TDKとGoodyear、インテリジェントタイヤ技術の開発で連携
- 両社はタイヤおよび自動車に使用するセンサと関連技術の開発で連携
2024年1月9日
TDK株式会社(社長:齋藤 昇)とThe Goodyear Tire & Rubber Company (以下“Goodyear”)は、タイヤおよび自動車向けの統合型インテリジェントハードウェア&ソフトウェアの開発と普及を加速するために、次世代のタイヤソリューションの開発に向けて連携します。
両社は、ソフトウェア、センサ、および電子部品に関するTDKの技術力と、タイヤ開発、インテリジェントソリューション、および業界の動向に関するGoodyearのノウハウを組み合わせることにより、高性能なタイヤセンシングシステムの市場投入を目指します。
TDKの米国本社ジェネラルマネージャー、技術・知財本部の副本部長であるJim Tranは次のように述べています。「自動車業界の技術革新が進む中、路面からタイヤ、タイヤから車体へのリアルタイムインテリジェンスデータのニーズは高まっています。今回の連携により、最高性能のセンサテクノロジーへのアクセスを容易にさせるでしょう。私たちは自動車市場の世界的リーダーであるGoodyearとのコラボレーションを楽しみにしています。」
両社は、自動車の性能、安全性、そして効率性を向上させる現実的な知見を得るための共同ソリューションに向けた市場調査と技術探求を進めています。
GoodyearのSenior Vice President, Global Operations and Chief Technology OfficerのChris Helsel氏は、次のように述べています。「TDKのような影響力のある企業と協力することは、インテリジェンス分野でさらなるイノベーションを起こすために不可欠です。TDKのセンサとエレクトロニクスにおける技術力や豊富な実績により、タイヤの実用性に更なる付加価値を提供できることを期待しています。私たちは、自動車そのものがよりスマートかつ安全で、持続可能なモビリティの未来を目指しています。このコラボレーションは、こうした目標を達成する上で重要な役割を果たすと考えています。」
TDKとGoodyearは、2024年1月9日~12日にラスベガスで開催されるCESにおいて、最新の技術とシステムソリューションをご紹介します(TDK - Central Hall (LVCC) Booth 20521, Goodyear – West Hall (LVCC) Booth 4917)。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2023年3月期の売上は約2兆1,800億円、従業員総数は全世界で約103,000人です。
Goodyear Tire & Rubber Companyについて
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤ会社です。従業員数は約7万4000人で、世界23か国、57の生産拠点を展開しています。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2か所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発しています。グッドイヤーと製品の詳細情報は、www.goodyear.com/corporate. をご覧ください
ダウンロード
報道関係者の問い合わせ先
担当者 | 所属 | 電話番号 | Email Address |
---|---|---|---|
大須賀 | TDK株式会社 広報グループ |
+81 3 6778-1055 | TDK.PR@tdk.com |