見直していかなければなりませんが、今後は従来より市場分野に沿った製品開発、製品導入、それに伴った材料プロセスを明確にして、その分野での成果を上げていくという考えで進めております。
Q3. セラミックコンデンサ事業において利益の大幅な改善を目指すということですが、営業利益率で10%位をイメージしたものですか?
A3. そこまでは想定していません。まずは黒字化を目指していきます。
Q4. 構造改革として今回追加した費用に対する効果についてですが、前回発表の費用対効果に対して相当低い感じに見受けられますが、理由を教えてください。またインダクタ、もしくはセラミックコンデンサの効率改善というのは、具体的にどの効果を狙ったものでしょうか。固定費なのか、もう少しプロセス的なものの効果なのか。中長期には効果があるものの短期の効果の金額は上がらないところに関係しているのか、その辺のところを説明してください。
A4. 前回、今期下期の構造改革費用を30億円、来期を50億円ということで発表しておりました。まず、今期下期に使う30億円の効果としましては、来期以降の効果部分を含めて申し上げていたわけですが、一時費用をかけなくても削減できる内容、例えば経費関係、また固定費の改善等がございますので、効果としては大きく見えていた面があろうかと思います。
Q5. 追加した90億に対する効果額はいくらですか?また、今回の費用の効果を、ある程度は前回の発表時に含めていたのでしょうか?
A5. 今回の追加費用90億円に対する効果としては、40億円です。前回は、この効果は含めておりません。
Q6. セラミックコンデンサ事業及びインダクタ事業の再編の狙いを教えてください。
A6. インダクタ事業は、国内拠点での更なる収益強化を狙っており、先行して拠点再編や生産自動化等により国内の生産性を向上させることに重点を絞って進めてまいりました。コンデンサ事業は、まずは拠点再編を徹底的に行い、その上で、製品競争力の強化を行い、事業改革の成果を出していきたいと考えています。
Q7. HDDヘッド事業についてですが、3Qの利益及び4Qの利益見通しについて説明してください。
A7. 3Qの利益は、タイの影響等により落ち込んでおりますが、4Qについては出荷が急回復する中で、利益も伸びるということを想定しております。
Q8. 4Qの記録デバイス事業の売上は、550億円と想定されていますが、今期1Q及び2Qの売上は、それぞれ552億円、533億円でした。4Qの利益も1Qや2Qの水準に沿った利益が出ると考えていいですか。
A8. 同じ位の水準で考えています。
Q9. 3Qから4Qへの営業損益の変化ですが、通期業績予想に基づき単純計算しますと、3Qの営業利益70億円から、4Qは営業損失108億円になり、178億円も減少することになります。この増減分析を説明してください。
A9. 178億円の減少についてですが、構造改革費用の増加分により117億円減少。土地売却益の3Q対比での減少が15億円。逆にタイ洪水の影響が減少することによる利益改善額が28億円。これらを合算しますと、まず異常費用で178億円のうち104億円がマイナス要因になっております。残りは74億円の悪化になるわけですが、値引きで19億円、操業度の低下や品種構成で24億円、販売数量減少で21億円、IT関連の費用が10億円ほど増加すると見ております。
Q10. 構造改革費用だけを取り出しますと、3Qに既に3億円発生していて、4Qに120億円ということですね。あと、人員ですが、9月末から12月末に5,537人削減されたということですけれども、3月末までの計画を教えてください。また、5,537人のうち、国内・海外に分けて説明してください。
A10. 5,537名のうち、ほぼ5,500人は海外、残りは国内で、自然減等で減っている部分になります。既に海外で約1万人削減と説明しておりますが、今期末を目処に1万人を削減していく計画です。国内につきましては約1,000人の削減と説明しておりますが、1,000人相当の業務量削減を予定していますので、業務委託等の見直しや自然減等により、来期にかけて1,000人削減していく予定でおります。
Q11. 今期末までに海外主体で1万人削減ということですが、来期の構造改革の効果金額220億円のうち、人員削減に伴う効果はどのぐらい見込んでいるのでしょうか?
A11. 来期220億円のうち、現在見込んでいるのは約83億円です。
Q12. その他の137億円は、どういった内容からもたらされる効果なのでしょうか?
