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[ 2011年3月期 第3四半期 連結決算説明会 ]受動部品事業について

取締役 常務執行役員 セラミックコンデンサビジネスグループ ゼネラルマネージャー 荒谷 真一

取締役 常務執行役員 セラミックコンデンサビジネスグループ
ゼネラルマネージャー 荒谷 真一

受動部品事業の第2四半期から第3四半期にかけての販売金額の増減要因に関して説明させていただきます。

受動部品・主要製品の四半期比較(当第2四半期 vs 当第3四半期)

第3四半期の受動部品全体の販売金額につきましては、第2四半期の1,095億円から11億円1%減少し、1,084億円となりました。まず、コンデンサの第3四半期の販売ですが、第2四半期の377億円から25億円、6.6%減少し352億円となりました。セラミックコンデンサの販売は自動車分野で底堅く推移したものの、AV機器、代理店向けなどの販売が減少したことにより販売が減少しました。現在、中国でのオペレーションの拡大、新プロセスの導入などにより、コスト力の強化を図っています。今後は製品ラインナップの拡充を行いながら、競争力の回復に努めてまいります。アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサについては、産業機器および再生可能エネルギー機器向けの販売が底堅く推移いたしました。これらの製品は今後も順調にマーケットが拡大されると見ていますので、来期に向けて生産能力アップを含めた供給体制の最適化を図ってまいります。
次に、インダクティブデバイスの第3四半期の販売状況でございますが、第2四半期の343億円から4億円、1.2%減少し339億円となりました。AV機器など、情報家電機器分野の販売が減少しましたが、第2四半期と同様に、スマートフォンを中心とした携帯電話、タブレットPC向けのEMIフィルタや、電源チョークコイルなどの販売が堅調に推移しました。また、自動車向け、産業機器向け、ノイズ対策部品の販売も増加しています。来期に向けては需要拡大に対応するために、生産能力の最適化を図るとともに、競争力のある新製品を積極的に市場に投入していきます。
最後に、その他受動部品でございますが、第2四半期の375億円から18億円、4.8%増加し393億円となりました。第2四半期と同様に、買収したエプコスとのシナジー効果によるスマートフォン、携帯電話向け高周波部品の販売が増加の主な要因です。今後も成長が期待できるスマートフォンや3G端末向けに積極的に新製品の投入を行い、ビジネス拡大を図ってまいります。

以上でございます。

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