サステナビリティ | ガバナンス | 責任ある鉱物調達責任ある鉱物調達ポリシー

本ポリシーは、TDKグループのすべての組織に適用し、鉱物調達に関して責任あるサプライチェーンを確立するというTDKグループの目的に資するものです。

TDKグループは、TDK企業倫理綱領にある価値観を反映し、紛争、深刻な人権侵害または環境汚染への加担を抑制するため、紛争地域及び高リスク地域原産の鉱物に関し、持続可能かつ責任ある鉱物調達を目指します。

TDKグループは責任あるサプライチェーンオペレーションのためにこのポリシーを採択します。

  • TDKグループは、紛争地域および高リスク地域からの鉱物に関し、責任あるサプライチェーンを目指し、デューディリジェンスが必要であることを認識しており、持続可能かつ責任ある鉱物だけがサプライチェーンで使われることとなるよう商業上合理的な範囲で最大限の努力をします。
  • この目的を達成するために、TDKグループは鉱物調達のデューディリジェンスプログラムを導入します。TDKグループは、サプライヤーが鉱物を含むすべての情報を責任をもって明らかにすることを期待します。
  • TDKグループは、サプライヤーが有する紛争地域および高リスク地域からの鉱物に関するサプライチェーンについて合理的なデューディリジェンスを実施するために、サプライヤーに対してTDKグループの要請を伝達します。TDKグループは、サプライヤーとの商業上の契約書、書面の合意書、あるいはサプライヤーの評価書の中において、適用されかつモニターも可能な状態で、サプライチェーンに関するポリシーとデューディリジェンスのプロセスを盛り込みます。必要とみなされる場合には、サプライヤーの予告なしの拠点チェックの行使権限や書類へのアクセス権なども含みます。
  • TDKグループは、サプライヤーがTDKグループへ販売する製品や原料の中に紛争、深刻な人権侵害または環境汚染への加担が行われている鉱物が含まれないように、紛争地域および高リスク地域からの鉱物の原産を追跡するため、サプライチェーンの合理的な管理を行うことができるよう、サプライヤーと協働します。更に、TDKグループはサプライヤーが、TDKグループのサプライチェーンポリシーやデューディリジェンスのプロセスに従わない場合、まずは是正行動計画を通じて当該サプライヤーと共にこれらの遵守の取り組みを行います。TDKグループは、グループの基準を満たすための取り組みを怠るサプライヤーとは関わりません。
  • 鉱物の完全なトレーサビリティには時間と業界全体の努力、サプライチェーンの全ての段階における協力が必要とされます。これは、主として、金属の製造・販売方法が複雑であることや、多数の原産の異なる鉱石が混合されることに大きな要因があります(地理的・政治的な作用がより複雑化させています)。したがって、このような製品を追跡調査する際には十分な注意が必要です。これらの要因により、社会的に責任ある採掘を実現する際には、産業界規模での協力が最重要となります。TDKグループは責任ある鉱物調達を実施する利用可能な国際的枠組みに従うことを自らのサプライヤーに対して強く奨励していきます。
  • TDKグループは紛争地域および高リスク地域からの鉱物における責任あるサプライチェーンの実施を目的として掲げます。このように、TDKグループは、責任あるサプライヤーを支援することとなるシステムやプロセスを構築するために懸命に取り組んでまいります。

2013年4月1日 制定
2019年1月18日 改定(2版)