
TDK ORCHESTRA CONCERT 2022

TDKオーケストラコンサート2022
サー・サイモン・ラトル指揮
ロンドン交響楽団

音楽を通じて未来を切り開こうとする若い方々のために
~TDKの社会貢献活動~
TDKは、「創造によって文化、産業に貢献する」という社是のもと、「TDKオーケストラコンサート」と称して、2001年より世界の著名オーケストラの日本公演に協賛しています。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて3年ぶりの開催となった本年は、「サー・サイモン・ラトル指揮 ロンドン交響楽団」の公演に協賛しました。
また、協賛に際し、音楽を学ぶ若い方々のための社会貢献活動として、「公開リハーサルおよび本公演への招待」や、プロの演奏家と直接対話する「TDK RISING STARS LECTURE」 、演奏家が学校へ出張する「TDKアウトリーチミニコンサート」など、さまざまなプログラムを開催しました。
これらのプログラムはTDKのコミュニケーションメッセージである「Attracting Tomorrowと重ね合わせ、新しい未来を切り開こうとする若い方々に一流の音楽や演奏家に触れていただく機会を提供するTDK独自の社会貢献活動です。
本番前のリハーサルに学生230名を招待
公演前のリハーサルは、指揮者とオーケストラのメンバーが楽曲の表現を最終確認する貴重な機会です。10月6日(木)にサントリーホールで開催されたロンドン交響楽団来日公演の公開リハーサルに、音楽を学ぶ230名の学生を招待しました。また、公開リハーサル前には作曲家として活躍する東京藝術大学客員教授の千住 明氏 によるプレ・レクチャーが行われ、リハーサルの見どころについて解説されました。
公開リハーサルでは、指揮者・音楽監督であるサー・サイモン・ラトル氏が楽団員とコミュニケーションを取りながら1つの音楽を完成させていく様子に、学生たちは真剣に見入っていました。さらに、本公演では、招待された学生が世界屈指の演奏に聴き入る感動の表情がとても印象的でした。
プログラム終了後のアンケートでは、「(プレ・レクチャーについて)作曲家目線でのお話が聞けて、視野が広がった。」「リハーサルの進め方やサウンド感などとても参考になった。」「プロの吹き方や響きを実際に聴けて、モチベーションが上がりました。」など多くの喜びの声が寄せられました。
公開リハーサルと千住 明氏によるプレ・レクチャーの様子
銀座中学校でロンドン交響楽団のメンバーによるミニコンサートを開催
10月4日(火)、東京都中央区立銀座中学校にて「TDKアウトリーチミニコンサート」を開催しました。首席奏者をはじめとするロンドン交響楽団のスタープレイヤーたちが、この日のために金管五重奏のアンサンブルを結成しました。生徒全員が世界一流の響きを体験するとともに、楽団員との交流を深めました。
ロンドン交響楽団のメンバーが東京都中央区立銀座中学校を訪れました。
本公演の概要
開催日時 | 10月5日(水) 19時開演 |
場所 | サントリーホール 大ホール |
演目 | シベリウス:交響詩『大洋の女神』 op. 73 シベリウス:交響詩『タピオラ』 op. 112 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(B-G. コールス校訂版) |
主催 | KAJIMOTO/フジテレビジョン |
特別協賛 | TDK株式会社 |
後援 | ブリティッシュ・カウンシル |
協力 | 株式会社キングインターナショナル |
開催日時 | 10月6日(木) 19時開演 |
場所 | サントリーホール 大ホール |
演目 | ベルリオーズ:序曲『海賊』 op. 21 武満徹:ファンタズマ/カントスⅡ ラヴェル:ラ・ヴァルス シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op. 105 バルトーク:バレエ『中国の不思議な役人』組曲 |
主催 | KAJIMOTO/フジテレビジョン |
特別協賛 | TDK株式会社 |
後援 | ブリティッシュ・カウンシル |
協力 | 株式会社キングインターナショナル |
アーティストの紹介

サー・サイモン・ラトル (指揮)
Sir Simon Rattle, Conductor
英国リヴァプール出身。バーミンガム市響を率いたあと、2002~18年にはベルリン・フィルの芸術監督として活躍。2017年からロンドン響の音楽監督となり、23年からは名誉指揮者となる。また同年からバイエルン放送響の首席指揮者に就任予定。
現在に至るまで一貫してクリエイティヴな活動を続け、70以上の録音は高い評価を得、また教育プログラムの推進など新しい分野も開拓し、数多くの賞を受賞している。個人としても名誉ある賞をいくつも授与されており、1994年にはナイトの称号を与えられた。
客演も多く、ウィーン・フィル、シュターツカペレ・ベルリン、ボストン響、フィラデルフィア管をはじめ、世界各地の主要楽団と長年にわたる強い信頼関係を築いている。オペラの指揮でも、近年ではMETでの《ばらの騎士》、ベルリン国立歌劇場でのヤナーチェク《マクロプロス事件》、エクサンプロヴァンス音楽祭での《トリスタンとイゾルデ》など、注目すべき成果を残している。
ロンドン交響楽団
London Symphony Orchestra
ロンドン響(LSO)は1904年創設。「多くの人々に素晴らしい音楽を届けたい」という起業家精神のもと、楽団員により運営される。英国最高にして世界屈指のオーケストラとして伝統のサウンドをもち、各時代の一級の演奏家と名演を繰り広げている。現在は音楽監督サー・サイモン・ラトル、首席客演指揮者にジャナンドレア・ノセダとフランソワ=グザヴィエ・.ロト、桂冠指揮者マイケル・ティルソン・トーマスを中心に結束して活動を行っている。2021年3月には、アントニオ・パッパーノが2024年9月から首席指揮者に就任することが発表された。
年間60回を超えるコンサートを行い、世界の音楽都市も定期的に訪れる。またライブストリーミングやオンデマンドによるインターネット配信も視野に入れた公演企画や放送提携を通して、世界各地の聴衆とふれあっている。
自主レーベル「LSOライヴ」は大成功で、教育、メディアにも深く関わる。「スターウォーズ」などの映画音楽でも有名である。

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