TDKについて | 知的財産令和7年度東北地方発明表彰「山形県発明協会会長賞」
及び「発明奨励賞」受賞のお知らせ
TDK株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員CEO:齋藤 昇、以下「TDK」)は、この度、公益社団法人発明協会(所在地:東京都港区、会長:東原 敏昭)が主催する「令和7年度地方発明表彰」の「東北地方発明表彰」において、「端子金具の確実な取付けが可能なコイル部品」(特許第4904889号)が「山形県発明協会会長賞」を、「部品精度の確保可能な小型のコイル部品」(特許第5392181号)が「発明奨励賞」を受賞しましたのでお知らせ致します。
地方発明表彰は、1921年に始まった歴史ある表彰です。実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。応募されたものを審査し、技術的に優秀かつ、実施効果の高い技術やデザインを選出します。また、同表彰は発明の事業での実施を重視しており、応募対象となる発明等には、特許権、実用新案権又は意匠権として登録され実施されていることが求められています。
以下2件の発明が東北地方発明表彰を受賞しました。
(1) 「山形県発明協会会長賞」
・発明名称:端子金具の確実な取付けが可能なコイル部品(特許第4904889号)
・発明者:元TDK株式会社 鶴岡西工場勤務 日暮 和也
・発明の内容:電源回路用インダクタの市場では、小型化と高信頼性の両立が求められているところ、電源回路用で主流となっている金属系巻線インダクタは大電流、低抵抗化、直流重畳特性に優れている一方で、小型化に際し実装強度が低下し信頼性が低下することが課題でした。
本発明では、実装端子に端子金具を用いることで、製品を小型化した場合でも、端子金具がコアに確実に取り付けられるため、実装強度が低下せず、小型化と高信頼性を両立しています。
(2)「発明奨励賞」
・発明名称:部品精度の確保可能な小型のコイル部品(特許第5392181号)
・発明者:
TDK株式会社 マグネティクスB.Grp 生産技術部 巻線コイル生産技術課 課長 三浦 冬樹
TDK株式会社 総務本部 秋田・庄内総務部 安全環境施設課 二係 天野 大器
・発明の内容:ノートパソコンやスマートフォンに搭載されるインダクタには、高信頼性かつ低背の製品が求められているところ、本発明により、小型化および低背化を実現しました。
本発明では、一対のリード線を同一方向に引き出すことで、屈曲部分を設けるフォーミングが不要となるため、リード線の位置決めが容易になり、また、溶接部をコアの内側に設けることで、溶接部の形状バラツキによる製品寸法精度の悪化を抑え、部品精度を確保しています。
昨今、スマートフォンに代表される電子機器において薄型軽量化が求められており、搭載されるインダクタにも、高信頼性かつ低背の製品が求められています。このような要請に応じて研究を重ねた当社従業員の発明に地方発明表彰が授与されたことは、当社の誇りとするところです。
TDKは社是として「創造によって文化、産業に貢献する」ことを掲げております。新しい発明をなし、それを権利化してより優れた製品を事業として世に出すことは、広く産業に貢献することに繋がります。
今後とも「創造によって文化、産業に貢献する」との社是の下、優れた発明を生み出し、産業への貢献と高い成長を実現して参ります。
