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EMC対策部品:低背型クランプフィルタの開発、量産化
(TDK-EPC株式会社)

  • 薄型TV用に低背化したクランプフィルタを開発
EMC対策部品:低背型クランプフィルタの開発、量産化

2012年2月16日

TDK株式会社のグループ会社であるTDK-EPC株式会社(社長:上釜 健宏)は、薄型TVの電源ラインやスピーカライン等のEMC対策用のノイズ除去フィルタとして、低背型のクランプフィルタZCAT-Dシリーズを開発し、2012年4月より量産を開始します。

TDKのクランプフィルタは、円筒形のフェライトコアを縦割りにし、樹脂ケースに一体化されてマウントしたオリジナルの構造となっています。フェライトコアは、TDK独自の材料技術によって開発し、優れた磁気特性と高周波吸収特性を有しています。しかしながら、従来の高さでは薄型TVの背面に収まらないため、今回、フェライトコアの焼成方法を工夫して、薄く加工しても特性を損なわない材料に仕上げました。

これにより、当社従来品比では30%程度の低背化が可能となりました。使用温度領域は-25〜+85℃です。

主な用途
  • 薄型TVの電源ライン、スピーカラインのノイズ除去用として
主な特長
  • フェライトコアの焼成方法を工夫し、当社従来品比で最大30%の低背化を実現
主な特性
製品名 インピーダンス
at 100MHz [ohm]
外形寸法
[mm]
ZCAT20D 210 35.0 x 30.0 x 20.0
ZCAT13D 150 34.0 x 20.0 x 13.0
ZCAT10D 95 27.0 x 14.5 x 10.0
生産・販売計画
  • サンプル価格 ZCAT10D:200円/個、ZCAT13D:270円/個、ZCAT20D:500円/個
  • 生産拠点:中国
  • 生産予定:10万個/月(当初)
  • 生産開始:2012年4月
TDK-EPC株式会社について

TDK-EPC株式会社(本社:東京)はTDKのグループ会社であり、TDKの基幹事業である電子部品部門と、ドイツのEPCOS社との統合で設立された電子部品の開発・製造・販売を担うリーディングカンパニーです。日本を始め、アジア、欧州、米国の各地域に事業の拠点があり、製品ブランドとしてTDKおよびEPCOS双方の製品を扱います。

主な営業品目は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等であり、 これらの幅広い製品群により、TDK-EPCは情報家電、通信機器、産業機器、車載機器等、 世界のあらゆる市場ニーズにお応えします。

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