お知らせ

有森裕子さんによる社内向け講演会を開催

2024年1月24日

女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんによる社内向け講演会が12月18日(月)、TDK日本橋本社で開かれました。

この講演会は、今年8月の世界陸上ブダペスト大会で齋藤社長が有森さんとお会いしたことがきっかけで実現。講演会の直前、齋藤社長は「有森さんからいただいた前向きな気持ちを皆さんにも共有できたら」とあいさつしました。

有森さんは、両足股関節脱臼の状態で生まれたこと、高校時代は駅伝大会で3年連続補欠だったこと、それでも恩師の言葉で走ることを諦めなかったことなどを話し、「性別や立場に関係なく、自分に望むものがあるなら、やはり諦めないことは大事」「人間は何でもできるし、何でも変えていける」と強調しました。

また、応援のもつ力についても触れました。「応援された瞬間、その人は自分の存在意義を感じて頑張れる。生き返るんです。応援した人もその姿を見て元気になれる」。その上で、「もし今疲れているという方がいれば、2025年の世界陸上東京大会に来てほしい。必死になって頑張っているアスリートを、必死に応援していただきたい。そんな皆さんを元気にしたいなと思っています」と話しました。

次回2025年の世界陸上東京大会の開催日程は9月13日(土)~21日(日)の9日間と決まりました。日本で世界陸上が開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪に続いて3回目。TDKは1983年の第1回大会から世界陸上をサポートしてきた唯一のスポンサーとして東京大会も盛り上げてまいります。

 

世界陸上ブタペスト大会にて斎藤社長と

 

講演会の様子

 

有森裕子さんプロフィール

1966年岡山県生まれ。就実高校、日本体育大学を卒業して、リクルート入社。バルセロナオリンピックで銀メダル、アトランタオリンピックで銅メダルを獲得。98年NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」を設立、代表理事に就任。2007年に現役引退後は幅広い分野で活躍し、国際オリンピック委員会(IOC)Olympism365委員会委員、ワールドアスレティックス(WA)カウンシルメンバー、日本陸上競技連盟 副会長、大学スポーツ協会(UNIVAS)副会長、スペシャルオリンピックス日本ユニファイドスポーツ®アンバサダー等を務めている。他これまで、国際陸連(IAAF)女性委員会委員、国連人口基金 親善大使、等の要職歴任。
2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞。同12月、カンボジア王国ノロドム・シハモニ国王陛下より、ロイヤル・モニサラポン勲章大十字を受章。