透明導電性フィルムの
パフォーマンスを最大化させ、
活躍の場を広げていく

材料開発

材料系材料コース
2019年度入社 / 三隈川工場勤務

Taiki Noda ※2020年取材当時の内容です。

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REASON

大学では材料系について学び、磁性薄膜に関する研究を行っていました。試料作製から評価、加工と一通りの工程を経験することで、モノづくりのおもしろさを実感。学生時代の経験を活かしながら、材料から製品づくりまで携われる点に魅力を感じて、当社を選びました。私が所属していた研究室が当社と共同研究を行っていたほか、研究室の先輩が入社していたことも、TDKを志望したきっかけです。選考で印象に残っているのはグループ面接。多様性に対応できる人材かどうかを見極めていることが伝わってきました。

MY

WORK

入社以来、透明導電性フィルムの開発に携わっています。もともとは液晶パネルなどに使われていたものですが、近年は自動車のサンルーフやオフィスの窓などに貼られる、調光フィルムとしてのニーズが高まっています。私に与えられたテーマは、透明(高透過率)で導電性(低抵抗)の透明導電性フィルムの基本性能を最大限に引き出すと同時に、高い信頼が得られる製品を世に送り出すこと。入社2~3年目までは評価や実験に携わることが多かったのですが、4年目の今は新規案件の設計段階から自分が中心となって関わっています。

TDK

CHALLENGE

製品開発を進めていくうえで、原因不明の不具合に悩まされることが多々あります。透明導電性フィルムには問題がなくても、それを使ってお客さまサイドで製品の製造を行う工程でトラブルが発生することも。壁を乗り越えていくこと自体が、やりがいに直結しています。また、現在担当しているのは海外のお客さまの新規案件。日本のメーカーと違い、開発のスピード感の速さに驚いているところです。そんな状況下ですが、自分のアイデアや工夫を反映させた透明導電性フィルムの採用承認を目指して、今後も挑戦を続けていきます。

GOAL

私が勤務する大分県の三隈川工場は、もともと音楽テープやビデオテープの製造拠点でした。そこで培った技術力を活かし、現在は電子部品の製造過程で必要な剥離フィルムや、車やICT機器に使用される透明導電性フィルムなどを手がけています。ベースとなる技術を時代のニーズに応じて進化させ、新しいチャレンジを続ける社風こそが、当社の強みだと言えるでしょう。しかも、私が開発に携わっているのは、さまざまな用途に応用できる可能性を秘めた製品。大きなポテンシャルを秘めているので、挑戦意欲が刺激されます。

CAREER PATH
  • 1 年目

    大分の三隈川工場で、透明導電フィルムを開発する部署に配属。車載案件の立ち上げ直後ということもあり、品質課題の改善に向けて各種評価を行う日々を過ごしていました。

  • 4 年目

    海外メーカーの新規案件を担当することになりました。この案件では従来とは異なる評価が必要で、新たな評価方法を構築。この頃、初めて海外出張も経験しました。

  • 6 年目

    新規案件の立ち上げを担当しています。具体的な業務内容は、お客さまとの仕様協議やTDK内部の進捗管理など。プライベートでは、2025年1月に子どもが生まれました。

DAY SCHEDULE
  • 8:00

    出社して着替えをし、8時30から業務開始。メールチェックや作業の進捗確認など、デスクワークを行います。

  • 9:00

    実験室で小規模な実験をしたり、大型設備を用いて大掛かりな実験をしたりと、さまざまな実験を進めます。

  • 11:00

    実験で得られたデータを取りまとめ、説明する際に使用する資料を作成していきます。

  • 13:00

    開発メンバーの進捗状況を確認する報告会に参加するほか、外部や内部との打ち合わせを実施します。

  • 17:15

    定時には仕事を終え、着替えをして退社。その後は、自分の時間を楽しみます。

OFF-TIME

旅行が趣味なのですが、コロナ禍なので近場で九州の名所巡りを楽しんでいます。至るところに温泉があるので飽きません。また、最近ハマっているのはサウナ。月2~3回通って、汗を流してはスッキリしています。