TDKの秋田・庄内地区4工場、再生可能エネルギー100%で操業開始
- サステナブルな社会と企業の成長の両立を実現
- 国内では計5工場が再生可能エネルギー由来の電力100%で操業
2022年3月18日
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、東北電力株式会社(取締役社長 社長執行役員:樋口 康二郎)が提供する「よりそう、再エネ電気」への加入を通じて、2022年4月より国内グループ会社の4工場において再生可能エネルギー由来のグリーン電力100%での操業を開始します。対象はTDK秋田株式会社(代表取締役社長:林 隆司)の「稲倉工場」(秋田県にかほ市)、「岩城工場」(秋田県由利本荘市)、TDK庄内株式会社(代表取締役社長:宮崎 美則)の「酒田工場」(山形県酒田市)、「鶴岡東工場」(山形県鶴岡市)です。
この結果、2021年7月から再生可能エネルギーを導入している産業機器用電源の製造拠点であるTDKラムダ(株)長岡テクニカルセンター(新潟県長岡市)を含め、TDKグループの国内工場では19工場のうち5工場が再生可能エネルギー由来の電力100%で操業することとなります。これら5工場等により、TDKグループの国内工場における総電力使用量の約9 %が再生可能エネルギー由来となる見込みです。
当社は、「環境ビジョン2035」において、自然の循環を乱さない環境負荷での操業を通じて、「Social Value(企業の社会的価値の向上)」と「すべての人々にとって持続可能で幸福な社会の実現」を目指すことを掲げており、2025年度までに全世界のTDKグループの全世界における総電力使用量に占める再生可能エネルギーの比率を50%以上とする目標へ取り組んでいます。今回の取り組みはその一環として、TDKのグループ会社の4工場で使用する電力を再生可能エネルギー由来の電力にし、そのCO2排出量をゼロにするものです。引き続き、国内外の製造拠点において再生可能エネルギーの更なる導入拡大を進めるべく活動を進めてまいります。
当社では今後とも社会の持続可能な発展の実現に向けて、生産活動に伴うCO2排出量削減や取水・排水量および排出物の削減等、あらゆる事業活動の中で地球環境への負荷を最大限削減するための活動を実行します。これらの活動を通じてTDKグループのサステナビリティビジョンである”テクノロジーですべての人を幸福に”の実現に向け鋭意取り組んでまいります。
(補足)再生可能エネルギーを導入する4工場
工場名 | 所在地 | 主な製品 |
---|---|---|
TDK秋田(株) 稲倉工場 |
秋田県にかほ市 | フェライトコア |
TDK秋田(株) 岩城工場 |
秋田県由利本荘市 | 電子部品のめっき加工等 |
TDK庄内(株) 酒田工場 |
山形県酒田市 | インダクタ製品 |
TDK庄内(株) 鶴岡東工場 |
山形県鶴岡市 | 薄膜電源コイル |
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2021年3月期の売上は約1兆4790億円で、従業員総数は全世界で約129,000人です。
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大須賀 | TDK株式会社 広報グループ |
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