A12. 経費の削減で26億円、不採算関連で80億円、残りが拠点再編の効果です。ここは、人員の削減と拠点の集約を合わせて110億円位と見ていただけると、220億になります。
Q13. セラミックコンデンサ事業の、事業設計について端的にお伺いしたいのですが、以前は、月次売上が大体70億円程度で損益分岐することを目指していて、そのための合理化施策、例えば、拠点の集約、後工程の集約、一部、材料の内製化等に取り組んでいたと思います。今回、拠点を閉鎖することを決断し、最終的には、損益分岐点を下げていくことを目指していく話だと思いますが、売上でどの辺りの水準を損益分岐のイメージにしているのか、また市場分野を主軸にした開発より限界利益率を上げていく方向を狙っていくのか、今後の戦略について教えてください。加えて、拠点統合を行うとビジネスリスクも当然一部海外に移ることになると思いますが、そういったリスクへの対応も含めて、あるべき姿の事業体にいつ頃構築できる見通しなのか教えてください。
A13. 業務改善を含めて改革をやるということは、それなりのボリュームにしなければいけないと考えています。損益分岐点の数字は申し上げにくいのですが、当然選択と集中になるわけですから、失うものも一時的にはあるだろうと考えています。その中で、今おっしゃられたように、当社としては、特徴のある製品、限界利益率の高い製品を提供していきつつ、事業を再編していく方向性で進めています。リスクという話を申しますと、どちらかというと自動車関係部品の事業は長い時間軸での仕事になりますから、そういった意味では、今まで以上にリスクにも注視してやっていきたいと思っています。現在進めている国内拠点の改革に加え、海外拠点の生産効率化も含め、何とか来期いっぱいで一連の改革を完了させ、その後、成果が出るようにしたいと考えています。
Q14. 生産拠点を海外に移される際に、一時的に売上が落ちるようなことであるとか、P/L上のリスクはどう考えればよろしいですか?
A14. 海外でやると想定した場合ですが、基本的には、何をやるかということを、まずはっきりさせなければいけないと思っています。その上で、どういうリスクがあって対応するかということになると思います。時期についてはまだ申し上げる段階にはないものですが、間違いなくそういう方向で進めていきたいと、今のところは考えています。
Q15. 研究開発を維持できるだけの売上は必ず必要で、今回そこには恐らく手を付けていないと思います。今の事業規模を維持することを前提に構造改革をやられるという理解でよろしいですか?それとも、ある程度事業規模が縮小することも前提にして、それに必要な研究開発費や固定費関係も縮小していくというイメージを持ったほうがよろしいですか?
A15. 現在進めている拠点集約も含めて、一旦はどうしても事業規模が縮小することも想定しています。ただその上で、当社の特徴のあるもの、競争力のあるものを明確にした上で、伸ばせるところは伸ばしていくという考えのもとに進めています。
Q16. 現在HDD市場では、データセンター向けがかなり伸びていますが、データセンター向けのHDDヘッドのビジネスが、どういう特徴があるのか、また、収益の構造、採算性に関して、コメントをお願いします。
A16. データセンター向けは、ニアラインタイプの3.5インチ中心のHDDになると思います。特徴は、ハイエンドと言われる、一部のエンタープライズ等のHDDと違って、基本的には3.5インチのマルチディスクタイプになり、回転数は7,200回転になるかと思います。当社は、今迄2.5インチのHDD用ヘッドを非常に得意としており、市場の伸びとともに事業を展開してきましたが、今後3.5インチのニアラインの部分については伝送速度が速い技術に対応するということで、一昨年位から当社も開発を進めてきましてかなり成果も出てきております。現在3.5インチHDDの市場は比較的安定的に推移していますが、特にニアラインでは、HDD1台当たりのディスク枚数が、最大で4枚であったものが5枚に増加したり、使用されるヘッド本数が8本から10本になる可能性がある等、成長性のある分野だと考えておりますので、当社も開発に注力し、来期は販売をさらに拡大していきたいと思っております。つまり、既に競争力のある2.5インチの分野に加え、3.5インチニアラインの分野も侵食していきたいと考えています。
