株主・投資家情報

[ 2006年3月期 第3四半期 連結決算説明会 ]HDD用ヘッド事業の概要について

取締役 専務執行役員 ヘッドビジネスグループG.M. 上釜 健宏

取締役 専務執行役員 ヘッドビジネスグループG.M. 上釜 健宏

ヘッド担当の上釜です。よろしくお願いいたします。ヘッド事業概要について簡単にご報告申し上げます。

売上実績および見込みですが、第3四半期はお陰様で857億円の実績を達成しました。第4四半期は777億円を見込んでおります。そのため、前回は下期1,343億円とご報告申し上げましたが、今回は1,634億円に上方修正させていただきます。結果、通期2,746億円という前回の見込みに対して、今回3,037億円に上方修正させていただきました。

続きまして、当社のヘッドのシェアについて申し上げます。前回見込み同様、今回も36%と見ております。ただし、HDDの需要を若干上方修正させていただきました。結果として、ヘッドの需要も上方修正させていただきました。

最後に承認化状況です。3.5インチ用の160GB/P承認化は、若干遅れましたが今年の4月に量産がスタートできるだろうと見込んでおります。これは長手記録方式のTMRを考えております。200GB/Pから250GB/Pと書かせていただきましたが、これは垂直記録方式のTMRを使って承認化活動を、今まさにサンプルを出し始めたところです。ただし、メディアの供給問題があるので量産は来年になると見ています。技術的には問題ないと思います。
次に2.5インチですが、80GB/P についても4月から量産が立ち上がるだろうと考えています。次に100GB/P、120GB/Pについては、長手記録を使うお客様と垂直記録を使うお客様の両者がおり、垂直記録を使うお客様は100GB/Pを考えてくるのではないか。メディアも2.5インチについてはある程度調達できるだろうということで、100GB/Pのほうが若干遅れるとは思いますが、ほぼ同時期に量産がスタートするのではないか。ただ、メディアの供給問題で数量はあまり出せないだろうと考えています。

以上で報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。