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[ 2010年3月期 第3四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 3Qから4Qの入り繰りを定量的に説明お願いします。例えば、3Q実績では、構造改革費用はマイナス20億円で、エプコスののれん償却がマイナス19億円。これら費用が4Qではどれぐらいで、特に、構造改革費用はどれぐらいのレンジになるのか。また、4Qの構造改革が来期には、その程度の効果となってくるのか部門別に説明をお願いしたい。
また、移転価格税制に関する裁決で、還付金94億円の説明では、繰延税金資産の取り崩しの話しがありましたが、これはいくらの前提で当期業績見込に織り込んでおられるのか。数字的な入り繰りを教えてください。
A1. 3Qは構造改革費用20億円と言いましたが、4Qは50〜60億円やらせていただきたいと考えています。のれん償却は、3Qの19億円には一時的なものが入っていたので、4Qは15億円ぐらいに落ち着くだろうと考えています。50〜60億円の構造改改革費用で4Qに何をやるのかという話については、皆様すでにご存知のように、壁を破れない事業がありますので、それらを何とかしたいという思いがあって、ぜひやりたいということです。
移転価格税制にからむ問題では、TDKの主張がかなり認められて、141億円修正の裁決が下りました。既に、更正処分に従って税金を納めていましたので、それに対する金利が16億円ぐらい返ってくるので、合計160億円近くが戻る。ただ、それに対して税率40%、60億円強の税金がかかるので、94億円返ってきますが、ネットで見ると税後利益では30億円増えるイメージです。3Qまでの9ヶ月累計で純利益は100億円、これに移転価格税制にからむ問題で30億円が加わり、130億円ぐらいになります。さらに、4Qの通常のオペレーションで出てくる利益を加えると年間の税後利益は150〜160億円ぐらいになると試算できますが、それを、通期見通しで70億円と見込んでいるということですから、その差額を繰延税金資産の取り崩しに引き当てるという考え方です。
Q2. 構造改革のところで、壁が破れない事業はいくつかあると思いますが、具体的にどういう事業分野で、何をおこなうのということと、この効果を来年度どう見るかというのは我々にとっては重要なのですが。
A2.  なぜここで先取りして構造改革をやるのかというと、その狙いは、来期以降に効果を出したいということです。今期残った時間はあまりありませんが、可能な限り、来期の効果が大きくなるようにやりたいということです。対象部門は全事業部に及びますが、特に、コンデンサや磁性の事業で効果を出せればと思っています。
Q3. エプコスは、この構造改革の対象にはいらないのですか?
A3. 入っていません。
Q4. コンデンサ、MLCCに関する質問です。10-12月の損益は7-9月と比較して、どの程度の改善があったのか。また、3Qの利益レベルは黒字もしくはトントンですか。コンデンサ事業の黒字転換時期は、従来、2010年度の途中ぐらいのイメージでおっしゃっていましたが、そのスケジュールが前倒しになってきたかですか。また、今の稼働率はどの程度で、例えば、生産能力増強が、差し迫った問題になっているかどうかの見方について教えてください。
A4. 3Qの利益改善について、具体的に利益の改善その他は申し上げられませんが、少なくとも3Qは、当初の計画に近い形で推移しています。残念ながら、まだ水面下の状態です。黒字化は、3月以降来期の前半に向けて、売上が上がっていくと期待している中で実現していきたい。 稼働率その他ですが、今、整流化が終わり、稼働率は90%近いレベルで生産しています。そういう中で、生産性のアップは、設備の再配置等を含めて生産量を上げていくということで、大至急やっているところです。
Q5. 能力アップ等の動きは、まだない?
A5. 今のことを含めて、能力アップを早急にやっているところです。
Q6. 90%、ほぼフル稼働に近いということで、どれくらいの効率改善で生産能力アップを狙っていますか。
A6. 再配置によって10%は上がるだろうとみています。あとは、生産性改善で能力のアップでやりたいと思っています。
Q7. 赤字改善は予定どおりとおっしゃっていましたが、売上は多少上にきているような感じがする中で、2Q比3Qで赤字が半減になっているというような規模感をいただけますか。
A7. 半減より若干改善は少ないぐらい、6掛けぐらいかなと。
Q8. 今期の構造改革費用は100億円ぐらいになりますが、来期はこれがどれぐらいになるのか教えてください。
A8. 来期の構造改革という意味では、先取りしてこの4Qでやりたいと思っているので、来年はそれほど大きな構造改革はないと思っています。
Q9. ということは、年間数十億ぐらい。
A9. その範ちゅうぐらいだと思います。
Q10. ヘッドの数字、クオーターごとの出荷と、現状のシェアがどれくらいか。もしくは来期どれぐらいまでいけそうか。その辺りの手応えを教えてください。
A10. HDD用ヘッドの数ですが、従来どおり、昨年の1Qを100として、今期1Qが106、2Qが126、3Q、今回の実績が137、4Qは今のところ134ぐらいで見ています。シェアについては、今時点で32%ぐらいと見ていますが、プラスに持っていきたいと思っています。
Q11. 設備投資計画額が期初の計画410億円から630億円に増えた背景を教えてください。
A11. 設備につきましては、我々、今期400億円強の設備計画と見ていましたが、今回は630という数字が入っているということで調べましたら、昨年、上半期に設備投資をして、リーマンショックの影響で急速に需要が落ちた。従って、前期下期に設備投資は絞りましたが、今期上半期に検収した中に建屋と設備が含まれていて、これらの今期へのずれ込みが200億円近くあったということです。検収ベースではなく承認ベースでいくと、ほぼ計画どおり、年間400数十億円の範ちゅうで動いています。
Q12. 来期の見通しは?
