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[ 2008年3月期 第3四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 一つ目が、構造改革費用の4Qの見込み。年間62億円というのは変わらないのかということと、子会社清算にかかった費用。4Qにもこの費用が出てくるものなのか、それとも3Qの16億円だけで終わるものなのか確認させてください。それから、新しい期の構造改革費用はどのようなご議論がなされているかということについて教えてください。
A1. 構造改革費用は62億円と申し上げておりました。現在まで、1Q、2Q、3Q合計で54億円使っています。今のところ、残り8億は4Qに予定しており、特段増えるという捉え方はしていません。子会社の清算にかかった費用は、閉鎖のための費用というより、円安のときに投資したものが、円高になったことで、目減りした資産の減少分が外貨換算調整という形で表面化したものです。つまり、清算に伴って3Qに損が実現したということで、4Qに影響はありません。来期の構造改革費用については、これから事業計画の編成をするということで、全体像が把握できていないので何とも言えない状況です。
Q2. 清算費用は、P/Lではどこの項目に出てきますか。
A2. 販売費です。
Q3. HDD用ヘッドに関しての確認ですが、この3Qを指数で表したときのいつもの数字がございましたら教えてください。4Qの見込みと、来年の前半、4-6月、7-9月にかけて、どんな感じでご覧になっているか教えてください。併せて単価ダウン、2Qは6%だったと思いますが、3Qもしくは4Qの見込み。可能であれば、HDD用ヘッドの4Qの売上735億円の計画はサスペンション事業を含めた売上なのかどうか教えてください。
A3. 数量指数については、先期1Qを100として、3Qは155、4Qは131と見込んでいます。来期については計画を立てているところで、まだ詳細に詰められていませんが、来期1Qは今期4Qと同程度と見ています。単価ダウンについては、前年同期比7%です。年間では、今期11〜12%のダウンになると見ています。サスペンション事業は4Qの業績見込みには入っていません。
Q4. この事業は、その他の電子部品に入ってくるということですか。
A4. サスペンションの売上高はHDD用ヘッドと同じ製品グループに分類する可能性がありますが、まだ決めていません。
Q5. HDD用ヘッドですが、今の質問の続きで、4Qは3Q比で15%ぐらい数量が落ちると見ていますが、3Qから4Qにかけてのヘッドの数量減少見込みはHDDの動きに一致した動きなのか、それとも慎重な見方なのか、足下を踏まえてご示唆いただきたい。それから、垂直記録製品のシェアを拡大されているとすれば、上期と下期でどう増えてきているのか。並びに、今、御社がかなりリードされて、単価を安定化させて収益も上がるような環境に持ち込んでいますが、垂直磁気記録の第三世代、第四世代のロードマップを見ると、来年に向けてリードを広げていける状況にあるのかどうか、そのご認識をお伺いしたい。
A5. 4Qは数が落ちると見ているわけですが、販売数量は需要なりに下がっていると見ています。私どもだけが特に大きく落としているわけではなくて、シーズナリティに沿ってこういう数字になっているのではないかと見ております。
次の質問についての回答ですが、垂直記録製品だけのシェアの集計はしておりませんので、全体に対して私どもの垂直記録製品シェアが何%という指標はありません。が、当社の垂直記録製品の出荷比率については、3Qで54%の実績、4Qでは60%強になるのではないかと見ています。
Q6. 外販メーカーとしての御社のリードが際だってきていますが、まさに半年以上前に狙ったとおりの状況になっています。持続性を考えたときに、今、2.5インチで160GB/P、そのあとの250BG/Pと市場が展開してゆく中で、今の3Qの状況は、来年度に向けて続く、もしくは他とリードを広げる状況にあるというご認識ですか。
A6. 私共が進めていた技術の展開で、キャプティブメーカーにも入り込めますし、技術でリードすることによって優位性が出せると考えています。技術開発を引き続き加速して、今のポジションを来期後半に向けて引っ張れると見ています。
Q7. 3Qのヘッド事業は収益性の水準が上がったと考えています。来年度も、この3Q並みの収益性が確保できると考えるのは、妥当でしょうか。垂直磁気記録製品は新製品への展開スピードが速いとすれば、平均単価が下がる局面にはならないと思いますが、そのへんを含めてどのようにお考えですか。
A7. 3Qの生産、出荷数はかなり大きく、それは、私どももそういった数を作るだけの力をつけているということです。今後、さらに技術開発を加速すると同時に、シェアを上げながら、収益性を継続的に確保していきたいと考えています。
Q8. 2つ目に、売上を下げている製品の1つはコンデンサだと思いますが、今期下期の伸び率をどういう見方に変えられたのか。下振れの原因が御社固有の問題なのか、業界の問題なのかを整理していただいて、価格と、足下の状況を踏まえて現状を教えてください。
