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センサ
150℃対応ラグ端子付きNTC温度センサの開発、量産化

センサ 150℃対応ラグ端子付きNTC温度センサの開発、量産化

2012年9月20日

TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、TDK NTC温度センサNTC-GPシリーズ、ラグ端子付タイプを開発、2012年9月より量産を開始することを発表します。

近年、EV/PHEVの普及や太陽光発電の普及が本格化する中、それらの搭載される制御基板、電子部品等の高精度な温度管理は、性能・信頼性向上を図る上で、ますます重要になってきております。

本製品は、小型で高信頼性を有するエポキシディップタイプのNTCサーミスタと金属製のラグ端子を一体化したもので、ラグ端子を温度管理が必要とされる基板や実装部品に直接ネジ止めすることにより、正確な温度検知が可能となります。

さらに、低温から高温までの幅広い温度範囲でリニア出力特性を有する、新開発のNTCセラミック素体の採用と、部材の材質や形状を最適化することで、−40℃〜+150℃の範囲での高精度な温度検知が可能で、EV/PHEV用のDC-DCコンバータや太陽光発電用のDC-ACインバータの実装基板の温度検知はもとより、広範囲な分野での温度検知に対応可能です。 

主な用途
  • EV/PHEV用のDC-DCコンバータ等の基板/実装部品の温度検知
  • 太陽光発電用のDC-ACインバータ等の基板/実装部品の温度検知
主な特長と利点
  • −40℃〜+150℃まで温度検知が可能なラグ端子付きNTC温度センサ
  • 低温域から高温域までリニアな出力が得られる、新開発セラミック素体を採用
  • ラグ端子を基板や実装部品に直接ネジ止めすることで、正確な温度検知が可能
主な特性
品名 公称抵抗値
(25℃)
B定数
(25℃/85℃)
使用温度範囲
NTCGPシリーズ 50kΩ 3,950K −40℃〜+150℃
10kΩ
(リニア出力タイプ)
2,250K −40℃〜+150℃
生産・販売計画
  • サンプル価格 : 3,000円/個
  • 生産拠点:日本・中国
  • 生産予定:100万個/月(当初)
  • 生産開始:2012年9月
TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主な営業品目としては、各種受動部品をはじめ、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、電源、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス、FA関連機器等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。
2012年3月期の売上は約8,100億円で、従業員総数は全世界で約79,000人です。

TDK-EPC株式会社について

TDK-EPC株式会社(本社:東京)はTDKのグループ会社であり、TDKの基幹事業である電子部品部門と、ドイツのEPCOS社との統合で設立された電子部品の開発・製造・販売を担うリーディングカンパニーです。日本を始め、アジア、欧州、米国の各地域に事業の拠点があり、製品ブランドとしてTDKおよびEPCOS双方の製品を扱います。 主な営業品目は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等であり、これらの幅広い製品群により、TDK-EPCは情報家電、通信機器、産業機器、車載機器等、世界のあらゆる市場ニーズにお応えします。

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小西 TDK株式会社
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