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中国国内の民間企業でトップクラスの太陽光発電システムを導入

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TDKが中国長安地区の工場に導入した太陽光発電システム

TDKが中国長安地区の工場に導入した太陽光発電システム

2006年6月2日

TDK株式会社(社長:澤部 肇)は、HDD用ヘッドを製造する当社子会社の長安地区工場(中華人民共和国広東省東莞市長安鎮「コンラッド・ハイテック・パーク」内)において、地域貢献および環境保全活動の一環として太陽光発電システムを完成、6月2日より稼動を開始いたします。

この太陽光発電システムの発電量は、毎時165kW(定格)、年間で約164,000kWh、東莞市・広州市の広大な地域における、日系を含めた民間企業の太陽光発電システムのなかでは最大*1となり、また、中国全域においてもトップクラスの規模を誇ります。さらに、中国ではあまり例のない東莞市長安供電公司(長安地区の電力会社)との系統連系*2を実施します。

中国は、TDKの主力製品であるHDD用ヘッドをはじめ、各種電子部品の製造において重要な地域です。企業市民として地球環境や地域社会との共生を経営の重要課題であると考えるTDKは、かねてより中国における環境負荷軽減活動を精力的に実施してまいりました。この長安地区工場への太陽光発電システム導入も、こうした活動の一環として実現するものです。

TDKは社是に「創造によって文化、産業に貢献する」を掲げており、環境問題においても企業の社会的責任を積極的に果たすべく「TDK環境活動2015」を策定し、さまざまな事業や活動に取り組んでいます。2006年3月にはすでに甲府工場において山梨県下最大規模の太陽光発電システムを導入。今回の長安における太陽光発電システムも、年間約4万リットルの原油削減効果と、年間約30トンのCO2排出量削減効果をあげ、地球温暖化対策に貢献するものです。
またTDKは、排出物の発生抑制や部品・原料の再利用によって資源循環型企業をめざす「ゼロエミッション活動」を推進しており、日本国内に続いて中国の全生産拠点では2006年末に、全世界の生産拠点で2007年3月末にその活動の達成を計画しています。

今後もTDKは、「Love the Future」をスローガンに、未来を見据えた環境保全活動を通して、社会への貢献に努めてまいります。

太陽光発電システムの概要
・ 設置場所 中華人民共和国広東省東莞市長安鎮
コンラッド・ハイテック・パーク(Conrad Hi-Tech Park)
長安地区工場内 生産棟屋上
・ 設備概要 太陽光発電定格容量 165kW
太陽光発電パネル設置面積 縦40.0m×横54.0m
・ 年間発電量 約164,000kWh
・ 地球温暖化防止効果 年間CO2排出削減量 約30トン
*1 2006年6月2日現在、TDK調べによる。
*2 系統連系(けいとうれんけい)とは自家用発電設備を電力会社などの電気事業者の商用系統に接続して電力の供給を受けることを示します。ただし本システムで発電される電力は全て工場内で使用しますので、逆潮流(太陽光発電システムから電力会社への供給)は行いません。
本件に関するお問い合わせ

広報部 Tel. (03) 6778-1055