A8. 3Q売上は前年同期比で0.7%の増加、前四半期では6.7%の減収になっています。4Qに関しては例年どおりです。つまり、3Qはクリスマス商戦があり、そのあとの1月、2月は例年落ち込みます。需要は3月から上向くと見ていますが、前年同期に対して4Qは9%減を見込んでいます。当初、通期売上は前期比で8〜10%の伸びを見込んでいましたが、3Qまでの実績と4Qの見込みから、今期12ヶ月の売上は前期比1%ぐらいの伸びになると見ております。
Q9. 中間期の話からかなり売上が下がっていますが、この要因は。
A9. 以前も申し上げましたが、上期に生産能力の不足から納期の対応がなかなかできなかったため、シェアの低下を招いている。これが一番響いていると見ています。
Q10. 業界の今の状況、例えば価格や受注は。
A10. 業界全体の見方は難しいですが、私どものコンデンサ事業で見た価格は前年比7%ダウンしています。
Q11. 4Qの見込みは通常の季節調整というご認識ですか。12月、1月、2月はどういう動きなのか、直近の販売状況、受注状況を教えてください。
A11. 受注の具体的な数字は申し上げられませんが、クリスマス商戦で10月にピークを迎え、11月、12月は受注が減速傾向にありました。クリスマス商戦の部品の取り込みが、例年に比べて早めに取り組まれたと見ています。1、2月に関しては例年どおりの落ち込み、3月からは回復してくると見ております。
Q12. 本荘工場立ち上げのスケジュールは、月次ベースで見て変化はありませんか。
A12. 新工場は4月に立ち上げを予定しています。来期1Q、2Qで順次新規設備を入れて、下期で本格的に量産体制を整える動きになっていますが、現在のところ予定に変更はありません。順調にいっています。
Q13. 一つは荒谷さんに質問です。フェライトとトランスをご担当されるようになって、これまでにどのような取り組みをされてきたか。その結果、収益性が一部改善していると推測していますが、どのような成果が出ているかご紹介いただけないでしょうか。
A13. 今期からマグネティクス事業部門としてフェライトとトランスが一緒になりました。一つは、アモイ(中国)を中心にフェライト、トランスに取り組んでいますが、トランスの生産性の改善と新機種の設計に取り組んできました。その結果、トランスについては前年度に比較して2桁パーセント近い増収になっています。フェライトについては、ご存知のとおり一部原材料の高騰に伴う値上げ、あるいは製品の選別をして利益率の低いものを止めていく中で、減収の部分がありました。もう一つは、テレビ関係で生産をやめたものがありますが、これも減収の要因になっています。これらを整理しながら、先ほど言ったトランスと一緒に、原材料高騰に伴うこれからの対策として小型化に取り組んでゆきます。デジタル家電向けトランスについては、来期に向けて足固めをして、これから本格的に攻めていこうという状況です。
Q14. 収益性についてはどうですか。
A14. トランスの収益性は確実によくなっています。フェライトは構造改革を行いながらやっていますが、前年並みで推移しています。
Q15. 2点目はヘッドについて。2.5インチ250GB/Pのプログラムの立ち上げを見ると、5月から量産に入る会社と、10月から量産に入る会社と、いろいろあると思いますが、製品投入スケジュールを前倒しするような方向で取り組みをされているのかどうか。内製のキャプティブだと、120GB/Pですら量産に入っている会社は全くないと思いますが、250GB/Pの取り組みに関して業界がどういう環境になっているか、競争条件を教えていただけないでしょうか。
A15. 2.5インチは一番競争が激しく6社で争っているところですが、ご指摘のように、新製品の立ち上げ速度については、各社違いが出てきています。垂直記録方式の場合はヘッドだけでなく、ヘッドと媒体(ディスク)とのコンビネーションも重要になります。私どもはとにかく新しい技術を、媒体の外販をしているメーカーさんと協力して、先進技術を取り入れた製品として出していただけるお客様に提供し続けて、お客様の競争力を高めていただくような形で事業をやっています。媒体メーカーだけではなく、ヘッドメーカーとしての私たちをどう使っていただけるかということからも、お客さんの新製品の立ち上げのスピードが違ってきているのではないかと見ています。
Q16. 今年の年末のクリスマス商戦を考えたときに、250 GB/Pの2.5インチが出せる会社は、今の状況だと何社ぐらいあると思われますか。
A16. 具体的に何社とは言えないですが、数社はそういった実力を持たれているのではないかと思っています。
Q17. 具体的に何社とは言えないですが、数社はそういった実力を持たれているのではないかと思っています。
A17. 2Q、3Qの比較で製品別ということでは、記録メディアは先ほど言いましたように、21億円よくなっています。2Q、3Q比較で一番大きかったのは、記録デバイス。次がその他電子部品、そして電子デバイス。最後に電子材料といった形です。
Q18. 売上が減っている電子デバイスと電子材料についても、2Qとの比較で利益はよくなっているということでよろしいですか。
A18. 売上は減りましたが、低収益製品が改善された結果、利益は増えています。
Q19. 85億円良くなっているうち、HDD用ヘッドが占めている割合はどれくらいでしょうか。もう少しヒントをいただけると嬉しいのですが。
