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インダクタ:SMDパワーインダクタVLM13580-D1/DRの開発
(TDK-EPC株式会社)

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  • 当社従来品比で温度特性を向上させ、定格電流も増加
インダクタ:SMDパワーインダクタVLM13580-D1/DRの開発

2011年5月12日

TDK株式会社のグループ会社であるTDK-EPC株式会社(社長:上釜健宏)は、自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)向け電源回路のDC-DCコンバータにおけるチョークコイル用のSMDタイプのパワーインダクタVLM13580-D1/DRを開発し、2011年10月より量産開始いたします。

本製品は、自動車における過酷な使用環境に配慮し、当社従来品では使用温度範囲が-40℃から+125℃までであったものを、-40℃から+150℃までの広い温度範囲での使用を可能としました。また、低損失かつ直流重畳特性を改善したフェライトコアを使用し、一層の高効率化を図りました。定格電流についても、当社従来製品VLM10555T-2R5M8R0-2Hでは15A(Max)でしたが、今回の新製品では20A(Max)に定格電流がアップしました。インダクタンス毎に8シリーズ(D1:6品目、DR:2品目)取り揃えています。

主な用途
  • 自動車のエンジンコントロールユニットなどのDC/DCコンバータにおけるチョークコイル用
主な特長
  • 当社従来品比で最高使用温度が+25℃広がり、+150℃までの温度範囲での使用が可能。
  • 大電流かつ低抵抗
  • RoHS指令対応であり、鉛フリーはんだ実装に対応
主な特性
形状:13.0 x 13.5 x 8.5mm
製品名 インダクタンス
[uH]
直流抵抗
[m ohm] Max
定格電流
[A]
IDC 1 IDC 2
VLM13580T-R82M-D1 0.82±20% 2.0 36 12.6
VLM13580T-1R5M-D1 1.5±20% 2.5 26 11.7
VLM13580T-2R2M-D1 2.2±20% 3.9 20 10.5
VLM13580T-3R3M-D1 3.3±20% 4.5 18 8.4
VLM13580T-4R3M-D1 4.3±20% 7.5 15 6.5
VLM13580T-5R6M-D1 5.6±20% 8.5 13 5.9
VLM13580T-270M-DR 27±20% 44 5.4 2.7
VLM13580T-560M-DR 56±20% 101 3.6 1.8
  • IDC1:直流重畳特性において、インダクタンスが初期値より30%低下する電流値(Typical値)
  • IDC2:直流電流を流した際に、コイルが20degC上昇する電流値(Typical値)
生産・販売計画
  • サンプル価格 : 100円/個
  • 生産拠点   : 中国地区
  • 生産予定   : 10万個/月(当初)
  • 生産開始   : 2011年10月予定
TDK-EPC株式会社について

TDK-EPC株式会社(本社:東京)はTDKのグループ会社であり、TDKの基幹事業である電子部品部門と、ドイツのEPCOS社との統合で設立された電子部品の開発・製造・販売を担うリーディングカンパニーです。日本を始め、アジア、欧州、米国の各地域に事業の拠点があり、製品ブランドとしてTDKおよびEPCOS双方の製品を扱います。

主な営業品目は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等であり、 これらの幅広い製品群により、TDK-EPCは情報家電、通信機器、産業機器、車載機器等、 世界のあらゆる市場ニーズにお応えします。

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