世界で最初にフェライトを発明したのは日本人です。
金属でもないのに磁石にくっつく
高い電気抵抗をもつので、電子機器の省電力化に不可欠です。
金属は電気抵抗が小さいので、発熱による電力ロスが大きくなる。
セラミックスであるフェライトは、電気抵抗が大きいので、発熱ロスが少ないのが特長。
素材を知り尽くしているからこそ、
素材から部品まで、トータルなモノづくりができるのがTDKの強みです。
TDKのモノづくりの特徴
電子機器の進化のキーマテリアル磁性材料「フェライト」のパイオニア
磁性材料のパイオニアって、どういうこと?
世界で初めて、フェライトの工業化に成功した会社です。
1930年、東京工業大学電気化学科の加藤与五郎博士と武井武博士が、世界で初めてフェライトを発明。その工業化を目的に1935年に設立されたのがTDKなのです。 (当時は「東京電気化学工業株式会社」という会社名でした)
フェライトって、どんな特長があるの?
金属でもないのに磁石にくっつく
不思議なセラミックスです。
フェライトは、鉄と同じように、磁石にくっつく性質をもつ磁性体です。しかし、セトモノのように焼いてつくるセラミックスなので、金属とくらべて電気抵抗が大きく、電流をほとんど流しません。このため、高周波(周波数の高い交流)を加えても、金属磁性体とくらべて発熱による電力ロスが少ないという特長があり、トランスや各種コイルのコアとして、エレクトロニクス機器に広く用いられています。
磁性材料に強いと、どんなメリットがあるの?
素材を知り尽くしているからこそ、
その強みを活かしたモノづくりが可能になります。
フェライトは優れた特性をもつ電子素材ですが、それだけでは役に立ちません。素材としてのフェライトから、その特性を活かした電子部品まで、トータルなモノづくりができるのがTDKの強み。素材の特性を熟知したエンジニアが、部品づくりにも参加することで、より高性能な部品を、効率よく製造することができるのです。そして、それこそが他社から部材を調達している部品メーカーと比べて、大きなアドバンテージとなっているのです。