温室効果ガス削減目標でSBTネットゼロ目標認定を取得
- 国際的なイニシアティブSBTiがTDKの温室効果ガス削減目標を科学的根拠に基づいた目標設定であると認定
- 直接排出だけでなく、サプライチェーン全体を含めた目標設定
- 2050年までに排出量をネットゼロとすることを見据えた長期目標
2025年3月13日
TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、温室効果ガス(以下、GHG)排出量のネットゼロ目標を策定し、これらの目標が、パリ協定に準じて「世界の気温上昇を産業革命前より1.5°Cに抑えることを目指す」ための科学的な根拠に基づく長期目標であるとして、国際的イニシアティブ「SBTi(Science Based Targets initiative)」によるSBT認定を取得したことを発表します。(2025年2月3日に認定取得)
認定されたTDKのネットゼロ目標(長期)は以下です。
ターゲット1 : Scope1、Scope2のGHG排出量を2050年度までに2021年度(基準年)比で90%削減
ターゲット2 : Scope3のGHG排出量を2050年度までに2021年度(基準年)比で90%削減
これらのネットゼロ目標は、2024年6月度に同団体から認証を受けた中期目標 を踏まえたものです。
ネットゼロ目標を達成するための活動の一環として、従来より再生可能エネルギーの導入を推進しています。
2023年7月より、国内すべての生産開発拠点において再生可能エネルギー由来の電力100%で操業を開始し、グループ全体で2025年度までに再生可能エネルギー導入を50%にするという目標を2023年度に2年前倒しで達成しました。2050年度に向けて引き続き、グループ全体で使用電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目指します。
今回のSBT認定取得を契機として、当社におけるGHG排出量の更なる削減を目指すとともに、サプライヤーにもGHG排出量の削減目標設定を促すことで、サプライチェーン全体でGHG排出量を削減し、持続可能な社会の発展に寄与してまいります。
用語集
- SBTi (Science Based Targets initiative):
CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体が共同で2015年に設立し、科学的根拠に基づく目標設定のベストプラクティスを定義・推進し、企業の目標を独自に評価する国際的イニシアティブ。https://sciencebasedtargets.org/
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2024年3月期の売上は約2兆1,030億円、従業員総数は全世界で約101,000人です。
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伊藤 | TDK株式会社 広報グループ |
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