A12. 今期、承認ベースでは非常に絞りましたので、それよりは増えると思いますが、大きく膨らますつもりはないという状況です。
Q13. HDDのサスペンションの投資を増やすという報道がございましたが、この410億円なり630億円の中に、どのぐらい含まれると考えておけばよろしいですか。
A13. サスペンションの投資は、向こう3年間の概略の投資計画100億円です。従って、この総額をすぐに投資するということではないと理解していただけるとありがたいです。
Q14. ヘッドの生産能力についての質問です。来期の能力についての考え方を確認したいのですが、従来、ヘッドは前工程に投資をしなくても増産できると聞いています。現状どのぐらい生産能力に余裕があって、どれぐらいの増産まで現状の設備で対応できるのか教えてください。併せて、ロートマップ上で375GB/Pが出てきていますが、どのぐらいの規模で375GB/Pが出てくるのか教えてください。
A14. ヘッドの生産能力についてですが、来期は、ハードディスクドライブが年率10〜15%伸びるという前提で、それに向けて我々もヘッドの準備をしております。大きな投資は考えていませんが、もう一方で、テクノロジーのアップグレードも各工程で必要になってきます。そういった部分を補強して、対応していこうと考えています。具体的にはお話できませんが、来期の需要に対して十分応えられるように、準備を進めていこうと考えています。
次に、375GB/Pということで我々も開発を進めていますが、いろんなお客様がドライブの容量を決めるときにいろんな容量帯のヘッドを使って、1TBならどう作るか、500GBをどう作るかと考えておられますので、我々として、これが全体の流れになるというのは答えられませんが、お客様のミックスの要望に応えられるように、確実に製品化を進めていきたいと考えています。
Q15. どちらかというと、375GB/Pは、主流というよりも間に挟むような感じなのかなと思うのですが。
A15. 次の500GB/Pへの中間的なセグメントではないかと思っていますが、それがどういう形になるか、今時点では何とも言えません。
Q16. MLCCの生産性の改善ということで、設備を入れたり、生産性の改善がうまくできるか検証するという話がありましたが、その進捗状況と、来期に向けてどのように反映させるか教えてください。
A16. コンデンサの件は、12月にお話ししたプロセス絡みのご質問かと思います。今、仕様というか、考え方が終わりまして、来期の上期に向けて設備を用意して、一部のラインをスタートするつもりです。それを確認次第、下期は量産に向けて大きく展開するというスケジュールは変わっていません。
Q17. タイミング的には、第1弾が出てくるのはいつごろですか?
A17. 来期の上期までには用意をして確認する。もうスタートしようかということで、進んでいます。
Q18. 成功した段階での全社展開はいつごろですか?
A18. その後半年ぐらいかけてということですから、来期の下期には全面的に展開を図りたいということは変わっていません。
Q19. 来期はヘッドのシェアをどういう方法で上げていくのか。具体的には言えない話だと思いますので、ぼかすような形で構いません。例えば、会社数は限られていると思うので、特定顧客でシェアを上げるとか、全社的にシェアを少しずつ上げるような展開を見ているとか。例えば、2.5と3.5の容量アップ、記録密度のアップの部分があると思いますが、375GB/Pが立ち上がる局面で上がる見通しだとか、そういうのがあれば教えてください。
A19. HDD用ヘッドのシェアについては、我々のお客様の生産計画に準じて見ていくと、伸ばされるお客様も、具体的にフォーキャストいただいているような状態もあります。また、これも継続的にやっていますが、テクノロジーのアドバンテージを生かして、それなりにいろんなお客様に入り込むことができてくる。それを加味してシェア拡大を狙っていくということで、お許しください。
Q20. 電池の説明では去年の特需が今年はなくなったので落ちているという話がありましたが、確か2Qの段階で不具合があって、PC向けが落ちていたという話しを聞いたような気がします。この先に向けてノートPCは相当伸びるという話がありましたが、他から聞こえてくる話では、不具合が出ているので、ノートPC向けの展開がうまくいっていないという話も聞こえてきます。2Q、3Qはどういう動きになっているのか、もう少しクリアに教えていただけないでしょうか。
A20. 過去、電池で一部不具合の問題はありましたが、それが大きな影響を与えたとは認識していません。過去、ある特定のお客様(単数)から大きな注文があったが、それが今現在はなくなっています。それ以外のお客様とのビジネスは、基本的には従来と同じような動きをしています。
Q21. 一社のお客さんがなくなって、それ以外はお客さんが順次増えているということですね。
A21. そうです。

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