サステナビリティ | サステナビリティ経営 | TDKグループの重要課題(マテリアリティ)マテリアリティの特定プロセス

重要課題(マテリアリティ)特定プロセス

重要課題(マテリアリティ)は企業価値向上を企図し、社会と企業の両サステナビリティの同期化の考え方を採用し、財務マテリアリティ(TDKにとって重要な事項)とインパクトマテリアリティ(ステークホルダーにとって重要な事項)から構成されています。財務マテリアリティとインパクトマテリアリティを導出した上で、両者を精査しマテリアリティを選定しました。選定したマテリアリティについては、経営会議での審議の上で決定し、その内容を取締役会へ報告しました。長期ビジョンを実現するために、組織の経営資源を最優先で割り当てるべき経営課題として捉え、本格的に取り組むこととしています。

財務マテリアリティの導出プロセス

財務マテリアリティは、長期ビジョンを踏まえたバックキャストの視点を踏まえ、トップマネジメントから執行役員、次世代幹部候補を巻き込み討議・抽出した、「長期的競争力源泉」に加え、一般ESG指標とPBR(株価純資産倍率)との定量的な関係性につきモデル解析を行い、PBRとの有意性が認められた指標から導き出した事項 およびERM(Enterprise Risk Management)における重視すべき経営リスクなども考慮し導出しています。

インパクトマテリアリティの導出プロセス

インパクトマテリアリティは、ESRS(欧州サステナビリティ報告基準)からロングリストを作成し、項目の絞り込みを行って導出しました。

TDKのマテリアリティは長期ビジョンと紐付けて策定しました。今後は、中期経営計画または年間事業計画の策定時に、外部および内部の環境の変化に応じて見直しを行います。

有識者からのご意見

マテリアリティに関し、ステークホルダー視点での妥当性や不足点を確認するため、2024年2~3月に3名の有識者とのダイアログを開催し、TDKで検討中のマテリアリティ草案を基に幅広いご意見をいただきました。