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コーポレートベンチャー新会社「TDK Ventures Inc.」 設立のお知らせ

  • TDK Venturesは、TDKの成長戦略強化のため、持続可能な未来へ向けた「デジタルトランスフォーメーション」と「エネルギートランスフォーメーション」に関連する世界の革新的なベンチャー企業への投資を行います

2019年7月1日

 

TDK株式会社(社長:石黒 成直、以下TDK)は、技術開発を加速し、成長戦略を強化するため、アーリーステージのベンチャー企業に投資を行うコーポレートベンチャーキャピタルの新会社「TDK Ventures Inc.」(以下、TDK Ventures)を設立しましたのでお知らせします。
TDK Venturesは、TDKの米国子会社の100%子会社として設立し、当面の投資規模は5,000万米ドルの予定です。

当社の85年にわたる磁性材料や電子材料の実績と経験に基づき、TDK Venturesは持続可能な未来への扉を開く基礎材料技術とソリューションを持ったベンチャー企業に投資を行う予定です。その分野は、磁気、MEMS、圧電体、誘電体、半導体、有機材料、ニューロエレクトロニクスといった技術を中心としますが、それらに留まりません。TDK Venturesは新たなアイデアや技術を見い出して資金を提供し、有望なベンチャー企業に対して当社がカバーする市場へのアクセスを可能にします。

投資先であるベンチャー企業は当社のスケールメリットの活用のほか、潜在的な顧客やチャネル、グローバルエコシステム、関連する業界市場に関する知識、オペレーションなどへのアクセスが可能になる一方、当社はベンチャー企業を通じて新技術の動向を早期に察知し、技術ロードマップを補強して新たな市場に進出することを狙います。

当社代表取締役社長の石黒成直は、次のように語っています。「TDK Venturesが実施するベンチャー企業への投資によって、当社に新たな力強い、変革的ビジネスの機会がもたらされるでしょう。TDK Venturesとともに、当社はこれからも市場を拡大し、将来に向けて持続的成長を成し遂げていきます」。

TDK Venturesのビジョンは、ヘルスケア、次世代輸送、ロボティクス、AR/MRやIoTなどの分野における「デジタルトランスフォーメーション」と「エネルギートランスフォーメーション」という大きな市場変革を取り込んで推進することにあります。当社はCVC活動に関連した経験や投資経験を持つ優秀な人材を採用し、世界中のベンチャー企業とコラボレーションする予定です。20年以上の業界経験を持つNicolas SauvageがTDK Venturesの社長を務めます。

TDK Venturesは、メガトレンドを生み出す基礎材料の開発と活用への投資という、我々の方針に合ったベンチャー企業とのパートナーシップを歓迎します。

お問い合わせ先: www.tdk-ventures.com or contact@tdk-ventures.com.

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。 主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、Chirp、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。2019年3月期の売上は約1兆3000億円で、従業員総数は全世界で約105,000人です。

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大須賀 TDK株式会社
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