
TDKは、「創造によって文化、産業に貢献する」という社是のもと、2001年より「TDKオーケストラコンサート」と称して、世界の著名オーケストラの日本公演に協賛しております。
2015年12月7日、TDKは創立80周年を迎えます。これを記念し、2016年5月開催予定の「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演 指揮:サイモン・ラトル」へ特別協賛することに決定いたしました。当社のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演への協賛は、2005年の来日公演から連続して5回目になります。
アウトリーチミニコンサート
TDKは、若い世代の方々に一流の音楽に触れていただきたいとの思いのもと、2003年よりアウトリーチミニコンサート毎年実施しております。2016年5月10日(火)、本公演に先立ち、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の木管楽器奏者5名が千代田区立麹町中学校を訪問しました。同校体育館には全校生徒約330名と300名弱の保護者、関係者が集まり、在校生らの温かい歓迎ムードのなか、演奏会はスタートしました。
ダンツィ作曲の木管五重奏曲など4曲が、アンコールでは楽団員みずから五重奏用にアレンジした「荒城の月」などが演奏され、生徒たちは曲によってがらりと音色を変える木管楽器の演奏に聴き入っていました。アーティストへの質問コーナーでは、「どのくらい練習されていますか」や「楽器奏者を目指した年齢やきっかけを教えてください」などの生徒からの問いかけに、それぞれのメンバーが丁寧に答えてくれました。最後の合同演奏では、中学校の吹奏楽部と木管五重奏団の伴奏で「花は咲く」を全校生徒が歌い、生徒たちにとっても忘れ難い体験となりました。
- 演奏者 ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団
- 編成:フルート1名、オーボエ1名、クラリネット1名、ファゴット1名、ホルン1名
- ラトル氏の細部までこだわりを持った指示など、とても貴重なものを見ることができ、感無量でした。演奏も超一流で、素晴らしい豊かでメリハリのあるサウンドを生で聴くことができ、とても嬉しかったです。(大学生・男子)
- ベルリン・フィルのみなさんの音が素晴らしいのはもちろん、指揮者の要望に柔軟に対応し、より良い響きを作り上げていく姿勢に感銘を受け、大変勉強になりました。このような機会を頂き、ありがとうございます。(大学生・女子)
- 音のつくり方、呼吸感などコンサートでは見ることができないものを見ることができ感動しました。(大学生・女子)
- とても有意義な時間でした。学生のためにこのような機会があるのはとてもありがたく、楽しかったです。緊張感のあるゲネプロでとても素晴らしかったです。(大学生・男子)
- CDでしか聴いたことのないベルリン・フィルを生で聴くことができて幸せでした。またリハーサルならではの和やかなムードで団員さんのお茶目な瞬間も見られたり、曲作りの工程を拝見できたりと、本当によい機会でした。自分もヴァイオリンを学ぶ身として生かしてゆけたら良いなと思います。(大学生・女子)
公開リハーサル
5月13日(金)、音楽を学ぶ学生200名と東京横浜独逸学園の生徒約100名を招待し、リハーサルを見学できる社会貢献プログラムを実施しました。
公開リハーサル前には、「プレ・レクチャー」と称して、コンサート・ソムリエの朝岡聡氏を招き、楽曲の解説とリハーサルの見どころについてお話しいただきました。その後の公開リハーサルでは、首席指揮者兼芸術監督のサイモン・ラトル氏が楽団員とコミュニケーションを取りながら1つの音楽を完成させていく様子に、学生たちは真剣に見入っていました。
参加者の声
プレ・レクチャー 講師の紹介 |
![]() 横浜生まれ。慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社し、各種スポーツ中継のほか「ニュースステーション」等で活躍。1995年よりフリーとなってからはテレビ・ラジオ・CMのほか、クラシックコンサートの企画構成や司会でもコンサート・ソムリエとしてフィールドを広げている。とくに古楽とオペラではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部としても幅広く活躍中。 |
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本公演
公演概要
名称 | TDK 創立80周年スペシャル TDKオーケストラコンサート2016 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演 指揮:サイモン・ラトル |
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主催 | フジテレビジョン/サントリーホール |
特別協賛 | TDK株式会社 |
後援 | 産経新聞社 |
招聘・制作 | フジテレビジョン |
演奏 | ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽) サイモン・ラトル(指揮) イヴォナ・ソボトカ(ソプラノ)*5/15のみ エヴァ・フォーゲル(メゾ・ソプラノ)*5/15のみ クリスティアン・エルスナー(テノール)*5/15のみ ドミートリ・イワシェンコ(バス)*5/15のみ 新国立劇場合唱団(合唱)<合唱指揮:三澤洋史>*5/15のみ |
公演日・演目 |
※すべてサントリーホール(東京)での公演 |
公演に関する注意事項 | ※病気やその他都合により、出演者、曲目、曲順、内容が変更になる場合がございます。 ※開演時間に遅れますと、休憩まで指定された場所にてお待ちになるか、指定された場所でのお立ち見のご案内となります。また、5/15公演は休憩がございません。開演時間に遅れますと、途中入場ができない場合がございます。予めご了承ください。 ※未就学児童のご同伴やご入場、お子様を膝の上にお乗せになりながらのご鑑賞はご遠慮ください。 |
公演オフィシャルホームページ | http://www.fujitv.co.jp/events/berlin-phil/ |
公演に関するお問い合わせ | クラシック事務局 Tel:0570-012-666 <平日12:00~17:00/年末年始12/30(水)~1/3(日)休業> |
アーティストの紹介

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1882年5月1日創立。ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバドらが歴代指揮者を務める。2002年秋より、サイモン・ラトルが首席指揮者兼芸術監督に就任し、現在に至る。ドイツ・ベルリンの近代的なホール「フィルハーモニー」(1963年完成)を本拠地とする。1967年よりザルツブルク・イースター音楽祭、2013年からはバーデン=バーデン音楽祭を設立しオペラ公演も行う。また、若い才能ある楽器奏者のためのベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーなどの様々な教育プログラムやオーケストラ自身のレーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」(2014年)を立ち上げ、多くのCDやDVDを発売するなど幅広い活動をしている。サイモン・ラトルとは、2004年秋に初コンビでの来日公演を果たし、翌2005年、2008年、2011年、2013年と来日し、毎回好評を博す。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団としての来日公演は、今回の2016年公演で通算21回目となる。
![サイモン・ラトル [指揮]](http://www.tdk.com/tdkcorpdr/concert_2016/jp/img/photo_artist02.png)
サイモン・ラトル [指揮]
イギリス・リヴァプール生まれ。ロンドンの英国王立音楽院で学ぶ。1980年から98年まで、バーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問を務める。他にも、ウィーン・フィル、ボストン響、フィラデルフィア管など、欧米主要オケを指揮し、常に高い評価を得ている。2002年9月、ベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督に就任し、現在に至る。これまでに様々なレーベルに70作以上を録音し、国際的な賞を多数受賞。様々な芸術活動にも寄与し、1994年にイギリス女王よりナイト爵に叙される。2007年には、ベルリン・フィルと芸術団体初のユニセフ親善大使に任命され、さらに2009年に芸術活動及び教育プログラム"Zukunft@Bphil"(未来@ベルリン・フィル)を創設し、ドイツ政府より功労勲章大功労十字章を授与される。他にも、レジオン・ドヌール勲章(2010年)、メリット勲章(2014年)など、これまでの芸術的功績により多くの名誉に輝いている。ベルリン・フィル首席指揮者は2018年の契約満了をもって退任する。
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