サステナビリティ | 環境化学物質使用リスクの削減
基本的な考え方
製品含有化学物質管理
TDKでは、人間の健康と環境を脅かす製品由来の有害物質ばく露を予防・管理する仕組みとして、2004年に「環境製品品質マネジメントシステム」(EPQMS)を導入し、品質マネジメントシステム(QMS)の中で運用しています。
製造工程における化学物質管理
化学物質が持つ有害性や危険性を理解し、各国法律等に準拠した取り扱いの安全性を向上することを目的に、グローバルで共通指針による化学物質管理を推進しています。
また、環境への影響や従業員への健康リスクおよび火災・爆発リスク低減のため、有害性あるいは危険性を有する化学物質使用・排出の削減を進めています。
目標と実績
2022年度目標 | 実績 |
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グローバルでの共通指針による化学物質管理の推進および規制化学物質を取り巻く状況に関する社内啓発推進 | 化学物質の使用に関する統一的な指針の運用を開始しました。また、開発技術者に向けた化学物質管理教育を開始し、同時に化学物質情報共有サイトを新設しました。 |
評価と今後の取り組み
統一的指針の運用開始、開発技術者向け教育実施および情報共有サイトの新設により化学物質管理の社内啓発について基礎固めが出来ました。
今後は、開発技術者向け教育の対象範囲の拡大と一般従業員に向けた化学物質に関する基礎教育を実施し、社内啓発をさらに推進していきます。
2023年度目標 |
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開発技術者向け教育の対象拡大および一般従業員向け基礎教育の実施による社内啓発の継続推進 |
関連情報
製品含有化学物質管理
EU RoHS指令、EU REACH規則、中国RoHS管理規則、米国TSCA規制、国連のPOPs条約など、製品含有化学物質管理に関わる法規制や国際条約がますます強化される中、TDKグループでは国内外の法規制やお客様の要求事項を遵守し、『環境負荷の少ない製品の供給』を目指した取組みを実施しています。
TDKでは、すべての製品※1においてRoHS指令に対応しております。また早期対応策として、同指令で禁止対象となっている4種フタル酸エステル※2につきましても、法的施行1年前の2018年7月22日以降、製品への使用を禁止しております。
※1 一部のお客様仕様に基づく製品を除きます
※2 DEHP, BBP, DBP, DIBP
さらにそれらを継続し保証する仕組みとして、2004年に「環境製品品質マネジメントシステム」(EPQMS)を導入し、現在は、品質マネジメントシステム(QMS)の中で運用しています。サプライチェーンの川中に位置する部品メーカーとして、「買う」「創る」「売る」の各段階で予防と管理を徹底する仕組みとなっています。
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