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ノイズ抑制シート:高周波向け難燃性ノイズ抑制シートの開発、量産
(TDK-EPC株式会社)

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10MHzから3GHzまでの高周波帯域におけるノイズの減衰が可能

ノイズ抑制シート:高周波向け難燃性ノイズ抑制シートの開発、量産

2010年9月16日

TDK株式会社のグループ会社であるTDK-EPC(社長:上釜健宏)は、各種電子機器におけるICやフレキシブルプリント基板等から放射されるノイズの減衰に優れた効果を発揮する新しい磁性シート「IRJH3」を開発し、本年10月から量産を開始する予定です。

本磁性シートは、当社が得意とする材料技術を生かし、独自の軟磁性材料とポリマー材料を複合化させ、粉体の組成や形状を工夫した磁性粉を使用して開発しました。10MHzから3GHzまでの高周波帯域におけるノイズの減衰が可能であり、かつ電子機器に必要とされる難燃性に関しては、米国規格であるUL94V-0の認証を取得しています。

小型・高機能化が進む各種電子機器は、高周波ノイズの発生が顕著となっており、本磁性シートは近年ニーズが高まっている500MHzから2GHzまでの高周波帯域のノイズ抑制に効果を発揮します。

主に携帯電話をはじめとするモバイル電子機器や、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等、民生機器のノイズ対策用として最適です。

用語集
軟磁性材料: 保磁力が小さく透磁率が大きい磁性材料。
UL94V-0: 米国のUnderwriters Laboratories Inc. が定めた難燃性指標「UL-94」の規格の一つ。
主な用途
  • 携帯電話をはじめとするモバイル電子機器や、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等、民生機器におけるノイズ対策
主な機能と主な利点
  • 高周波帯域で優れたノイズ抑制効果を発揮し、かつ難燃性(UL94V-0)もクリアした複合磁性シート
  • RoHS指令対応品
主要データ
製品名 IRJH3
推奨周波数帯 10MHz 〜 3GHz
透磁率 [ f = 1MHz ] 120
使用温度範囲 [°C] -40 〜 +85
厚さ [mm] 0.1, 0.2, 0.3, 0.4, 0.5
標準サイズ [mm] 300×200
生産・販売計画
  • サンプル価格 : 3,000円/枚(シートサイズ:300 × 200 × 0.1mm)
  • 生産拠点   : 日本
  • 生産予定   : 50,000枚/月
  • 生産開始   : 2010年10月(予定)
TDK-EPC株式会社について

TDK-EPC株式会社(本社:東京)はTDKのグループ会社であり、TDKの基幹事業である電子部品部門と、ドイツのEPCOS社との統合で設立された電子部品の開発・製造・販売を担うリーディングカンパニーです。日本を始め、アジア、欧州、米国の各地域に事業の拠点があり、製品ブランドとしてTDKおよびEPCOS双方の製品を扱います。

主な営業品目は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等であり、 これらの幅広い製品群により、TDK-EPCは情報家電、通信機器、産業機器、車載機器等、 世界のあらゆる市場ニーズにお応えします。

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