TDK、アジア・パシフィック本社をインドに設立
- 2026年4月1日付でアジア・パシフィック本社を設立
- アジア・パシフィック本社はインドに新たに設立する「TDK Asia‑Pacific Pvt. Ltd.」と、既に拠点を構える「TDK Singapore Pte. Ltd.」の二拠点体制で運営
TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、アジア太平洋地域をカバーするアジア・パシフィック本社をインドのバンガロールに設立します。アジア・パシフィック本社は日本、欧州、米州、中国に次ぐ当社の5つ目の地域本社となります。インドに新たに設立する「TDK Asia‑Pacific Pvt. Ltd.」は「TDK Singapore Pte. Ltd.」とともに、インド、東南アジア、オセアニアにまたがる20社以上のグループ会社を統括し、当社の約10万人の従業員のうち約17%に相当する人員を担います。2026年4月1日付で、アジア・パシフィック本社の運営をインドとシンガポールの二拠点体制で開始し、両都市は世界有数の経済圏の中心地として、TDK Transformationの実現に貢献します。
アジア・パシフィック地域はこれからの成長が期待される市場です。世界人口の約40%が暮らすこの地域は、IMFの予測によれば2025年度に4.5%の成長が見込まれており、世界全体の増加分の約60%を占めるとされています。世界全体の成長率が3.2%にとどまる見通しの中、インドは2025年度(IMF予測)には6.6%のGDP成長率を達成し、3年連続で世界で最も成長の速い主要経済国となり、世界第4位の経済大国となりました。 当社はインドにおいて数十年にわたり、主に電子部品ビジネスカンパニーとエナジーソリューションズビジネスカンパニーおよびその子会社を通じてインドで事業を展開してきました。生産拠点は西ベンガル州、マハラシュトラ州、ハリヤナ州にあります。現在、インドでは5,000人以上のチームメンバーが従事しています。
「アジア・パシフィック本社の設立により、単に事業拡大を図るだけでなく、未来への基盤を強化していきます」とTDK アジア・パシフィック本社のゼネラルマネージャーであるヴァイディアナータン・ラマサルマは述べています。「この地域は、技術・人財・市場において非常に大きな可能性を秘めています。私たちの使命は、その可能性を協力的かつ戦略的に引き出すことです。」
成長とガバナンスの両方が求められる地域において、二拠点体制は、それらの両方を適切にバランスさせることができます。バンガロールは、世界有数のエンジニアリングと基礎研究の人財エコシステムを持つインドのテクノロジーの中心地であり、当社がビジネスやオペレーションを最適化するだけでなく、新たな領域を構築するための成長戦略の基盤となります。アジア・パシフィック本社は、新興技術分野への投資を行います。インドのフルーガル・エンジニアリングの伝統と、拡大する世界市場での有利な収益性を活かすためです。シンガポールはガバナンス・コンプライアンス・サプライチェーンを担い、複雑さを持つ地域での信頼できる中立的な拠点となります。両都市は戦略的な二極を形成し、シンガポールは地域運営の細部に注力し、バンガロールは将来の可能性を見据えます。
アジア・パシフィック本社は、地域全体で市場インテリジェンス・政府との連携・サプライチェーンのレジリエンスを強化するとともに、オペレーションの効率化、人財のスキル向上、規律あるプロセスガバナンスを推進します。これらは事業の成長を推進するために不可欠な取り組みです。特にアジア・パシフィック本社は、当社のグローバルR&Dネットワーク構築において重要な役割を果たします。インドの科学分野における人財、基礎研究への意欲、そして深い知見を現実の制約に応用する独自の能力は、当社のグローバルR&Dのビジョンにとって欠かすことのできない要素です。加えて、インド政府の外国直接投資(FDI)誘致に対する強い意志と積極的な受け入れ姿勢、事業環境の改善、野心的な国家的技術政策は、当社にとって稀有な好条件を生み出しています。
過去2年間においても、アジア・パシフィック本社の設立前から様々な取り組みを進めてきました。今後の成功のために必要なステークホルダーとの関係構築、制度的な信頼関係の確立、そして業務の基盤作りです。発足間もないアジア・パシフィック本社のチームは、インドで学術界・政府・産業界とのパートナーシップを築き、長期的なコミットメントである信頼の土台を構築してきました。
このアジア・パシフィック本社を通じて、当社はインドおよびアジア太平洋地域から、社会の変革への貢献を強化していくとともに、TDK自身の変革も加速させていきます。
報道関係者の問い合わせ先
伊藤
TDK株式会社 広報グループ
+81 3 6778-1055
TDK.PR@tdk.com
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TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、エレクトロニクス業界のグローバルテクノロジー企業であり、イノベーションリーダーを目指しています。 ブランドアイデンティティの新しいタグライン「In Everything, Better」のもと、TDKは生活、産業、社会のあらゆる側面でより良い未来の実現を目指しています。90年にわたり、「創造によって文化、産業に貢献する」という社是に基づき、TDKは電子機器の中から世界の発展に貢献してきました。先駆的なフェライトや時代を象徴するカセットテープにはじまり、最先端の受動部品、センサ、バッテリーによってデジタル時代でつながる世界を支え、サステナブルな未来への道を切り拓いています。TDKのベンチャースピリットによって融合することにより、世界中の情熱的なチームメンバーが、私たち自身、お客様、パートナー、そして世界のためにより良いものを追求しています。TDKの最先端技術は、産業用途、エネルギーシステム、電気自動車からスマートフォンやゲーム機まで、あらゆるものに活用され、現代生活の中心にあります。
TDKの多様で最先端の製品ポートフォリオには、受動部品、センサおよびセンサシステム、電源、リチウムイオン電池や全固体電池、磁気ヘッド、AIおよびソフトウェアソリューションなどがあり、その多くが市場をリードしています。製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambda、TDK SensEI、ATLがあります。現在、TDKはAIエコシステムを重要な市場と位置付け、自動車、ICT、産業機器分野におけるグローバルネットワークを活用し、幅広い分野で事業を拡大しています。2025年3月期の売上は約2兆2,050億円、従業員総数は全世界で約105,000人です。
