Global
Challenge
現在、TDKグループは世界中の30以上の国や地域に、工場や研究所、営業所などの拠点を設置。その数は合計で約200カ所にのぼり、従業員は約10万7千人に達します。また、海外売上高比率 91.9%、海外生産比率 84.4％のグローバルカンパニーです。
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海外売上高比率（2020年3月期） -
海外生産比率（2020年3月期） -
海外従業員比率（2020年3月期）
研究開発も、グローバルに展開
当社は、地域によって異なる顧客ニーズに的確に応えるため、世界4極開発体制による研究開発活動を行っています。国内ではグローバルな研究開発の中核拠点であるテクニカルセンターを中心に、素材技術などの要素技術や受動部品、マグネットなどの開発を行う一方、米国、欧州、中国では、それぞれの地域で優位性を持つ製品の開発や、アプリケーションやシステムの開発に取り組んでいます。また、グループガバナンスの改革で新設した地域本社と、本社の技術・知財本部がグローバルに連携し、事業や子会社の枠組みを超えた研究開発を進めています。
グローバル規模でのM&A戦略
新たな技術の拡充を進めるため、グローバル規模でのM&Aにも積極的に取り組んできました。技術だけでなくグローバルレベルでの販売力、素材調達の情報力、そして世界の市場を席巻する圧倒的な優位性を築いています。
2005年
電源メーカー
産業用電源に強いデンセイ・ラムダ (Lambda) がもつ技術や販売力と、TDKの素材と素材技術からなる電源デバイスを融合することで、電源市場で圧倒的な優位性を築いています。
リチウム電池メーカー
リチウムポリマー電池を生産するAmperex Technology Ltd. (ATL) を買収することで、TDKは将来的に成長が見込めるエネルギー分野の”素材技術”を強化できました。
2006年
HDD磁気ヘッド用 サスペンションの設計・製造・販売
HDD用磁気ヘッドの主要部品であるサスペンションで技術的な強みを持つMagnecomp Precision Technology Public Co., Ltd. (MPT) を子会社化。サスペンションを内製化したことでHDD用磁気ヘッド事業の競争力を強化しています。
2008年
自動車部品、産業機器でトップクラスのプレゼンス
最大の成長市場であるアジアを中心に確固たる地位を築いてきたTDKと、自動車や産業機器の成長市場である欧州市場で高い地位を誇るEPCOSが統合し、事業・市場・製品の“幅と深さ”が広がりました。
2016年
ホールセンサのリーディングサプライヤ
Micronas Semiconductor Holding AGのもつ車載および産機向けセンサ技術・制御技術と、磁性に強みをもつTDKの磁気センサ事業を融合させ、センサ事業の成長戦略をさらに加速します。お互いの強みを生かした組み合わせで革新的な製品を開発し、TDKは磁気センサ業界を牽引していきます。
HDDサスペンションおよびカメラモジュール用アクチュエータメーカー
HDDサスペンションメーカーであるHutchinson Technology Incorporatedの買収により、TDKのHDDサスペンション事業およびHDDヘッド事業全体を強化するとともに、需要が拡大しているカメラモジュール用アクチュエータ事業を強化します。
MEMSセンサメーカー
高度なMEMS技術を持つTronics Microsystems SAの買収により、センサの製品ポートフォリオが拡がりました。TDKの最先端センサ技術のポートフォリオを拡大強化する戦略において、さらに重要な要素を備えました。
2017年
IC設計のトップカンパニー
ASICメーカーであるICsense NVを完全子会社化し、センサ・アクチュエータ事業をさらに強化します。センシングした値を読み取って信号処理するASICは、センサ製品には必要不可欠なプロセスであり、磁気センサのみならず、他のセンサ製品や非センサ製品等にも活用できます。
慣性センサのグローバルカンパニー
モーションセンサのプロバイダであるInvenSense. Inc. の買収により、loT、車載、ICT領域での新たなセンサソリューションを実現します。TDKが従前から保有する磁気センサ・温度センサ・圧力センサに、MicronasからInvenSenseまでの一連の買収によって得たセンサ事業が加わったことで、TDKは非光学式センサ市場をすべてカバーするメーカーになりました。
2018年
高性能超音波3Dセンサのパイオニア
TDKは高性能超音波3Dセンシングを手掛けるChirp Microsystems,Inc.の買収により、AR（Augmented Reality、拡張現実）やVR（Virtual Reality、仮想現実）向けの他、スマートフォンなどのICT、自動車、産業機械向けと様々なアプリケーションへの拡がりが期待されています。
パワー半導体開発のベンチャー
世界最小クラスのPOL（μPOL™）*のパワー半導体開発を行うFaraday Semi LLCの買収により、ICT・産業機器・車載機器におけるお客様のパワーデバイスの更なる小型化、高機能化、高効率化に貢献します。
＊μPOL™＝ASIC、FPGAなどのLSIの近傍に配置されるDC-DC コンバータのこと。(μPOL™はFaraday Semiの登録商標です)