HDD用サスペンションメーカー買収の最終契約を締結
2015年11月2日
TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、米国のハードディスクドライブ(以下、HDD)ヘッド用サスペンションメーカーであるHutchinson Technology Incorporated(ハッチンソンテクノロジー、以下HTI社、本社:米国ミネソタ州)を買収する最終契約を2015年11月1日に締結しました。TDKは、HTI社の株式を米国子会社を通して100%取得し子会社化します。
HDDヘッド用サスペンションは、HDDヘッドの主要部品であり、HTI社は、HDDヘッド用サスペンションの部品 (マウントプレート、トレースジンバルサーキット、ステンレスエッチング部品)を製造し、それらをHDDヘッド用サスペンションに組み立てています。
この買収により、TDKのHDDサスペンション事業及びHDDヘッド事業全体を強化することを図ります。TDKはこの買収が更なるTDK製品の差別化、競争力拡大につながることを期待します。
HTI社株主による承認と関係当局の許可を経て、現在のところ2016年第1四半期中に買収を完了する見通しです。
本件に関する概要はhttp://www.global.tdk.com/news_center/press/files/pdf/20151102_en.pdfからご覧いただけます。
【HTI社の会社概要】
社名 | : | Hutchinson Technology Incorporated |
本社所在地 | : | Hutchinson, Minnesota, U.S.A.(ハッチンソン、ミネソタ、 USA) |
CEO&プレジデント | : | Richard J. Penn(リチャード J ペン) |
主な事業の内容 | : | HDD磁気ヘッド用サスペンション部品及びサスペンションの 設計、製造、販売 |
主な事業所 | : | 米国2拠点, タイ1拠点 |
従業員数 | : | 約2,400名 |
業績への影響
当該株式の取得による当社業績への影響は軽微であります。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主な製品としては、各種受動部品※(製品ブランドとしてはTDK、EPCOS)をはじめ、電源、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。
2015年3月期の売上は約1兆800億円で、従業員総数は全世界で約88,000人です。
※主な製品は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等です。
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丸川 | TDK株式会社 広報グループ |
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