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[ 2009年3月期 第1四半期 連結決算説明会 ]Q&A

Q1. 前回のご説明では、コンデンサの増収が年間1%ぐらいのご計画だったと思いますが、これが今回どのように変わったのか。また、クオーターごとのコンデンサの売上がどのように変わるのか教えてください。
A1. コンデンサの通期の見込みですが、前回ご報告した時は1%ぐらいでしたが、今回見直しをかけてマイナス3%程度になる見通しです。1Qに関して、実績を申し上げますと、前年同期比12%の減少、前クオーター比で2%の減少。2Qは1Qに比較して10%の増を見込んでいます。下期は期首計画を据え置いた数字となります。
Q2. 補足でお願いします。先ほど江南さんのご説明で、Q on Qで見た79億円の減益のうち、3分の1がHDDヘッドということですが、コンデンサに関してはどれぐらいですか。
A2.  3分の1と言いましたのは、売上金額ベースです。155億円売上が減っている中で、HDDヘッドはその3分の1強の影響があったという意味です。
Q3. 営業利益でみた場合、どんな感じですか。
A3. 4Q比較で一番大きいのはHDDヘッドでした。2番目がコンデンサということになります。
Q4. どれくらいのパーセンテージか、ガイダンスをいただけますか。
A4. 半分ぐらいがHDDヘッドという感じです。コンデンサが3割くらいを占めているような感じです。
Q5. 1Qから2Qにかけての変化を教えてください。売上で200億円ぐらい増えるような予想になっていますが、先ほどのヒントからいくと、コンデンサは40〜50億円しか増えない。HDDヘッドも、資料から拝見すると10数億円しか増えないということで、残り150億円の増収を何が牽引になるのか、製品ごとに数字がありましたら教えてください。利益も大幅に100億円以上改善する流れになっていますが、製品ごとのヒントがあれば教えていただければと思います。
A5. 一番大きいのがその他のところ。エナジーデバイスで大きな売上増を期待している状況になっています。その次が、電子材料と電子デバイスの増がほぼ同じぐらい。記録デバイスがそれに続く。そんな感じです。
Q6. 利益も同様の順番と考えてよろしいですか。
A6. コンデンサの落ち込みが大きかったので、そういう意味では、コンデンサのある程度の回復を含んだ電子材料が一番大きいです。その次が、電子デバイス、その他。それから、電子デバイスと記録デバイスがほぼ同じぐらいです。
Q7. HDDヘッドの件ですが、ドライブメーカー最大手との取引が行われる可能性、また、その場合の時期について、何らかの回答をいただけますでしょうか。
A7. 我々はヘッド屋ですので、どこのお客様とも商売を拡大していきたいと考えています。具体的にはシーゲートさんだと思いますが、引き合いがあることについてはそのとおりで、いろいろな認定用のサンプルを評価していただいている段階です。これは評価中ということで、すでに具体的なビジネスが始まっているということではありませんが、すべて順調に動くとすれば、年末には何らかのビジネスを始められる可能性があるのではないかと見ております。
Q8. その場合に、3.5インチも2.5インチ用のヘッドも、同じような時期から始まるという理解でよろしいのか、また、そうすることによりまして、既存の得意先との関係についてどのようにお考えなのか、何らかのご示唆をお願いいたします。
A8. 具体的な製品については、お客様の都合もあるのでお話できません。既存のお客様については、我々から誠意を持ってお話をして、納得いただくように進めたいと考えております。
Q9. 今評価をしてもらっているというのは、2.5インチも3.5インチも両方という理解でよろしいでしょうか。
A9. どういった形で評価が進むかというのは、お客様の都合もありますので、製品についてはご容赦ください。
Q10. コンデンサについてお願いします。新しい由利本荘の工場で、4-6月は固定費が増えたと思いますが、それがどれぐらいであったか教えてください。それから、工場を立ち上げられて1カ月弱になると思いますが、新工場のコストの競争力、あるいは製品の性能を、現状でどのような評価を顧客からいただいているか、あるいは御社の中で評価していらっしゃるかということについて、コメントをいただければと思います。
A10. 固定費の中の減価償却費は5億円ぐらい増えました。それから、ラインの人たちを採用したことによる労務費が増加しました。もう1つがエネルギー関係。テストをやっていますから、そういった諸々でトータル7〜8億円ぐらいではないかと思います。
新製品ですが、本庄工場に関しては、高容量・大容量、薄層製品を中心に量産を立ち上げていこうと考えています。基本的には、誘電体層間厚み1ミクロン以下の製品の開発と量産を立ち上げが1つです。もう1つは、将来に向けて0603から0402、この製品を立ち上げていこうと考えています。