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CEATEC AWARD 2022、グランプリ受賞について

2022年10月18日

TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、CEATEC AWARD 2022において、この度当社のi3 Micro Moduleが「スマート×インダストリ部門賞 グランプリ」となりましたことをお知らせします。

CEATEC AWARD 2022は、本年で12回目を迎え、CEATEC 2022に展示される技術・製品・サービス等の中から、出展者が事前に応募した出展品・案件について、「CEATEC AWARD 2022 審査委員会」が学術的・技術的観点、市場性や将来性、イノベーション性が高く優れていると評価できるものを審査・選考し、表彰するものです。
今回受賞しました当社のi3 Micro Moduleは、世界で初めてエッジAIを搭載したワイヤレスメッシュセンサモジュールで、様々な設備の予知保全に貢献します。i3 Micro Module は小型で手軽に使える自律型センシングソリューションです。産業用グレードの加速度センサ等を採用し、対象設備への取り付けが容易な小型形状であり、ワイヤレスで予知保全を行うとともに、それぞれのモジュールが自動で連携することによりワイヤレスネットワークを形成し、広範囲をカバーできる信頼性の高いシステムを実現しています。加えて、それぞれのモジュールはエッジAIを搭載しており、状態検知に必要な情報のみを送信できることから、低消費電力化や長寿命化という特長があります。エッジAIによりモジュール内部でデータ処理と状態判定を完結できるため、データの秘匿性確保にも繋がります。i3 Micro Moduleは、AIとIOTを統合した予知保全を実現し、状態の見える化による品質の向上、設備停止のダウンタイム抑制による生産性の向上、設計寿命の延命によるコストの低減を提供可能です。
今回の受賞においては、産業用レベルのセンサによる高品質性、センサの追加や削除も簡単であることなど、予知保全の実現と汎用性や市場性等が高く評価されました。

当社はDX(デジタルトランスフォーメーション)とEX(エネルギートランスフォーメーション)という2つの大きな潮流において当社の成長の機会を広げ、企業価値の向上につなげていくことを目指しています。
今後も価値ある技術の創造と製品の提供を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

受賞製品と受賞内容について

  • 受賞製品:i3 Micro Module
  • 受賞内容:スマート×インダストリ部門賞 グランプリ

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2022年3月期の売上は約1兆9,000億円で、従業員総数は全世界で約117,000人です。

報道関係者の問い合わせ先

担当者 所属 電話番号 Email Address
伊藤 TDK株式会社
広報グループ
+81 3 6778-1055 TDK.PR@tdk.com