Q17. 4Qの利益の増減に関する追加の質問です。先程、要因分析で細かく教えていただきましたが、HDDヘッド事業の売上は4Qにかけて増加し、かつ、収益性も上期の水準に戻るとのことでした。操業度や品種構成要因、販売数量要因のところが全社トータルでマイナスの数字になるというのは、逆に言いますと、HDDヘッド以外の事業を相当悪く想定していると見えるわけですが、そういう理解でよろしいのでしょうか?また、棚卸の数字が少し上がっていますので、減産をかける影響もあるかと推測しますが、生産調整の影響についても教えてください。
A17. HDDヘッドは、受注が回復するという前提で損益数値を見ておりますが、逆に、受動部品は厳しく見ております。背景は、市況を含めた受注が減ってきている中で、在庫調整を4Qに行うため、稼動率が低下することを想定し、その影響を含めているからです。
Q18. 稼動減による影響は、減益要因の中で大きく出ているということでよろしいですか?棚卸の期末水準についての考えをあわせて教えてください。
A18. 在庫水準は、数字を見る限り増加していますが、中には材料の部分等もございますので、仕掛品が大幅に上がっているというわけではありません。それでも、部品の在庫は多いですから、4Qで適切な水準に落としたいと考えております。
Q19. 来期のHDD市場の出荷台数の見通しについて教えてください。また、先程、来期1QのTDKのHDDヘッド出荷指数が120プラスαとの話がありましたが、現状生産能力の中ではフル生産と考えてよいのでしょうか?
A19. 来期のHDD市場の出荷台数の見通しについては、今期の6億台に対して15%程度の伸び、7億台弱になるのではないかと現時点では見ております。当社の生産能力については、特に来期の後半から様々機種の世代交代がありますが、稼動100%のぎりぎりで製造している状況ではありません。先程の120プラスαも、現状の生産能力で十分に対応できると考えています。
Q20. HDDヘッド全体の来期の需給感はまだまだ逼迫している状況が続くと思いますが、どのように考えていますか?
A20. 来期の上期は引続き逼迫感があるのではないかと思います。下期になった時点で、全体の市況と当社の競争力で、どういう状況になるのかというのが見えてくるのではないかと思っています。お客様がどういう形でHDDヘッドの生産能力をどこまで回復されるのか。そして、当社としては今いただいている受注が同水準で継続するのか、さらに伸ばすことが出来るのかがポイントになります。
Q21. 構造改革の来期の効果の出方について、4月〜6月からプラスの効果が出てくると考えていいのか、それとも、期を追うごとに出てくるような感じになるのか、構造改革効果が利益に与えるタイミングを、どういう形で見ていけばいいのか教えてください。可能でしたら、構造改革効果の220億円という数字を、マネージメントとしてはどのぐらいの確証を持って考えていて、来期の期初計画にどれぐらい自分たちで織り込んでいけるのか教えてください。
A21. 来期の効果の出方ですが、今期末に費用をかけて行うものが結構ございますので、効果としては、4月〜6月よりは、その先に徐々に大きく出てくるという状況でございます。現在、全体で220億円を見込んでいるわけですが、ほぼ全額効果として達成できるものと考えています。
Q22. HDDヘッドに関してですが、12月の事業説明会のときは、7月〜9月辺りでHDDメーカーのHDDヘッドの生産が回復してくるタイミングで、TDKのHDDヘッドの出荷が、少し減るようなニュアンスの話もあったと思いますが、本日、4月〜6月、7月〜9月の出荷指数は120プラスαの水準を見込めるという話がありました。HDDメーカーの生産回復に従って、TDKのHDDヘッドの出荷がどういう形で変わってくるのか、教えてください。
A22. お客様の状況なので、当社からお話しできる内容には制限があります。来期中は想定した数量をサポートしていく中で、全体の市況によって来期後半どれほど需要が伸びるかというところは見て取れない部分もありますが、できれば来期上期の水準を下期も維持できるような形にもっていきたいと考えています。さらに市況がよければ、プラスαの数量を目指したいと思っています。
Q23. 4Qではどの程度在庫水準が減少するか教えてください。
A23. 12月末の在庫水準から、2割程度です。ただ、この中には、先程申し上げましたように、材料等が含まれておりますので、製品によって全体で何割減少と申し上げるのは難しいところです。部品中心に在庫を減らしていくイメージです。

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