展示会出展: CES 2018、TDKの出展製品のご案内について
- TDK株式会社は、TDKをはじめ各ブランドの製品を携え、センサソリューションの広範なポートフォリオを提供
- AR/VRヘッドセット、自動車、ドローン、ウェアラブルなど実際の用途で紹介
- 新たなInvenSenseの圧力センサは、ピエゾ抵抗型センサに代わるソリューションとして優れた性能を提供
2017年12月12日
TDK株式会社は、TDKならびにグループ会社(EPCOS、InvenSense、TDK-Micronas)にて、米国ネバダ州ラスベガスのラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)で1月9日から12日まで開催のCES 2018において、LVCCのサウスホール2、ブース番号30325にて出展し、業界唯一の革新的センサソリューションを展示します。
産業の枠を越えてセンサ技術の需要が高まる中、TDKはモバイル、ウェアラブル、AR/VR、自動車、IoT (Internet of Things)、ドローン、工業利用を用途とするセンサ、センサソリューション、プラットフォームを提供します。拡大するTDKのセンサポートフォリオは、温度、圧力、電流、磁場、ならびにポジション、角度、加速度などのセンシングをカバーします。TDKのセンサは既存の製品ラインナップである電子部品(コンデンサ、インダクタ、フェライト、RF製品)およびモジュール、電源、磁気応用製品、フラッシュメモリアプリケーションなどにうまく補完するものです。
TDKは市場の現状、開発、設計関連事案、および動作、音、環境、状態などを検知する新たなセンサのラインナップについて、お客様に情報をご提供します。
主要製品:
InvenSenseの圧力センサ: InvenSenseの一連の新しいICP-101xx シリーズの気圧センサは、最小出力で超低ノイズを実現するMEMS技術に基づいており、業界トップレベルの相対精度、センサ処理能力、温度安定性を可能にします。5センチ未満の垂直変動を検知し、わずか1.3uAの消費で、ドローンのホバリング、動き、空気流測定の改善、常時接続の動作検知など、従来にはない新しい使用方法を可能にします。ICP-101XXシリーズは、誤差+/-1Paで圧力差異を計測し、階段1段分以下の垂直変動差の測定を可能にします。また、この他に展示されるInvenSenseのICM-20789 は、業界初の7軸の運動圧力センサ(3軸アクセル、3軸ジャイロ圧力)で、こちらはコンシューマー向けの家電、ドローン、IoT市場向けとなります。
TDKの TMR角度センサ:TAD2141 センサは、業界で最も高精度である±0.05度の角度誤差を達成し、耐用年数中は±0.2度の角度誤差を保証します。これは、従来型のレゾルバによる角度誤差検知法と比較し、小型かつ軽量化に大きく貢献します。今回、CESでは初めて、TAD2141はロボットアームを使ったデモンストレーションで実演され、産業機器向けの用途においてその有効性が展示されます。
EPCOSの自動車用センサ: 高性能で長時間安定の圧力検知センサは、100 mbarから40 barまでの圧力範囲向けに設計されたものです。ダイの寸法は0.65 mm x 0.65 mmから2 mm x 2 mmまで可能です。自動車市場では、オプションとして金の接着パッドを装着することで170度までの高温、高い耐食性、高い破裂圧力への対応が可能となります。
InvenSenseのモーションセンサおよびマイクロフォン: InvenSenseのMEMS 3/6/7/9軸のモーションセンサのポートフォリオは、高性能MEMSオーディオ用マイクロフォンもラインナップに入ります。新しいICM-40688の実演を含めて、InvenSenseの次世代型6軸MEMSは、3軸のジャイロスコープと3軸の加速度計を備えた一体型の慣性デバイスです。ICM-40688は、広範な動作領域、優れたノイズ特性、加速装置やジャイロスコープの温度安定性を有する他のモーションセンサよりはるかに優れた性能となっています。
Micronasのホールセンサ: ホールセンサ は、動磁場、静磁場のどちらでも検知が可能で、自動車用途において速度、位置、角度を決める上で理想的な役割を果たします。TDK-Micronasは、自動車市場や産業機器市場向けにすでに 40億個 以上のホールセンサを供給しています。
全固体電池(製品名:CeraCharge™) : 世界初の充電可能な固体SMD電池、TDKの CeraCharge™ は、液体ではない電解質を有し、MLCCのような積層セラミック技術に基づき製造され、温度特性に優れ、-20度から+80度までの幅広い温度領域に対応可能です。充放電サイクル数は、数十回から1,000回まで可能です。小型EIA 1812パッケージ(4.5 x 3.2 x 1.1 mm)で、定格電圧1.4Vで容量100µAhを提供します。
小型サイズのため、電池はIoTやモバイル通信端末のようなアプリケーションの電気回路に表面実装や表面はんだを施すことが可能となります。量産は2018年4月に予定されています。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、センサおよびセンサシステム、電源です。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。さらに、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等も提供しています。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。2017年3月期の売上は約1兆1800億円で、従業員総数は全世界で約100,000人です。
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大須賀 | TDK株式会社 広報グループ |
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