ニュースセンター | プレスリリース
業界最小※、薄膜コモンモードフィルタ0605タイプを開発
プレスリリースに記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
業界最小、薄膜コモンモードフィルタ0605タイプを開発
2008年2月6日
TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、高速データ伝送ラインEMI*1対策用としては業界最小となる0605タイプの薄膜コモンモードフィルタを開発しました。
本フィルタは、サイズ0.65mm(L)×0.50mm(W)×0.30mm(T)で、現在クラス最小の当社従来品(TCM1005 1.00mm×0.50mm×0.42mm)と比較しても、体積で約1/2、実装面積も35%減と、大幅な小型化が可能となります。また、従来品からの低背化もクリアし、携帯電話や携帯型デジタル音楽プレーヤーをはじめとするモバイル型電子機器用には最適な使用環境を実現しています。
現在、電子機器の小型・高性能化の急進とともに、関連部品の小型化や実装の高密度化が強く求められています。また、高画質の画像や動画等の大容量データを高速信号化して取り扱う機能も増え、これらの様々なデータをやり取りする高速差動伝送ラインの信号品質に影響を与えないノイズ対策が急務となっています。
本フィルタは、このような市場要求に対応すべく、業界トップレベルの実績を有するTDKの薄膜磁気ヘッド技術(独自のファインパターン導体形成技術、成膜技術等)の応用により、大幅な小型化とともに優れた伝送特性を実現、高速差動伝送ラインの信号に影響を与えないノイズ抑制が可能です。
※2008年2月現在、TDK調べ。
-
用語解説
-
*1) EMI : Electromagnetic interferenceの略。
電磁波妨害を指し、EMI対策は、電子機器が自らノイズの発生源にならないための取り組みを表します。別に、ノイズにさらされても電子機器が影響を受けないためのEMS(Electromagnetic susceptibility:電磁波妨害感受)対策もあり、この二つを合わせたものが、EMC(Electromagnetic compatibility:電磁波適合性)対策となります。 -
主な用途
- 携帯電話、携帯型デジタル音楽プレーヤー等、モバイル型電子機器の高速データ伝送ラインEMI対策用
-
主な特長
-
- 超小型、薄型形状
0.65mm(L)×0.50mm(W)×0.30mm(T)の超小型、薄型形状を実現
- 超小型、薄型形状
-
主な特性
-
- 定格電圧 : 10Vdc
- 定格電流 : 50〜100mAdc
-
生産・販売計画
-
- サンプル価格 : 100円
- 生産拠点 : 国内
- 生産開始 : 2008年4月から
本件に関するお問い合わせ
広報部 Tel. (03) 6778-1055