A19. 半分ぐらいかしら。
Q20. 2点目は、インダクティブデバイスについてお聞きしたいと思います。今回の御社のご計画から3Qのご実績を引くと、電子材料よりも電子デバイスのほうが、3Q、4Qにかけての落ち込みが少ないように見えます。先ほどご説明いただきましたコンデンサと比較して、インダクティブデバイスの売上が相対的に堅調なのかなという印象を受けるのですが、荒谷さんからご覧になられて、インダクティブデバイスのマーケットがどうなっているか教えていただけないでしょうか。
A20. 今のところ、受注のカーブそのものは例年並みのカーブを描いています。例年は2Qから上がってきて、3Qはほぼ同等で推移して、4Qは1桁後半の減少率で落ちていくというカーブですが、今期もあまり変わっていません。
ここにきて変化があるのは、12月が思ったより伸びなかったことです。ただし、中を見ますと、10、11月が例年より伸びが大きかったので、3Qトータルでは例年並みのカーブといえるでしょう。また例年は、12月から1月にかけて伸びています。ただしこの中には、在庫調整も含まれていると思います。2月は中国の生産が落ちるでしょうけれども、今のところ顧客のセットの生産台数そのものに大きな変化は見えていませんから、3月になれば上がってくるのではないかと見ています 。
Q21. HDD用ヘッドは今ご説明いただいたように、3Qはかなり利益が上がっていると思います。お客様が引き続き厳しい中で、御社が意図的に値段を下げる方向にいくのか、例え、そういうことをしてでも今の利益率が維持できるような力があるのか。利益が出るようになってきて、その利益をどのように使うのが正しいのかというのが1点目の質問です。
A21. 新製品の競争力でお客さんに価値を見いだしていただければ、それなりの利益率が取れる。それを確保するために私たちは技術開発を進めていますが、全体のHDDの流れは、PC以外のアプリケーションにどんどん広まってくることでドライブ自体の価格が下がる。部品を供給する当社からすれば、顧客の値引き要請に対しても協力していくことになりますが、今回のアルプス電気の資産買収の中にはノウハウもありますので、そういったものを使いながら継続的に利益率が維持できるように、技術開発をしてまいります。
Q22. 2点目に、パソコンの生産だけを見ていると、最近あまりよろしくないですが、HDDは非常によかった。そのギャップはどこからきているのか、何かありましたらいただけますでしょうか。
A22. 外付けのドライブ需要が伸びているといえます。従来のディストリビューションだけでなく、色んなマーケットも広がっていると思います。それから、リプレースもかなり大きな需要があります。
Q23. そこに何か大きな問題があって、冷えてくるというご認識ではない。HDDだけ過剰生産になっているという印象ではないですね。
A23. そういう感じは持っていません。確実に伸びていますし、外付けのドライブのビジネス自体も、上手にやっているお客さんがあると見ています。
Q24. HDD用ヘッドのところで2点ほどお伺いします。2.5インチは、若干HDDの在庫調整が入る状況もあると思いますが、3Qから4Qにかけて数量で15%の減少。例えば3Qの実績は2Qと比較して10%伸びたとのことですが、足元の引き合いとしてはどういう状況ですか。実際15%ぐらい落ちるような状況になっているのかどうか。特に160GB/Pは、この四半期で急に立ち上がってくるお客さんがあると思います。その顧客でTDKのシェアが上がるのかなと思っていますので、足下の受注の状況を教えてください。
A24. お客様の開発計画については申し上げられませんが、1-3月は特に2.5インチの1プラッター125GB/P、250GB/Pのセグメントについて、各お客様の前回見込みよりも若干落ちています。容量帯によって、若干色合いが違うのではないか。確かに市場の要求は160GB/P、320GB/Pという容量帯が出れば魅力的だと聞いていますので、各社、そこに向けて努力されているのではないかと思っています。
Q25. 引き合い状況は、3Qから4Qにかけて15%ぐらい数量が落ちると見ていたほうがいいですか。
A25. 今はそう見ています。
Q26. 2つ目に、シェアを拡大させていくという戦略ですが、一つは、キャプティブ系の中でのシェアをさらに上げていくということと、もう一つは、ノンキャプティブが勝ってシェアを上げるという形と、二つあると思いますが、どちらが期待できますか。もう一つそれに関わるところで、この1年以内に、2.5インチのところでお客さんが何%の確率で増える可能性があるか。
A26. キャプティブとノンキャプティブ、両方とも私共にとって重要なお客さんですから、色分けして考えておりません。それぞれのお客さんに合わせて当社のHDD用ヘッドを延ばしていきたいと考えています。
Q27. 日立さんの2.5インチに入っていないと思います。160GB/Pはかなり苦戦されているようなので、そういう状況の中で可能性が見えてきているのかなということで、どのように考えられておられるのか。
A27. どういう形であれ、納入できる可能性があるところに私ども常に努力しています。

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