国際計量分野の中国代表機関である中国計量科学研究院より電波暗室を受注
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電波暗室受注にあたり、北京で行われた中国計量科学研究院との契約調印式
2006年6月12日
TDK株式会社(社長:澤部 肇)は、中華人民共和国全地域の測定部門に関する標準を策定する第一級機関、中国計量科学研究院(National Institute of Metrology : 以下NIM)のEMCプロジェクトにおける10m法及び3m法電波暗室、その他の関連設備の受注をいたしました。建設地である北京市昌平区の新研究拠点において本年10月より着工、2007年8月の完成を目指します。
この契約調印式を関係者参集のもと、本日、北京市内にて執り行います。
TDKは電波暗室に関して、すでに800基以上を世界各国に納入しており、世界第一位の実績を収めております。中国においても民間企業を中心に、すでに北京、上海、深圳、ハルピンなど各地域に10m法をはじめとした電波暗室関連設備を34基納入しておりますが、特にこのたびのNIMへの納入は、TDKの技術力と実績が中国政府の認めるところとなり、採用に至ったという点において大変意義深いものとなります。
NIMは日本における経済産業省管轄の産業技術総合研究所に相当する国家機関として、中国政府の技術機構であり、中国各地域の測定部門の標準を担う機関であるという意味において、今回納入する本設備は中国国家の重要なスタンダードの一つとなり得ると期待されるものです。
TDKがこのたび受注した電波暗室は、NIMの研究機関にて産業機器、情報機器、家電、医療機器、自動車と、多岐にわたる分野でのEMC測定に使用される予定です。
TDKは、今回の電波暗室納入をきっかけに、TDKと中国との協力関係がより密なものとなることを願うとともに、中国の産業発展への貢献に努めてまいります。
契約設備概要
- 10m法 電波暗室
- 3m法 電波暗室
- 計測室
- シャーシ ダイナモメーター(自動車評価専用ターンテーブル)
- 自動車用測定設備
本件に関するお問い合わせ
広報部 Tel. (03) 6778-1055